登場人物紹介(ストーリーが進むに連れて追加及び変更予定)
○カタリナ連邦軍兵
◆シュネア・カルロン
性別:女性 身長:164cm 体重:54kg 年齢:18
人種:フェイロス系カタリナ人 ショートにした青髪に青瞳
所属:カタリナ連邦 陸軍第1歩兵師団 第82レンジャー連隊 第4大隊F中隊
階級:二等軍曹
所持武器:AR-89T
物語の主人公。
この中隊が結成されたときからの古参兵である。
中隊の第04分隊長を務めていたが再編成され第二小隊長となる。
性格は明るくおおらか。実家は民宿で、母親と妹がいる。
3年前に戦争が始まったときに空軍パイロットだった父親が戦死しその後母親の反対を押し切り軍に志願した。
持ち前の俊敏性を生かし戦場を駆け回る。しかし射撃の腕は並なのでそこら辺の兵士とあまりかわらない。
戦闘時も先陣を切って進む果敢な性格に見えるが、自身を犠牲にするような行動に周囲はひやひやしている。
ある事件を境に時折影が差すようになった。ルージュ、クリルとは幼いころからの親友。
ファンタズマゴリアに飛ばされた際助けたスピリット、ルシアに懐かれていて本人も満更ではない様子。
そのおかげか彼女本来の明るさが戻ってきており、周囲も一安心している。
歌うことが大好きで、それなりにうまいのだが人前で歌うのが恥ずかしいらしくその歌声を聴いたものは少ない。
◆クリル・リグフィード
性別:女性 身長:160cm 体重:49kg 年齢:18
人種:カタリナ人 茶髪で瞳の色は紫、セミロング一本結び
所属:カタリナ連邦 陸軍第1歩兵師団 第82レンジャー連 隊第4大隊F中隊
階級:伍長
所持武器:M-249 MINIMI
第04分隊所属でシュネアの副官的な立場。
シュネアが無茶しないよう気を配っているが、止めることはすくなく彼女もそれに便乗し大暴れする。
MINIMIだけではなくM240機関銃など重火器を扱うのが得意。
本人いわく「戦闘は火力!」らしい。
まだMINIMIが配備されるまではM240を扱いバディのシュネアと戦場を駆け抜けた。
口は悪く、男勝りな性格であるが、情にもろく意外と乙女チックな一面を持つ。
シュネア、クリル、ルージュの中では一番控えめな胸をしており、そのことを口にするのは仲間内でタブーとなっている。
もし口にすれば……
◆ルージュ・スピアーズ
性別:女性 身長:167cm 体重:56kg 年齢:19
人種:ベルーカ系カタリナ人 銀髪で瞳の色は焦茶色、セミショート
所属:カタリナ連邦 陸軍第1歩兵師団 第82レンジャー連隊 第4大隊F中隊
階級:中尉
所持武器:MP5A5
シュネア、クリルとは同じ町出身の幼馴染。
感情をあまり表に出さないポーカーフェイス。
部下が戦死しても涙一つ見せないので、冷血漢と思われがちだが誰よりも部下を思い、大切にしている。
部隊で古参に当たるものたちはそんな彼女に全幅の信頼を置いている。
その指揮能力も目を見張るもので、圧倒的不利な状況でも覆し敵を撃退した功績もある。
トリオの中では頭脳的立場だったが昇進して中隊長となってからは三人で組む機会が減ってしまっている。
○第04分隊メンバー
◆フロイド・エヴァンズ
性別:男性 身長:176cm 体重:69kg 年齢:18
人種:カタリナ人 ブロンドの髪で瞳の色は茶色、
所属:カタリナ連邦 陸軍第1歩兵師団 第82レンジャー連隊 第4大隊F中隊
階級:上等兵
所持武器:AR-89T
F中隊結成時からの古参兵。
タフな男で軽口をたたく。
ジョークも大好き。ただしブラックジョークはあまり好きではない。
チームのムードメーカーでスピリット達からの信頼も厚い。
しかし無類の女好きなのが玉に傷。
◆ジョン・カービン
性別:男性 身長:174cm 体重:63kg 年齢:17
人種:カタリナ人 茶色の髪で瞳の色は黒、
所属:カタリナ連邦 陸軍第1歩兵師団 第82レンジャー連隊 第4大隊F中隊
階級:一等兵
所持武器:MP5A5
生真面目な男。
神父の息子で、聖書を常に持ち歩いている。
戦闘時など時々祈りの言葉を口ずさむ。
ただ生真面目すぎて少々マイナス思考なところもある。
◆サリア・コリンズ
性別:女性 身長:155cm 体重:45kg 年齢:16
人種:インディヘナ系カタリナ人 褐色肌 髪、瞳共に黒
所属:カタリナ連邦 陸軍第1歩兵師団 第82レンジャー連隊 第4大隊F中隊
階級:二等兵
所持武器:AR-89T
F中隊に配属されたばかりの補充兵
山岳の村出身のため幼少のころから狩りで銃の扱いに長ける。
そのため新兵ながら射撃の腕はバツグン。
しかし戦う心構えがまだ未熟なため怖気づいてしまうことがある。
