「ぐ、ぐああああああああああああああああああああああ!!!!」
「く、くそ…!何が起こっているんだ!!」
現在サーギオス攻防戦。秋月 瞬との戦闘中、永遠神剣『求め』を砕かれ吸収されてしまった。
それにより瞬が、苦しみだし何がなんだかわからない悠人はただただ狼狽するだけだった。



「があああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」



そして、瞬を中心にまばゆい光が全てを白く染める。





「う…僕はいったい…」
「く!皆気をつけろ!!」
全てを白く染めていた光が収まり、瞬が意識を取り戻す。
それに気がついた、悠人達は身構える。








「あれ?悠人じゃないか、何しているんだい?…ここどこだろう…って、うわ!何だこの格好!?それにこの物騒なの何!??」




「………???」

あれぇ???

「何でこんな変なコスプレみたいな格好を…って、悠人も制服の上にマントみたいなものかけて…
後ろの皆さんもなんか格好が………」

????????

「…なぁ、皆……」
「…なんでしょうユート様」

はい、なんでしょう。





「あれは『秋月 瞬』だと、思うか?????」






その場にいた第三視点者、『作者』も含めて敵味方全員が首を横に振った。
「悠人さん!ご無事で…って、あれ???」
ちなみに原作で自力で来れそうなのに、なんで自力で来ないのかと聞くと、

「愛の力って言うロマンチックな力で登場したかった」

とかミーハーな事をほざきそうなストーカー巫女は流れが読めず困惑していた。



                       『世界革変のとき』



「で、時深…なんでこんなことになったのかとか、エトセトラetc.…全部ひっくるめて説明してくれ」
とりあえず、サーギオスを制圧した悠人ご一行は、言いたいことを全て一時封印し、
危険なのかどうなのかわからない『瞬 もどき』を無言で連れ、
何事も無くどころか、どこかのほほんとしたような、微妙に場の空気が悪い感じのような、
「私達…何と戦っていたんだっけ…」とわからなくなるような感じでラキオスまでもどり、
現在謁見の間にて、時深に対し質問を投げかけている最中なのだ。
「あー、私にもあまり…ただ…」
「ただ?」

「『世界』に取り込まれるはずだった秋月 瞬は抵抗し、それが『求め』を吸収したことによって力を増し、
いろいろな要因が混ざり合った結果…こうなったのかと…」

もう、素人にですら分かりきっていて、簡単すぎることを平然と述べる時深。
「いや、そんなことは分かりきってますから…てか分からないなら分からないって素直に言いなさい…」
頭の悪い悠人にですら、こんなセリフがはけるほどに。
「俺が聞きたいのはそういうことではなく、『瞬は結局なんなのさ?どうなったのさ?俺達の敵なのか?』ということでして…」
「ああ、何かという点に関しては、秋月 瞬はエターナルとなりました。ちなみにエターナルについてはサイトを参照してください。
あと、安全性に関しては大丈夫でしょう。ロウエターナルになるはずだったのに、なぜかカオスエターナルの反応しかありませんから」
もうなんか、説明するのが面倒だった!!
「そうか、そういうことなのか」
無理やり納得させないと、話が進まないのであった!!!
「あー、お話中、申し訳ありませんがー…」
蚊帳の外に置かれたレスティーナがさすがに痺れを切らし、無理やり話しに入ってくる。
「結局サーギオスは制圧できたのですか…???」
挙句の果てにはそんなことすら報告してないほど、皆が皆相当テンパっているのだった。





「ワー!!ワー!!ガロ・リキュア王国ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい!!!」
「ワー!!ワー!!エトランジェユートばんざーい、ばんざーい、ばんざーい!!!」
そして、いきなり大声援。
レスティーナは報告を受け次第、すぐに国民にこのことを発表。
ガロ・リキュア王国の建設に乗り出すと同時に、スピリットの開放宣言まで行った。
ちなみに…

