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第2話 淡く消える雪





「お前達が、エトランジェか?」

「え?え?」

青髪・青眼の少女が訊ねてくる… こんな髪の色は見たこと無い。

そして、なぜか手に持つ剣を俺につきつけてくる。やばい?

俺は思わず刀を落とす。

「ケンカ腰はだめですよ。ノア」

黒髪・黒眼の少女が間に入る。

「あなた方がエトランジェ様ですね? 
私はアガパンサス所属、永遠神剣第八位、『鍛錬』のバジル。
バジル・ブラックスピリットです。 
こちらは永遠神剣第七位、『淡雪』のノア。ノア・ブルースピリットです」

「ふん…」

剣を引いてくれた。助かった…



何とか心臓を落ち着かせ、自己紹介を返す。

「お、俺は春日拓真。こっちは神楽早百合だ」

「あの… わ、私達に何の用ですか?」

早百合が俺の影から訪ねる。

「用があるから来たに決まっているだろう…」

「あなた方はエトランジェ様です。ですから、我が君主に会っていただきたいのですが…」

「えとらんじぇ…って?」

「そうですね… 私達と来ていただけるのでしたら、この世界のことを知っている限りお教えいたしましょう。
 どうですか?」

「え…と、…少し待ってくれ」

全然話がわからん。少し整理しよう。

「はい、もちろん」


少し離れ、早百合と二人で相談する

…………





「回りくどい… さっさとさらっていけばいいだろうに…」

「それでは意味がありませんよ。いいですか、戦力とは……」

「ふん…」

…………





「…どうする?」

頭のいい早百合に頼ってみる。…かっこわるいとかは、今は無し。

「…怪しい…ですけれど、私達は金品の類はこの刀しか持っていませんし、
 なにより情報が何も無いこのままよりかは行ってみるほうが進展が見込めます」

「…もしかしたらみんながいるかもな…」

賭けに乗ってみるか。




 …………




「よし、行ってやろう。ただし、いろいろ教えてもらうからな」

「ありがとうございます。では…」

早速出発しようとするが、

「待った!まず、エトランジェと永遠神剣?について教えてもらいたい。無報酬では行かないからな」

「……ぐだぐだと面倒だな…」

…こいつ、むかつく。誰かを思い出すぞ…



「分かりました。まずは、永遠神剣からお話いたしましょう」

「おう」

「はい」

「永遠神剣とは平たく言いますと、意志を持つ剣で、所有者に絶大な力を授けます。また、神剣には位が存在し、
 上位になるほど力が増大し、下位になるほど神剣の意志も薄れていきます」

「意志を持つ剣…?」

もしかして、さっきの声か…?

「そして、永遠神剣を持つことのできるのは、私達スピリットとよばれる種族と
 エトランジェとよばれる異世界の人間だけです」

「異世界…?」

突拍子のないことを聞いたぞ?

「簡単ではありますが、とりあえずこの程度知っておけばよろしいでしょう」

黒髪の少女が俺達の顔を見回す。が、当の俺達はあまりの話についていけていなかった。

意志を持つ剣?異世界?マンガやゲームじゃないのか?夢でも見ているのか?




「う〜ん、理解して頂いてないようですので、質問でも承りましょうか?」

早百合が反応した。俺はまだ呆然としていたが…。

「ここが私達の世界じゃないって証拠は何ですか?」

「…あなた方の世界には永遠神剣は存在しますか?」

「聞いたことが無いです…」

「…では、魔法については?」

「夢物語の存在…です」

「…分かりました。では今から神剣魔法をお見せいたしましょう」

バジルだったか…黒髪の少女が腰に携えていた刀を抜いた。あれが永遠神剣だろうか?

そして、胸の前に構えた。気のせいか、黒く光っているような…。黒い光なんてあるのか?


「永遠神剣第八位『鍛錬』の主が命ずる。マナよ、我が呼びかけに答え、彼の者を縛る鎖と成れ。『テラー』!!!」

彼女の刀が黒い光を放ったかと思うと、突然俺の影から無数の黒い手が伸びてきた!