◆ミリエス・クレタ
性別:女性 身長:160cm 体重:48kg 年齢:20
人種:カタリナ人 こげ茶の髪に茶瞳
所属:カタリナ連邦 陸軍第1歩兵師団 第82レンジャー連隊 第4大隊F中隊
階級:三等衛生兵曹
所持武器:M92拳銃
医大在学中の医者の卵でF中隊にいる衛生兵の一人。
戦争が始まったときに軍に志願、そのまま衛生兵となる。
敵味方傷ついているものがあれば差別なく治療する優しい性格の持ち主。
自身の治療及ばず死なせてしまった敵にも涙を見せることがある。
○その他隊員
◆フランク・マッキンレー
性別:男性 身長:183cm 体重:79kg 年齢:32
人種:カタリナ人 黒髪に茶瞳
所属:フリージャーナリスト
階級:無
所持:カメラ M1911ガバメント
元空挺隊所属で退役後にフリーのジャーナリストになった。
持ち前の体力で戦場ジャーナリストとして駆け回っている。
少々危険なところでも無鉄砲に突っ込んでいく性格。
それなりに知識も深く戦場伝説などにも詳しい。
元軍人なだけに兵器の扱いにも長けており、護身用に武器も携帯している。
異世界に飛ばされてからもすべてを記録するために駆け回っている。
◆セーラ・ファルク
性別:女性 身長:171cm 体重:54kg 年齢:19
人種:ゲルマン系カタリナ人 紫瞳 茶髪ロングを束ねている
所属:カタリナ連邦 陸軍第2機甲師団 第8大隊
階級:少尉
所持武器:MP7A1
補給隊の護衛についていた機甲部隊の隊長。
兵隊上がりでかなり破天荒な性格である。周りから見るとお山の大将。
上官への敬意など微塵も無いが自分の部下は大切にしている。
戦闘時になるととたんに真面目になる。
自身のM74戦車にでっかいスピーカーを設置している。用途は不明。
◆ジャック・オニール
性別:男性 身長:178cm 体重:76kg 年齢:38
人種:カタリナ人
所属:カタリナ連邦 空軍第1ヘリコプター師団
階級:大尉
ファンタズマゴリアへ飛ばされる直前に補給部隊の支援に向ったヘリ部隊の隊長。
輸送ヘリの改造型である武装ヒューイを操る。
その操縦技術は目を見張るもので的確な援護を得意としている。
型破りな性格だがジョークのセンスは残念ながら無い。
○ファンタズマゴリアの人々
◆ルチアーナ・セヅナス・サーギオス
性別:男性? 身長:167cm 体重:53kg 年齢:19
人種:人間 茶髪 黒瞳
所属:サーギオス帝国
階級:皇帝
サーギオス帝国の若き皇帝。
聖ヨト暦325年に即位したばかりである。
女性的な美しさをもつ美男子で、国民からの支持もそれなりに高い。
ただ政治的地盤は即位したばかりと言うことでまだ緩い。
この世界でも珍しくスピリットを差別しない人物でもある。
幼いころ自分の世話役であったリバティというスピリットを死に追いやった経験がある。
そのためスピリットたちの地位向上のための政策を執りたいが重臣たちの反発や反乱を招きかねないためできなかった。
今回のエトランジェ来訪を好機としF中隊になんとしても協力を取り付けたいと考えている。
◆セバス
サーギオス皇帝であるルチアーナの執事。
初老の男性であるがまだまだ元気そのもので
時々おちゃめをして周囲を驚かしている。
◆ビッグス&ウェッジ
サーギオス帝国軍一般兵士。
現在はエトランジェ駐屯地との伝令役として交代で勤務している。
ちなみにジープにえらく感動していたのはビッグスである。
二人はそれほどスピリットに嫌悪感を持ってはいないが感心もあまり無い。
しかし二人ともエトランジェの伝説に憧れておりカタリナ軍の装備に興味を持っている。
ちなみにビッグスはスピード狂で暇があれば馬(エクゥ)で駆け回りウェッジはそれに振り回される。
◆ソーマ・ル・ソーマ
言わずと知られた半裸の変態。
ソーマズフェアリーと呼ばれる私設スピリット隊を有している。
しかし、そのスピリットたちは神剣に魂を呑まれており自我は無い。
○スピリットたち
◆ルシア・ブルースピリット
性別:女性 身長:151cm 体重:42kg 年齢:14
人種:スピリット、青瞳 青髪左サイドテール(梳くとロング)
所属:サーギオス帝国妖精部隊 ウルカ隊
所持永遠神剣:第八位『奔流』(ほんりゅう)
ウルカ隊に所属していたスピリットの少女。
ブルースピリットの特徴である剣技はからっきしであるが、そのかわり卓越した魔法妨害能力(バニッシュ)を有する。
そのため処分を免れウルカ隊に配属された。
何度か任務をこなすが、ラキオスでの作戦中仲間とはぐれ殺されそうになったところをシュネアに助けられる。