ロウエターナルのテムリオン御一行さまについては、
秋月 瞬がエターナル化すると同時に『世界』にゲートの出口を開いてもらう予定だったので、
出口が見つからずゲート内をさまよっているところに、時深からの連絡を受けたカオスエターナル軍が奇襲。
あっさりと倒してしまった。
そして、その後『再生』を破壊したのだった…という設定…になってますっていうか、むしろ俺がした。
このことについて、F(ファンタズマゴリア破壊)計画担当責任者、法王テムオリンさんのコメント。

「納得いきませんわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

…まぁ、誰だって納得いくわけないわな。
「あなたのせいでしょう!!??」
HA〜hahahahaha〜
「笑ってごまかすんじゃないですわぁぁぁぁあああああぁぁぁぁ!!!!!!!」
…DASH!!!(ゲートくぐる)
「挙句の果てに逃げてんじゃないですわああああ!!!!!!!」
現在、ほとんどの世界を巻き込んで、大作者狩りが行われている模様…

ここで元F計画担当責任者および、T(ちょこ抹殺)計画責任担当者、法王テムオリンさんからのお知らせ。

「今、ロウエターナルはあなた方の力を必要としています!!!
報酬に糸目はつけませんわ!このTという男!!私達に生きたままつれてきていただきたいのです!!!死んでてもかまいません!!!
そのためには皆様のご協力が必要なのですわ!!できる限りのことはさせていただきます。
なにとぞ、なにとぞこのTを私の目の前につれてきてください!!つれてきていただけるのであれば…

イかせt……(妖艶な笑み&放送規制に引っかけちゃいました 」


なんか、いつまでも続けちゃいそうだから閑話休題。






主人公達放って置いて、別の話が進行しているみたいですが、また機会があれば…
「あー、悠人。さすがにそろそろ説明してもらえるとうれしいんだけど…」
瞬が困惑した様子で言う。
ここは第1詰め所。
ガロ・リキュア王国、建国宣言セレモニーの後、面倒なパーティ等を皆(スピリット隊+時深+レムリア?)で抜け出し、
細々とパーティをしていた。
しかし瞬が困惑しているのは当然だった。
だって、今の今まで説明をされていないのであった!
そう、サーギオス制圧からガロ・リキュア王国建国する今の今まで!!
何日放って置かれたのかはご想像にお任せしよう…
ちなみに…


「なぁ、レスティーナ…」
「何ですか、ユート」
時はさかのぼり、城の廊下をスニーキングミッション張りの静けさで
悠人、エスペリア、アセリア、オルファ、佳織、レスティーナが移動中。
ちなみに声は小声です。
「その格好………あのときの…」
レスティーナが城から抜け出すために着替えた服は…
「何、ユート君。今頃になって気がついたの?鈍いねぇ。皆気がついていたみたいだけど」
レムリアになるときの服だった。
レスティーナの言葉に皆が一様にうなずく。
ちなみに知らないはずの人間まで知っている理由は……最近妙に城下町に出現するヨアフル大好き少女と、
時々レスティーナの寝室の方から「ヨアフルゥ…ヨアフルゥゥゥゥゥ…!!!」とか何かのうめき声が聞こえる(情報源:佳織)という、
なんかめっちゃ怖い現象が重なったため、大体察しのいい人間なら気がついたのだ。
身体的特徴とか、声の質とかで…聞いて、見れば分かるようなことなのに、この朴念仁悠人は気づかなかったらしい。
「………………」
エスペリアは悠人の言葉に反応せず、ずっと何かを考えている。
「どうしたエスペリア?」
ちょっとうつむき加減でレムリアを見ているエスペリア。なんか目つきが怖い。
「いえ…ただ、いつもこの服があるおかげで、いつもいつもレスティーナ様を探さなきゃいけなくなるんですね。って思うと………
あ、頭痛が……」
しかも、微妙に神剣手が白くなるまで握り締めちゃってます。
「な、なぁ、レスティーナ…」
「何、ユート君」
ジゴロDNAを持つ悠人が次に発言する言葉はたいてい想像つくだろう。
しかし、このセリフが面倒なことを引き起こすのであった。