「うわっ!!な、なんだこれ!?」

「拓真さん!?」

黒い手は俺の足首を掴み、体を登り始める。

腿に、胴に、腕に、頭に巻きつき、俺の体を締め付ける。

そして、足元の影へと引きずり込もうと蠢く。

「うわぁぁぁ!!」

抵抗も空しく、徐々に影の闇の中へと沈んでいく恐怖に俺は叫んだ。


と、

「どうでしたか?信じていただけたでしょうか?」

「ぁぁぁ!! …あ?」

バジルの声が聞こえたとたん、黒い手は消えていた。

「拓真さん!大丈夫ですか!?」

早百合が駆け寄ってくる。自分の体は…無事だ。影に沈んでもいない。

「あ、ああ。なんともないようだ… 何が起きたんだ?」

「いまのはブラックスピリットの神剣魔法『テラー』です。
 相手に恐怖を与え、防御を疎かにさせるサポートスキルのひとつです」

どうです?と、覗き込んでくる。

「………あんな目にあって信じないわけにはいかないな…」

「ふふ… 信じていただけて何よりです。それでは次の質問はございますか?」


早百合に目配せをして今度は俺が聞いてみる。

「俺達がエトランジェだって言ったが、その根拠は?」

「そちらに落ちている二本の刀。お二方の刀ですよね?どちらも永遠神剣です。」

「…なぜ、わかる?」

「エトランジェの持つ神剣は私達スピリットの持つ神剣より比較的強い力を持っていますから、感知しやすいのです。
 …ですので、早めにここから移動したいのですが…」

「どうして?」

「敵国のスピリットもエトランジェを探していますから」

「敵国?」

「この世界は、今、戦争状態にあります。ですから…」


「バジル!」

しばらく黙っていたノア…だったか、青髪の少女が叫ぶ。

「もう見つかりましたか。仕方ないです。お話はここまでです!急ぎますよ!」

「「え?」」

話の内容がよく分からなかった。もともと状況がさっぱりなわけだし。


「神剣を持ってさっさと行け、愚図ども! ここは私が抑える!」

よく分からないが、俺は二本の刀を拾い走り出した。

「え?、え?、え?」

ついでに疑問符をたくさん浮かべた早百合を引っ張る。




 …………




「まったく、ぐだぐだと話し込みやがって。こうなるのは当たり前だろうが」

(さっそく来やがったな)

「其処を通せ。エトランジェを引き渡すんだ」

「断る」

(ちっ、予想外の人数だ。…六人も居やがる。黒がリーダー・青3…)

「今の状況が分かっているのか?貴様は囲まれているのだぞ?万に一つも勝ち目はあるまい」

「御説明ありがとう。だが、主の命令に背くつもりは無い。ここは通さん」

(緑・赤共に1…か。仕方ない、覚悟を決めるか)

「良い忠誠心だ。ならばマナの霧と化すがいい!」

「ここは通さん! …行くぞ!『淡雪』!!」

「闇夜に浮かぶ繊月…『月輪の太刀』!!」

「はあぁぁ!!『リープアタック』!!」


キィン!キィン!ガッガガガガッ!!!




 …………




「どうしたんだ!?いったい?」

走りながら聞く。

「敵軍に見つかりました。今はノアが防いでくれています」

「どうして一緒に逃げないんだ!?」

「とても言いにくいのですが… いまだ神剣と契約を交わしていないあなた方では逃げ切れません。ですから…」

「あの高慢女一人で大丈夫なのか!?」

「…」

「おい!?」

「……無理 …でしょうね、おそらく。敵の数が多すぎます」

「そんな…」

早百合が悲愴な声を上げる。

「俺達のために自分の命を捨てるのか!?」

「この場合は仕方ありません。主君の命令、そして彼女の意志です」

「ふざけるなよ!死ぬのが、仕方ないだって!?」

「私達の役目はエトランジェを連れ帰ること。たとえこの身が消えようとも主君の命には逆らえません」

「あいつを見殺しにできるか!そんなのごめんだ!俺だけでも戻る!」

「拓真さん!?」

「だめです!あなたはまだ…」

「永遠神剣と契約すればいいんだろ!」

俺は、俺の神剣を抜いた。

「ですが…!」

「神剣よ!俺の声に応えろ!」



キィィィン!



あの時の耳鳴りがした!そして…


《汝、力を欲するか?》


あの時の声がした。

「当たり前だ!」

《何故、力を望む?》

「どんなやつでも死んでいいやつなんかいないんだ!生きるのには、存在するのには意味があるんだ!
 だから俺は守るための力が欲しい!傷付けるんじゃなく、守るための力が!!」

《ふむ、興味深い答えだ。良かろう、汝の願いを聞き届けよう。
 我は『覚醒』。永遠神剣第五位『覚醒』。全てを眠りから解放する者》


キィィィィン!


刀が輝き、俺の体に力がみなぎった!やってやる!


「…なぜ? なぜあなたは今日出会ったばかりのノアを助けようとするのですか?危険まで冒して…」

「知らん!」

「え?」

「分からんものは分からん! 早百合は任せた! 行くぞ!!」

「あ!」

「拓真さん…!!」

俺は全力で、来た道を引き返した。間に合ってくれ!





 …………




「紅き雷よ…敵を焼き尽くせ! 『ライトニングファイア』!!」

「はぁ、はぁ、クッ! 『アイスバニッシャー』!!!」


シュオォォォォン!