しかし先の任務の失敗により処分対象とされ処刑されそうになるが最後のチャンスとしてカタリナ軍の軍事訓練を受けることで再びその命を救われる。人間に対する恐怖心があったが、シュネアや第04分隊メンバーと過ごすうちにそれが薄れてきている。
性格は歳相応に明るく積極的だが空回りすることもしばしば。
なお掃除中兵舎の壁になぜか人型の穴を開けるという伝説を作った。
◆フィアナ・ブラックスピリット
性別:女性 身長:162cm 体重:49kg 年齢:18
人種:スピリット、黒髪に黒瞳 セミショート
所属:サーギオス帝国妖精部隊 ウルカ隊
所持永遠神剣:第七位『極光』(きょっこう)
ウルカ隊の副隊長
実力もかなり高く居合いのほかに黒魔法も得意。
ウルカ隊内では福隊長と言うこともありお姉さん的立場でまだ幼い隊員達のフォローに回ることが多い。
ただ、人間のことは一切信用してはおらず、命令には従うがその態度はかなりぶっきらぼう。
かわいい物好きで見ると顔が緩んでしまう。ぬいぐるみなどひそかに収集している。
○皇帝妖精騎士団
◆リバティ・ブルースピリット
幼いころ皇帝の世話役兼護衛を務めていたスピリット。
ある事件のせいで処刑されてしまいそのことをルチアーナは引きずっている。
ルチアーナの話ではシュネアにそっくりらしい。
◆サニー・グリーンスピリット
皇帝妖精騎士団第一部隊所属のグリーンスピリット。
常に皇帝であるルチアーナの近辺に詰めて護衛している。
おっとりとした性格であるが、時間にうるさく寝坊常習犯のルネッサをどうにかしたいと思っている。
◆ルネッサ・レッドスピリット
皇帝妖精騎士団第一部隊所属のレッドスピリット。
サニーと同じくルチアーナの近辺に詰めている。
朝に弱く、かなりの寝坊常習犯。
寝坊するたびサニーに折檻を受けている。
◆ティーダ・ブラックスピリット
皇帝妖精騎士団第一部隊所属のブラックスピリット。
サニー、ルネッサとはちがい侍女に扮してルチアーナを護衛するいわばシークレットサービス的な隊員。
そのためその存在はあまり知られておらずみなただの侍女だと思っている。
神剣も普通のブラックスピリットより小さくコンパクトなためメイド服に隠して所持できる。
侍女としても優秀で彼女の入れるお茶は一級品。
○バーンライト王国
◆ミレーニア・グリーンスピリット
バーンライト王国のスピリット。
シュネア達と共にラキオスに捕らえられた仲間の救出に参加した。
感情が希薄だが、人間であるシュネアに意見に求められその心が揺らぎ始めた。
救出した仲間は友達でもあるが一人はマナへと還ってしまった。
各種設定(ストーリーが進むに連れて追加及び変更予定)
◆カタリナ軍装備品
簡単に言うと米軍のようなウッドランド迷彩戦闘服。
フリッツ型ヘルメット(ウッドランド迷彩カバー付)、ゴーグル、迷彩戦闘服上下、認識票(サイレンサー有)、Y型サスペンダー、ピストルベルト(フィールドバック、マガジンポーチ、銃剣orナイフ、水筒、必要に応じてスモークグレネードなども)、バックパック、ジャングルブーツといった感じの軽装。
上着の袖には国旗、部隊章、階級章。あとは個人により様々なものをつけているという設定。
ピストルはレッグホルスターで弾帯などの邪魔にならないようになっている。
アンダーシャツはOD色(濃いオリーブ色)でTシャツタイプとタンクトップタイプがある。
余談であるがこういった歩兵の一般的な装備のことをALICE(個人用多目的軽量携行装備)と言う。
◆スピリットの服装
ゲーム版ではスライムとメタルスライムみたいに服は同じで細部が違う各国スピリットですが本作では全体的に3種類に分けられます。
まず帝国とその同盟国スピリットは、各属性色を表した色のノースリーブレオタード、白い防塵布、各色ニーソックスに手甲といったぶっちゃけウルカの格好を簡素化したような感じ。アニメ版で敵スピリットが着ていたやつ。
帝国のカタリナ軍教導隊ではスピリット服はそのままでピストルベルトやサスペンダーなどで銃火器を携帯できるようにしている。
また皇帝妖精騎士団はそれに軽甲冑に兜とかの軽装甲付きで区別。
次にラキオスやイースペリアなど龍の魂同盟国はゲームでおなじみの各色刺繍入りのワンピースタイプに各色ニーソックスに手甲。
最後にマロリガンですが、ワンピースタイプで防塵のため後ろ布が長めの服、胸部にはライトアーマー。
○用語解説
注:この物語の設定にはかなりの俺的設定が混じっており事実と異なる部分がありますのでご注意ください。
白文字は俺的設定、色文字は現実のスペックや説明です。
◆カタリナ連邦(Catharina Union)