「外、出るのやめてやr「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!????」




「わ、馬鹿…!」
「何、ユート君は私に死ねって言うのね!?
あの甘くて、おいしくて、食べている最中天にも昇る気持ちになれるあのすばらしい食べ物を!!!
あのいくら食べても飽きずに食べ続けて、至福の時を何時までも続けられるあのすばらしい食べ物を!!!
私はヨアフルを食べないと死んでしまうって言っても過言じゃないのよ!?
それに私からヨアフルをとったら何が残るのよ!?
ただでさえこの美人ぞろいのスピリット集団の中で一人だけ浮いた存在のようなヒロインの私から!!!!
それは料理くらいはできるし、ユート君に喜んでもらえるほどおいしいの作れるけど…(ボソ
ただでさえ、人一倍胸が小さく!!!存在意義を見出すのにも一苦労な私から
ヨアフルをとったら何が残るって言うのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!
言ってみなさいよ!さあ!!!!!!!ていうか、今胸が小さいっていったなああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「いや、自分で言っt…「問答無用!!!」」
「この国のいかれた貴族達を相手にするのがどれだけ大変なことか分かる?!!!えええ!!?言ってみなさいよ!!!!!!!!
ただでさえ、あの馬鹿な父親の影響でも受けたのかあのキチ○イ貴族どもの相手がどれだけ大変か…………!!!!!!」

クドクドクドクド
「…言うんじゃなかった…」
クドクドクドクド!

「なんだ?ずいぶん騒g……あ!」
「「「「「「あ」」」」」」
「待てー!!!!」
「ずらかれ、野郎共!!」
「「「「お前(王女様)のせいだー(ですー)!!!」」」」
「つかまったら縛られて鞭で叩かれるシーンが入手できてHCG回収できる…?」
「なんでそんな異次元の話ができるんだアセリアーー!?」

セレモニーから脱出中、このレスティーナの暴走により、城の衛兵に発見され、逃げるのに神剣までつかっちゃって、
悠人いわく、やってることが『ルパン三世』なみだったらしいってオルファが言ってた。


またまた暴走につき閑話休題。




路線を元に戻しまつ。暴走楽しいんだけど、戻すのにいちいち時深さんに頼まなきゃいけないのは疲れるな…
「いや、だから本当にそろそろ説明してくれ」
ごめんなさい。
「? 誰に話しかけているんだ瞬」
「気にしないでくれ、わかる人にはわかるようにブリックヴィンケルぽいようなものがいる気がするとだけ言っておくが…」
「…? まぁ、いいや。とりあえず説明始めるぞ」
「頼む」
「お前が持っていた永遠神剣第4位 『誓い』なんだが、俺が『求め』と一番最初に契約したとき…
つまりあの飛行機事故が起きた時だ。あのときに瞬に対し強制的に契約をしていたらしい。」
「その通りです悠人さん。あの時求めが意識上のものですが門を開きました。
それに乗じて誓いも求めに対抗できるような人間を探したのです…それがあなた、秋月 瞬だったというわけです」
「…あまり言いたくないんだが悠人…」
「…言わないでくれ…自分でもそう思えてきて今ちょっとプチ鬱になってる…」
ジト目で悠人を見る瞬。やさしくなった瞬は言わないが、悪魔な私は言ってやろう。