「思ったよりやるな… まさか一人で六人を相手にできるとはな」

「くうっ…」

(せめて何人かは減らそうと思っていたが、無謀だったかね… そろそろ限界か…)

「だが、ここまでのようだな。とどめだ!」




「『覚醒』!!俺に力を与えろ!疾風のように駆る力を!!! 『ゲイル・フォース』!!!」




ギィィィン!!!

「なにっ!!?」

「へへっ…ギリギリセーフってやつだね、これは」

ノアを背に、振り下ろされた剣を『覚醒』で受け止める。

「な、バ、バカ野朗!何故戻ってきた!?」


予想通りの反応。従って、少しふざけて返す。

「仲間を見殺しにはできないってこと。わかった?お嬢さん」

受け止めていた剣をはじき返し、距離を稼ぐ。

「今日会ったばかりのわたしを、仲間だと…?」

「命を懸けて俺達を守ろうとしてくれている人は、仲間以外の何者でもないぜ?」

「…貴様、本物のバカだな」

「耳たこだね」

「ミミタコ?」

「気にするな!」

頭上から飛び掛ってて来た黒い影に刀を振るう。刃は届かなかったが、影は身を引いた。

《ふむ、第五位の力を得たとはいえ、覚醒したばかりの契約者に六人の妖精相手はいささか重荷だな…》

(だめなのか!?)

《明らかに経験が足りぬ。せめていくらか訓練していればな…》



「貴様エトランジェか!?」

「捕縛するんだ!抵抗するならば殺してマナを奪え!!」

「そんなのお断りさ!」

とりあえず反論して『覚醒』に訊ねる。

(おい『覚醒』!どうやったらこの場をしのげる?)


緑髪の少女が槍を振るう!一撃目は何とか弾くが、二撃目が迫る!

地面に身を投げ、転がって避ける。

体勢を整えたところへ、赤髪の少女から火球が放たれる!

体を捻りながら横へ跳び、すんでのところで避ける!

そこへ再び緑髪の少女が迫る! が、回転の勢いをそのままに『覚醒』で切り払い、間をとる。


《…簡単だ。その青の妖精を見捨てて逃げよ》

(却下だ!何のために来たと思っているんだ!)



「…紅く燃える五月雨よ、敵の足を止めよ…『フレイムシャワー』!!」

突然小さな火球が頭上から降り注ぐ!!くおっ、なんとか避けられない数じゃない!

避けきったと思いきや、左右から青髪の少女達が襲い掛かる!

まずい、避けられない!

《ふん、この程度の攻撃など…》

突如、俺の周りに透明の膜が現れる!

ギィィン!!

「くっ!?」

膜に遮られ、二人の少女は一旦下がる。

助かった…サンキュー『覚醒』!


《…つづきを言うと、敵に投降する》

(却下!意味が無い!あいつら、俺を殺そうとしてるだろ!)

《まったく、契約者も無茶を言う。誰も殺さず何とかしたいなどと…》

(無茶でも結構!何か無いのか!?)

何とか囲まれないように走りながら会話する。が、相手のほうがすばやい!

さらにどこからか火球も飛んでくるし。早くしないとまずいな…



《方法としては、相手に隙を作らせその隙に撤退をするのが最適だな》

(採用!50点獲得!)

《50点?何のことだ?》

(気にするなって。で、何をすれば良い?)



突如、黒髪の少女が目の前に現れる!速い!

あわてて牽制を仕掛けるが、すでに消えていた。



《ここ一帯を爆砕する》

(は?)


「…貴様に見切れるか?『雲散霧消の太刀』!!」

ガガガガッ!!

まったく見えない攻撃が何度も透明な膜に当たる!こんなの、相手にできるか!


《つまり、地面を破裂させ、相手をひるませつつ視界を奪うのだ。その隙に青の妖精をつれて逃げろ。分かったな?》

(了解!)


「ち、無理か。やはりエトランジェの力は強大だな…」

膜を突破できなかったためか、敵が一時、間をとる!チャンスだ!


《では行くぞ!》

「おう!! …永遠神剣第五位『覚醒』の名において命ずる。大地のマナよ、我が声に応じ眠りから目覚めよ!
 そして彼の者共を爆煙で包め!!『アースブレイク』!!!」


ズガァァァァァン!!!!

相手の陣形の中心から爆発が起こり、敵が粉塵の中へ消える!


「よし!」

俺は急いでノアのもとへ向かう。


あと少し。

手が届く瞬間、彼女が動いた!

「バカヤロー!!!」

「!!?」


ザシュッッ!!


「ぐあっ!!?」

ノアの突き出した『淡雪』が俺の背後の青髪の少女を貫いていた。俺の神剣魔法を避けていたらしい。

「ぐぅっ…! 油断するなバカが…」

どさり、と倒れた青髪の少女が金色の霧となって消える。これが、マナ…?