シュネアたちの世界にある多民族の民主国家。
公用語はカタリナ語(地球で言う英語)
政治形態は共和制で5年に一度大統領選挙がある。
かつては無数の国家が存在していたが統一、現在の姿になった。
主な人種構成は純カタリナ人が大部分を占めており約50%
他はシュネアのようなフェイロス人、ルージュのベルーカ人など様々な民族が住んでいる。
食料自給率は100%超(日本は現在40%)これは肥沃な大地と南北に伸びた大陸のため様々な農作物がとれるからである。
国旗は横縞の青(自由)、白(平等)、赤(博愛)で中心に星そしてその周りを囲むようにさらに星が囲んでいるデザイン。これはカタリナ建国時に大陸に住む民族の数と同じである。のちに世界中から移民を受け入れだしたため構成民族はさらに多くなっている。現在海を隔てて北東部の大陸に位置するノースオリア共和国と戦争状態であり占領されているノルマディア地方奪還に全精力を注いでいる。
◆ノースオリア共和国
カタリナ連邦の海を挟んだ北東側に存在する国。
社会主義体制で極右政党が台頭してからは他国を威圧するような態度をとっていた。
資源に乏しく食糧生産も儘ならないため貧困状態になっている。
そのため資源に恵まれたカタリナ連邦に侵攻した。
貧しいくせに軍事予算だけは膨大にとっているため兵力はカタリナ連邦を上回っている。
今でも化石燃料に依存中。
◆レンジャー部隊
一般の歩兵部隊とは違い特殊な訓練を受けたエリート部隊。
シュネアたちの部隊正式には陸軍第1歩兵師団第82レンジャー連隊第4大隊F中隊である。
第4レンジャー大隊とはこの戦争が始まってから第82レンジャー連隊に新設された大隊。
部隊章はリボンに書かれた『4th RANGER BN(大隊という意味であるBattalionの略)』の下に盾形に緑と青を基調とした部隊マークが入っている。また所属大隊によって部隊マークの細部が異なっている。
既存の部隊はベテランが多く大人の部隊であるが、この部隊はこの大戦が始まってから志願してきた者で構成しているため十代の少年少女が大半を占めている。とはいえ、志願であり17週間にわたる地獄の訓練を耐え抜いた精鋭であることに代わりはなくただの少年少女としてみるのは間違いであるだろう。
部隊運用としては大規模作戦における他部隊への支援と援護であるが、そのために隊員にはあらゆる武器の扱いなどのスキルが要求され、あらゆる環境下での作戦遂行能力を持ち合わせている。少数精鋭の特殊部隊とは違い組織的で大規模な作戦向きである。
ノルマディアに海岸堡を構える上陸作戦では、他部隊との連携がうまくいかず、結果先陣を切りることになり多くの戦死者を出した。
○銃火器編
◆AR-89T自動小銃
カタリナ連邦軍の制式ライフル。
『Assault Rifle 89 Type』の略。(まんま自衛隊の89式5.56mm小銃)
それまで歩兵携行小銃を担っていたM1ガーラントライフルは重く反動も強いため、10代の少年少女隊員が多いカタリナ連邦軍ではこれに代わる個人携行火器の開発が進められていた。短機関銃並の制圧力とライフルの命中率、そして他国のものより扱いやすいということを求めその結果登場したアサルトライフルである。スチール板プレスやロストワックス、樹脂部品を採用したため軽量化された上、反動が少なくまた二脚(バイポッド)を使っての精密射撃のおかげで命中率も高い。少年少女隊員にも合うように設計されたことで銃の取り回しが他国のものより容易である。またグレネードランチャーを使用せず小銃擲弾を採用している。これは重量の増すランチャーを装着するよりも銃身に直接セットする擲弾の方が軽量化できるからである。白兵戦闘時にも銃剣を装着することで対応でき、プラスチック製のストック部といえど思い切り殴りつければ相手を十分死に至らしめる。光学照準器を装備したものや狙撃スコープを装備したものも存在する。
元ネタの89式5.56mm小銃は、64式7.62mm小銃の後継として豊和工業が開発した5.56mm口径のアサルトライフル(自動小銃)である。
自衛隊で1989年から配備・使用されている。また、海上保安庁や警察のSAT(特殊急襲部隊)でも配備・使用されている。
1970年代後半より、有効射程が短くなるものの携行弾数を増加できるという利点を重視し、歩兵用小銃はアメリカ軍のM16など小口径高速弾を使用するものが主流となった。日本でもこの流に追随する形で、64式小銃の7.62mm×51準拠の減薬弾よりも小口径で、NATOの新標準弾薬である5.56mm×45(SS109)に近い弾薬ととその弾倉(マガジン)を使用する事が可能な、次世代自動小銃の開発を開始した。