本物の疫病神じゃないのか、おまえ…

「…………(悠人 本格的な欝になる)」
「あー、コホン!それで、誓いとの契約時に誓いが自分の思い通りの駒にするために、
あなたの精神をいじり悠人さんたちが知っているあなたになっていた訳なんです」
「つまり今の僕は…」
「ええ。誓いの意識があなたと求めの抵抗によって消滅してしまったため、
誓いに封印されていた感情が開放、植えつけられていた感情が消去されたため元に戻ったのです」
「なるほど、だからあの日を境に秋月先輩がおかしくなっちゃったんだ…」
佳織が納得したようにつぶやく。確かにあのときからの瞬の豹変振りにはいささか参っていたようだ。
「なんか、ぼんやりとだけど覚えてる…悠人と佳織にはいろいろ迷惑をかけたみたいだね…」
「ああ!気にしないでください!!秋月先輩は操られていただけなんですから!!」
「ありがとう佳織優しいんだね…碧に岬…君達にも迷惑をかけたみたいだね…すまない」
「あ…ああ…気にしないでくれ…」
「そ、そうそう…別にあたし達も気にしてないし…」
光陰と今日子は何か違和感を感じながらも言う。
「あ、ありがとう二人とも…」
「ねぇ光陰…」
「言うな今日子。これが本当の秋月なんだ…とりあえず俺達にできるのは、さっさと慣れてしまうことだけだ…」
「いつまでたってもなれないと思うわ…」
「? 何を話しているんだ二人とも」
「「ああ、気にしないで(くれ)」」
「と、説明は終わりましたし、湿っぽい雰囲気は吹き飛ばして楽しくいきましょう!」
時深が酒瓶をもって手を上げ酔っ払いながらいう。
さっきまでのシリアスな雰囲気だったのがわずか数秒で崩れる女も珍しい。
「ふぅ、まぁその通りよね。楽しくいきましょ!」
「だな。よぉし!ヘリオンちゃん、オルファちゃん、ネリーちゃん、シアーちゃん、二ムントールちゃん、俺にお酒をついd…」
「あんたは自重しなさい!!!」
スパーン!ビリビリ…!!
「アンギャーーーーーーーーーー!!!!!」
光陰はいつものごとくロリスキルを発動させ、今日子はそれを阻止するためにライトニングハリセンを光陰に叩き込む。
「ユート様はねぇ、鈍感なのよぉ!こっちが何をしても気づきやしない!!ってちょっと聞いてるのニムントーール!!!」
「聞いてる…聞いてるから…(ヘリオンって酒癖悪かったんだ…もう二度と酒、飲ませない…!!)」
ヘリオンの絡み酒に参っているニムントール。
「ゆ・う・とさーーーーーーーん!!!」
さすがに服は脱ぎ捨てずにルパンダイブを悠人に対して敢行した時深は…
「「「「「させるかぁ!!!」」」」」
「ぐへぇ!!!」
アセリア、エスペリア、オルファ、レスティーナ、ウルカからの5人同時攻撃を食らってノックダウン。
「ぱくぱくぱくぱく…」
「もくもくもくもく…」
「………(どうして、あんなに食べて太らないのよ…!!)」
ハリオンとナナルゥの食べっぷりを見て、何か不条理を感じる胸の小さいヒミカ。
「小さいって言うなああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「きゃははははははははははははは!!!!くーる、くーる!!!!!ネリーはくーるになるんだよぉ!!!!!!!」
「あはははははははははははははは!!!!くーる、くーる!!!!!シアーもくーるになるよぉ!!!!!!!」
ネリーとシアーはアルコールに当てられて暴走。
「くすん…私って素直じゃないよね…いっつもユート様に怒鳴ってばかり…」
「まぁまぁ…」
意外にも泣き上戸だったセリアをなだめるファレーン。
「……………(悠人 いまだに鬱)」
「……………{皆の心の広さに(勘違い)感動}」
そして、いまだに鬱になってるヘタレエトランジェ悠人と、感動の渦から抜け出せない瞬。

世界は意外にも、平和だった…



「見つけましたわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
あ、やべ。
「逃げるなですわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
作者は平和じゃなかった!!




後書きぃ??
はい、皆様はじめまして。いかれたキチ○イちょこにございます。
もうなんか、めちゃくちゃですね。
伏線張っておいて完全に無視してたりとかしちゃってます。
あと、瞬に対して焦点を当てたはずなのに、なんか、気がつくと瞬君完全に蚊帳の外…
ああ、設定もったいないなぁ…
私はギャグしか書かないので、シリアス設定とかもどうしたものかと…誰か使う?(マテ
なんか、日本語もおかしいから勉強せねばならんのかね…

まぁ、読んでいただいた方々。ほんとうにありがとうございます。
それでは、また

P.S
今度はエスペリアさんのでれでれ日記か、時深のストーカー日記か、シリアスにチャレンジしようか迷ってまつ…