「すまん、助かった…。 よし、逃げるぞ!」

「…待て、私は置いて行け」

「何を言って…!?」

ノアの胸には先ほどの敵の少女の神剣が深々と刺さり、鮮血があふれていた。素人目にも助からないだろう。

「…見たとおりだ。もうじき私の体はマナの霧となる。無駄なことはするな…」

「そんな…俺は何のために…?」

ノアを助けるために来た。でも、できなかった… こんなことって…

「始めから…こうなるつもり…だったんだ………。単に…お前が…一人で…バタバタして…いただけのこと…さ。
 気に…病むな…」

「でも…俺は……」



ノアの体から金色の霧が立ち上ってきた。

「…ったく、こんな… バカは…初めてだよ…。 さっさと…行き…な…敵が……来るよ…」

にやりと笑い、俺を逃がそうとする…

「………ノア……。くそっ…!」

俺は金色の霧になっていくノアに背を向け走り出す。



(…ふふ………お前とは……もっと…語りたかったな……)



「ちくしょおおおぉぉぉ!!!!」



(………………じゃあな……)


全力で走る俺の背中に、ノアの声が聞こえた気がした。






続く











人物&神剣紹介A

永遠神剣第五位『覚醒』
   『覚醒』は眠りからの解放を司る。潜在能力・自然のマナ・精神とその力は多岐に渡る。
   形状は、刃渡り150cmの長刀。普通の鞘では抜刀しにくいため、半分に割れる特製の鞘に納める。
   性格は誇りが高く、好戦的で正々堂々と戦うことを望む。支配力は強くなく、拒まれると支配できない。




『覚醒』のタクマ
   『覚醒』があらかじめ目を付けていた契約者。そのため契約は単刀直入・即行で終了。(イイノカ?
   タクマの順応性が高いためか、すぐ戦闘をこなし、神剣魔法も弱いながらも使用できた。
   (多分に『覚醒』のサポートのためであるが…)

 現時点のステータス&スキル
   レベル.8 マインド.100 シンクロ.10 

  『ゲイル・フォースT』
   自己の身体能力を高めるサポートスキル。戦闘終了まで効果継続。今回の戦闘は、このスキルのおかげで
   生き残れたと言っても、過言ではない。

  『アースブレイクT』
   眠れる大地のマナを呼び起こし、爆発させる神剣魔法。レベルが高ければ地殻変動や溶岩噴出も可能だが、
   契約したばかりのタクマには粉塵を巻き上げるのが精一杯。

  『オーラフォトンバリアT』
   まだ、自在に力を操れないタクマに代わって『覚醒』が発動した。そこそこに防御力はあるが、
   オーラをただ放っただけの無駄遣い状態。長くは続かない。
   



ノア・ブルースピリット
   永遠神剣第七位『淡雪』の主。神剣とのシンクロが高く、その力は第六位に匹敵する。
   ブルースピリットであるが、ブラックスピリットに引けをとらない。そのため、『アガパンサスの蒼き風』の
   二つ名を持つ。プライドが高く、他人不信の傾向あり。しかし、バジルとは昔からの付き合いで、
   良く知った仲である。力はノアのほうが高いが、その性格上、立場はバジルの副官。
   得意技は『居合いの太刀』と同等の速度の『リープアタック』と、瞬時に唱えられる『アイスバニッシャー』

 ステータス&スキル
   レベル.35 マインド.60 シンクロ.90

  『リープアタックY』
   青スピリットの基本アタックスキルだが、ノアはスピードを求めるためあえて多用する。その速さは
   黒スピリットの速度に匹敵する。もちろん威力は低い。

  『ウォーターシールドW』
   青スピリット基本ディフェンススキル。ノアは攻撃に特化しているため、防御が脆い。回避が基本となる。

  『アイスバニッシャー[』
   青スピリット得意のバニッシュスキル。ノアはこれを詠唱無しで発動させられるため、1ターンに
   何度でも使用可能。ただし、効果対象レベルは普通より少々低い。








あとがき

お疲れ様です。相変わらず貧弱な表現で申し訳ありません。何回も書き直してあわあわしました。

自分のイメージを書くのってすごく難しいですね。



本編中の、タクマと『覚醒』のやり取りは結構楽しんでます。

すらすらネタ出ましたが、初の戦闘中に無いだろってことでやむを得ず削除しました。

そのうちやりたいです。キャラが変わらなければ…ですが。

………。

それに、まだ全然話が進んでないのに一人死なせてしまって後悔してます。

即興キャラのつもりでしたのに、いろいろ設定が決めていったら、

いつの間にか「強くない!?」ってことになっていました(アレ?


性格も好きです。けっこうすらすらしゃべってくれました。

……やっぱりもったいなかったかなぁ?(泣





自分は半人前以下ですが、もっともっとうまく伝わるようにがんばっていきたいです。

また読んでみようとおっしゃる方がいればいいなと思う今日この頃。

読んでくださってありがとうございました。

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