開発はM16の姉妹銃とも言えるAR18アサルトライフルやその民間版のAR-180のライセンス生産を行った実績のある豊和工業が担当した。開発と並行して自衛隊にはAR-18が試験配備されデータが収集された。同社によるHR-10、HR-11、HR-13の試作ライフル開発を経て、最終型であるHR-15試作ライフルは試験配備後にHR-16(HR1604)の正式名称が与えられ1989年に89式小銃として制式採用された。
余談ではあるが日本では市街戦を想定した実銃の撃ち合いなどの訓練ができないため防衛省はエアガンメーカー最大手の東京マルイが89式小銃型の電動エアガンを開発中との情報を得て、これを閉所戦闘訓練用に導入する事とし、実銃の89式小銃のデータ等を提供、より実銃に近い89式小銃型の電動エアガンが開発される事になった。
・種類 軍用ライフル
・製造国 日本
・設計&製造 豊和工業
・口径 5.56mm
・銃身長 420mm
・ライフリング 6条右回り
・使用弾薬 5.56mm×45
・装弾数 30・20発
・作動方式 ガス直圧作動、ターンロックボルト
・全長 約920mm(固定銃床型)
約670mm(折り曲げ銃床型)
・重量 3,500g
・発射速度 最大約850発/分
・銃口初速 920m/s
・有効射程 500m
◆MP5A5短機関銃
カタリナ連邦軍で採用されているサブマシンガン。
それまで使用されていたトンプソンM1短機関銃に代わるものとして開発された。
元々は戦車兵や対戦車兵のサブウェポンとして使われてきたが、特殊部隊などの接近戦の多い部隊にも広く浸透した。
最新型のMP7へと代替が進んでいるが拳銃弾との互換性があるため前線から退く気配は無い。
元ネタであるH&K MP5とは、ドイツのヘッケラー&コッホ社が対テロ特殊部隊向けに、同社のHK31(G3)の製造技術を用いて1960年代に開発したサブマシンガンである。ドイツ語では
Maschinenpistole 5(「5号機関拳銃」の意)と呼ばれ、この略号が MP5 となる。
最初はHK54と呼ばれていた。
・種類 特殊部隊向け短機関銃
・製造国 ドイツ
・設計&製造 ヘッケラー&コッホ社
・口径 9mm
・銃身長 225mm
・使用弾薬 9mmパラベラム弾
・装弾数 15・30発
・作動方式 クローズドボル
・ローラーロッキング(遅延型ブローバック方式)
・全長 550mm(ストック展開時700mm)
・重量 3.08kg
・発射速度 800発/分
・銃口初速 400m/s
・有効射程 200m
◆ベレッタM92拳銃
カタリナ連邦軍の制式拳銃。
兵士のメインアームが使用不能になった場合などにサブアームとして使われる。
またライフルの取り回しがしにくい室内などでの接近戦などでは絶大な威力を発揮する。
元ネタであるベレッタM92(伊:Beretta M92)は、イタリアのピエトロ・ベレッタ社が生産・販売している、9mm口径の半自動拳銃。
世界中の警察や軍隊で幅広く使われており、現在はコルト・ガバメントに代わり米軍制式拳銃ともなっている、なお、米軍では「M9」のモデル名で呼ばれている。正式名称はピエトロ・ベレッタM92。より詳細には、M92S・M92SB・M92SB-F
(M92F) ・M92FS など複数のモデルが存在する。米軍のM9は採用当初はM92SB-Fであったが、今はM92FSに切り替わっている。現在最も一般的なモデルはM92FSで、後述のように外見上の違いがほとんどないことから、これがM92Fと呼ばれることも多い。ワルサーP38の流れを汲むプロップアップ式ショートリコイル機構を持ち、複列弾倉(ダブルカラムマガジン)に15発の9mmルガー(パラベラム)弾を装填できる。同社の拳銃の特徴である遊底(スライド)の上面を大きく切り取ったデザインは、イタリアの銃器デザインのひとつの到達点とも呼ばれ、見た目の美しさから映画やTVドラマなどでも主人公などの使う拳銃として、よく登場する。又、使用弾薬が9mmパラベラム弾であること、利き手を問わないセフティから、大変扱いやすく、両手で構えれば一般的な成人女性でも撃てるほどの扱いやすさである。
・種類 軍用・警察用拳銃
・製造国 イタリア
・設計&製造 ピエトロ・ベレッタ社
・口径 9mm
・銃身長 125mm
119mm (Vertec)
109mm(コンパクト,Centurion)
・ライフリング 6条右回り
・使用弾薬 9mmパラベラム弾
.40S&W弾
9mm×21 IMI弾
・装弾数 15発(92シリーズ、98シリーズ)
10発(96シリーズ)
10,13発(コンパクトL)
8発(コンパクトM)
・作動方式 ダブルアクションプロップアップ式ショートリコイル
・全長 217mm
211mm (Vertec)
197mm(コンパクト,Centurion)
・重量 950g (92)
970g (92S/SB/F/G)
920g (92D)
900g(コンパクト,Vertec)
・銃口初速 365m/s
・有効射程 50m
◆M-249 MINIMI機関銃
近年配備されたカタリナ連邦軍の分隊支援火器。
これまで配備されていたM240より軽量で発射速度が速い。
また使用弾薬も5.56mmとM240の7.62mmより小さく軽量なためより多くの弾薬を携行できるようになった。
給弾方式はベルトリンク送弾の他に緊急時にはAR-89Tのマガジンなどを装着して発射を持続できる。
冷却は空冷式で、銃身交換も容易である。上部のフィードトレイに、一般的なベルト式装填を行うことができるが、
機関部下に200発のベルトリンクを装填できるプラスチック製弾倉を装着する事が多い。
二脚(バイポッド)が標準装備されており、簡単に携行できる分隊支援火器として使用されるほか、三脚(トライポッド)を付けて使用することもある
・種別 分隊支援火器
・口径 5.56mm
・銃身長 465mm
・使用弾薬 5.56mm×45
・装弾数 200発箱形マガジン
30発(M16用マガジン)
100発(C-Mag)
・作動方式 ガス直圧作動、オープンボルト
・全長 1,038mm
・重量 6.9kg(無装填状態)
10kg(200発装填状態)
・発射速度 ベルト給弾時 毎分725発
マガジン装着時 毎分1000発
・有効射程 FN発表値1,000m
・米軍の方針:肩撃ち・点標的で600m、肩撃ち・面標的あるいは伏射・点標的で800m
オーストラリア陸軍の方針:伏射・点標的で400m
◆M240機関銃
カタリナ連邦軍の汎用機関銃。
戦車の同軸機銃や車体機銃、ジープやヘリの搭載機銃、歩兵の支援火器としてなど様々な用途に使われている。
M249が配備されて以来分隊支援火器としての役割は減ってきたが、M249の5.56mm弾より大口径である7.62mm弾は制圧力に勝るため未だ前線から退く気配は無い。歩兵携行時は二脚や三脚などをつかって運用される。
元ネタのM240は1970年代から使用され始め、アメリカ軍で広範にわたって使われている、7.62mm
NATO弾を発射する、中量級の汎用機関銃である。基本的にはNATO加盟国軍が採用しているFN
MAGをアメリカ軍向けに改修設計したもので、他の機関銃と違い、まず同軸機銃として採用され、後に歩兵用に採用されたという経緯を持っている。アメリカ軍において、歩兵部隊、戦車の同軸機銃、車輌・ヘリ・舟艇への搭載用まで幅広く運用されている。中量級の機関銃としてはもっとも軽く、高い信頼性を持っている。また、結果的にNATO諸国との火器の標準化を果たしたこととなり、これらの点が高く評価されている。
・種類 汎用機関銃
・製造国 アメリカ合衆国
・設計&製造 FN社
・口径 7.62mm
・銃身長 627mm
・使用弾薬 7.62mm NATO弾
・装弾方式 ベルト式
・作動方式 ガス直圧、オープンボルト
・全長 1,245mm
・重量 12.5kg
・発射速度 650-950発/分
・銃口初速 905m/s
・有効射程 3,725m
○車両編
注:カタリナ連邦軍は水素燃料エンジンを使用しています。タンクに入れられた水を水素と酸素に急速分解。二次タンクにそれらを集め適度な割合に混合、燃焼させるというもの。ジープ、トラックはもちろん戦車やヘリもこのエンジンが使われているという設定。
◆ジープ
カタリナ連邦軍には大型のものと小型のものが存在する。
小型のものは陸上自衛隊の「(新)73式小型トラック」といわれるパジェロベースで、ショートボディのリアフレームを若干伸ばし、貨物対応のためリーフリジット化された車両。4名搭乗可。
大型のものはハンヴィー(High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle=高機動多用途装輪車両)
これはM998四輪駆動軽汎用車とその派生型で、1985年からM151(ケネディジープ)の更新用車両としてアメリカ軍に配備が始まった軍用車両に対する総称。AMゼネラルで生産されている。乗員は4〜6名。
◆M-89歩兵戦闘車
カタリナ軍の歩兵戦闘車。
主武装に30mm機関砲を備えておりAPDS(装弾筒付徹甲弾)とHEI(焼夷榴弾)の二種類の弾を使用、射撃統制装置により対空目標に対する攻撃も可能である。また副武装として機関砲同軸には7.62mm機関銃、砲塔両側面には対地攻撃ミサイルを装備している。
元ネタの89式装甲戦闘車は、戦車に随伴する兵員輸送車両に、武装と装甲を施した車両として開発された日本初の歩兵戦闘車である。ただし、陸上自衛隊では歩兵のことを「普通科」と呼ぶ為、「装甲戦闘車」という名称になった。1984年から三菱重工業による開発が始められ、1989年に制式化された。公募により決定された愛称はライトタイガーだが、他の装備の愛称と同様に殆ど使われておらず、陸上自衛隊員の間ではFighting
Vehicleを略したFVと呼ばれる事が多い。
・全長 6.8 m
・全幅 3.2 m
・全高 2.5 m
・重量 26.5 t
・乗員数 3 名 + 兵員 7 名
・主武装 90口径35mm機関砲KDE
・副武装 79式対舟艇対戦車誘導弾発射装置×2
・74式車載7.62mm機関銃
・速度 70 km/h
・エンジン 直列6気筒ターボディーゼル600 hp
・行動距離 400 km
◆M-24戦車
カタリナ連邦軍の主力戦車。
平和が続いてたため、旧式だが代換されることがなかったという設定。
ただ改良が施され、暗視装置や赤外線スコープ、射撃管制装置など現代戦でも戦えるものとなっている。
主砲は従来の75mm砲から85mm砲に変えられており鉄鋼弾や榴弾の他、APFSDS(離脱式装弾筒付翼安定徹甲弾)、HEAT-MP(多目的対戦車榴弾)などオリア軍主力戦車に対抗できるようになっている。しかし1対1では旧式のため分が悪くT-72一両相手に四両で当たらねばならない。
元ネタとなったM24軽戦車は第二次世界大戦においてアメリカ軍が開発した軽戦車である。
愛称はアメリカ軍戦車開発のパイオニアであったアドナ・R・チャーフィー・ジュニア将軍にちなみチャーフィー(Chaffee)と呼ばれた。
性能諸元
・全長 5.563m
・車体長 5.03m
・全幅 2.997m
・全高 2.769m
・重量 約18t
・懸架方式 トーションバー式
・速度 約56km/h
・行動距離 161km
・主砲 40口径75mm戦車砲M6×1
・副武装 12.7mm重機関銃M2×1
7.62mm機関銃×2
・装甲 38mm
・エンジン Cadillac Series 44T24V型8気筒水冷ガソリン×2基 110+110hp (220hp/164kW)
・乗員 5名(砲塔:3名)
某怪獣映画の一番最初の映画に出てきました。
他には「バルジ大作戦」で全然違う戦車の代理としてうじゃうじゃ登場。
作者はその映画での快速性に惚れて好きになりました。
そのほかその時代近辺の戦争映画に登場けっこうメジャーだったり。
しかし第二次大戦には間に合わなかったかわいそうな戦車。
◆M-74戦車
カタリナ連邦軍の次期主力戦車
まだ生産が追いつかず数が少ないという設定。
物は自衛隊の74式戦車そのもの。
オリア軍のT-72戦車を凌駕するため作られた。最新型射撃統制装置、各種光学機器のおかげでカタリナ初の世界基準戦車が誕生した。
主砲は装弾筒付徹甲弾(APDS) 、対人曳光弾(APERS-T)、 装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)、榴弾(HE)、対戦車榴弾(HEAT)、粘着榴弾(HESH)
など様々なものを状況に合わせて発射することができる。
元ネタの74式戦車は61式戦車の後継として開発された第二世代戦車で、総計873輌が生産された。現在では、北海道に配備されている74式戦車が90式戦車へ更新されていく一方で、90式戦車と74式戦車の後継の新戦車の開発が進められている。愛称は「ナナヨン」。
性能諸元
・全長 9.41m
・車体長 6.70m
・全幅 3.18m
・全高 2.25m
・重量 38t
・懸架方式 油気圧式
・速度 53km/h
・行動距離 300km
・主砲 51口径105mmライフル砲L7A1
・副武装 74式車載7.62mm機関銃(主砲同軸)
12.7mm重機関銃M2(砲塔上面)
・装甲 -
・エンジン 三菱10ZF22WT空冷2ストロークV型10気筒ターボチャージド・ディーゼル720hp/2,200rpm
・乗員 4名
某怪獣映画ではかわいそうな位のやられっぷりを見せてくれます。
◆T-72戦車
ノースオリア共和国軍主力戦車。
大量生産を目的としたため、あちこちに不具合が残されたまま量産化された。
そして資材不足のノースオリアでは設計通りでは大量生産に支障をきたすため複合装甲ではなく従来の鋼鉄装甲板になった車両が多い。
しかし避弾経始で作られた車体形状は鉄鋼弾を跳ね返し続けAPFSDS(離脱式装弾筒付翼安定徹甲弾)の登場までカタリナ軍を圧倒し続けた。
DShK重機関銃を砲塔上部に装備しており対地・対空攻撃において絶大な威力を発揮する。
また掩蔽壕やトーチカ制圧のための火炎放射ノズルを装備したものも存在する。
元ネタであるT-72は、1971年にソ連で開発された主力戦車。同国のT-64を補完する形で開発が進められ、技術的にはアメリカのM60パットンやドイツレオパルド1、イギリスのチーフテンと同じ第2世代にあたる。同世代の戦車の中では攻撃力・機動力・防御力のバランスが良かったとされる。今日の第3世代の戦車と比べるとさすがに見劣りはするものの、旧東側陣営で数多く生産された事もあり、バージョンアップを施したT-90などを中心に現在も数多くの国々で使用されている。
性能諸元
・全長 9.53m
・車体長 6.86m
・全幅 3.59m
・全高 2.23m
・重量 41.5t
・懸架方式 トーションバー方式
・速度 60km/h(整地)
45km/h(不整地)
・行動距離 450km
600km(外部タンク搭載時)
・主砲 125mm滑腔砲 2A46M
・副武装 12.7mm機関銃
7.62mm機関銃
・装甲 複合装甲
・エンジン V型12気筒ディーゼルエンジン780hp
・乗員 3名
イラクでの見事なまでのやられっぷりのせいで商品価値が下がってしまったかわいそうな戦車。
おまけに主砲弾はアメリカのM1戦車の正面装甲で砕け散る始末。
その失墜したロシアブランドを回復するためにT-90が作られました。
○航空機
◆UH-1 ヒューイ
カタリナ連邦軍の標準的な輸送ヘリコプター。
作中に出るのはキャビンを15人乗りに拡大したUH-1H型。
またヒューイ三機のうち一機はミニガンとミサイルポッドを装備した武装タイプ。
しかしキャビンに兵員を乗せることは可能。
UH-1は西側のヘリコプターとしては最大の1万機以上の生産数を誇る汎用ヘリコプターである。後方スライド式大型ドアをキャビン両側に持ち、その後に燃料タンク、その真上にタービンエンジンというタービンヘリの標準形を作り上げた機体。ローターはベル社伝統の安定棒付き2枚ブレード。一般的によく使われる愛称の「ヒューイ」は部隊配備当初の型番HU-1の1を英文字のIと見做し「HUI=ヒューイ」と読んだことに由来する。
・乗員: 1-4名
・積載量: 1,759.94kg(3,880ポンド)(14名兵員または6人分の担架、または相当分の貨物を含む)
・長さ: 17.4 m(57フィート1インチ)(ローター含む)
・胴体幅: 2.6m(8フィート7インチ)
・ローター直径: 14.6m(48フィート)
・高さ:4.4m(14フィート5インチ)
・空虚重量: 2,365kg(5,215ポンド)
・満載重量: 4,100kg(9,040ポンド)
・最大離陸重量: 840kg(9,500ポンド)
・燃料容量: 840kg(1,400ポンド)
・機関: 1× ライカミング T53-L-13B ターボシャフト 1,400shp (1,045kW)
・最大速度: 220km/h(135マイル/時)
・巡航速度: 205km/h(125マイル/時)
・航続距離: 510km(315マイル)
・上昇限界高度: 5,910m(19,390フィート)(重量や機外温度などの環境条件による)
・上昇率: 8.9m/秒(1,755フィート/分)
・出力重量比: 0.25kW/kg(0.15馬力/ポンド)
・武装:標準搭載はなし。キャビンに機関銃等を搭載することが可能。
武装は変化するが一般的には2x 7.62mm M60機関銃 又は 2x 7.62mm GAU-17機関銃
2x 7発入 又は 19発入 70mm(2.75インチ)ロケット・ポッド
◆OH-6 カイユース
カタリナ連邦軍の軽観測ヘリコプター。
主に偵察が任務。
アメリカ合衆国の航空機メーカー、ヒューズ社が開発した小型ヘリコプター。アメリカ軍における愛称は「カイユース」(Cayuse)。
回転翼直径:8.05m(5枚ブレード)
胴体全長:7.23m
全高:2.73m
自重:538kg
全装備重量:1,361kg
最大速度:281km/h
巡航速度:239km/h(MD500は254km/h、他は同じ)
航続距離:430km
実用上昇限度:4,450m
乗員:1名(乗客3名)