作者のページに戻る

異物なる存在

第一章 訓練
シャッキ〜ン☆ シャッキ〜ン☆

軽快な金属音が微かに聞え、空は目をゆっくりと開け始めた。
そのぼやけた目には、刃物の様な物を擦り合せている様に人らしき者が見え、空は慌てて目を開けると
ベットらしき物に寝ていたのか、毛布を慌てて被った

「なんなんだよ〜〜〜〜〜!!」

「!!」

毛布を被るとその軽快な金属音は止み、声が聞えた

「アア、ラストソロノーハティンラス」(ああ、お目覚めになりましたか?)

その声は、歳をとったおばあさんの声に聞えた。
空は、恐る恐る毛布を取るとそこには、八十代ぐらいのおばあさんが胡座をかいて座っていて、
その横には見るからに綺麗な子がたたずんでいその手には、ナイフらしき物と何か
見知らぬ物をを持っていた。

「イスカ ソノナ・レナ・・・・ラスト ラハテ・レナ?」(この人間・・・エトランジュなの?)

そう言うと、少女の前に座っていたおばあさんは振り向き言葉を交さずに、
少女は頷くとそのまま部屋を出て行ってしまった。
少女が出て行くと、おばあさんはこちらに向き直ると何やら知らない言葉で
話をし始めた

「ウーシィ、アナムイスアース・・・カミートイスワスライトハタモラスアースイス、
ウイナレナ、ネセスンイスクユアーウウト、ウレシーシェハイサムキームルラスヨスムスンクイス」

(あなたは、危ない所でした・・・もう少しで命を亡くす所でしたよ
あの子に、助けて貰ったのだから後で、ありがとうっと言ってあげてくださいな)

空は、おばあさんが何を言っているのかが全くと言って良いほど解らなかった
でも、何か重要な事を話しているのだけは分かったが・・・おばあさんは胡座の状態で、
ジェスチャーすら無く言葉だけで理解をしようなんて、到底無理な話である
強いて言うなら、ブラジルやアフリカなど言葉を良く知らない所で、日本語だけで
目的地に向う様なものだ・・・・だがそこで空は思いついた。
自分の特殊な力を使う事にした。
この間使ったのとは、次元が違う
あれは、相手の思考を読む行動
今回のは意志の疎通と言う物である
さっそく、空はベットらしき物から降りておばあさんの前に来て、
立ち膝でおばあさんの頬を両手で掴むと、おばあさん困惑した様子で成すがままの状態だった

「!!!!!!!」

そうして空は、自分の額とおばあさんの額を合わせた。
そして、目を閉じて言った

「・・・・・・・・・・・同調」

その瞬間、実際には何も起きていないが二人だけは、その時光に包まれた
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・



おばあさんは、目を覚ました。
辺りを見渡すと、何も無い白い空間が拡がっているだけであった
フッと気づくと、さっきまで胡座で座っていたのにいつの間にか立っていた。
しかも、視線がいつもよりも高い事にも気づいた
慌てて、身の回りを確認すると
張りのある肌
長い黒い髪
皺の無い顔
透き通る声
正に20代に戻ったかのような感じだった
不意に声が聞えた

「気に入って頂けましたか?」

そこには、一人の男性が立っていた
さっきまで、部屋で寝ていた少年だった

「あの〜ここは何処なんですか?そして、私はどうしたと言うのですか?」

おばあさんは、はっと気づいた
何を言ってるか解らなかったのに、今少年の言ってる言葉が解った気がした
しかも、口調が若々しい
と考えている内に、話が進んだ

「まずは、自己紹介からしますね。私は 鷹崎 空 ごくごく普通の高校生です
気がついたら、砂漠に放り出されていて町が見えたと思ったら、急に目眩に襲われ
気づいたらココに寝ていました・・・・・そうソワソワしないでください。
ココは、私と貴女意識の中です。まぁ、実際この格好は慣れていていつも道理ですが、
貴女は困惑されている様で、強いて言うなら、理想の自分の姿で言葉の疎通が出来る空間
で外と隔離されているとだけ言っときましょう。
他にも色々とできますが後で、あっち(現実)の世界で話しましょう」

おばあさんは、彼の言っている事が嘘ではない事が分かった
実際、この姿は私が20代の時の格好だったからだ。
しかも、彼の言葉が分かり変な空間にいる・・・納得するには十分だと判断した

「ええ〜、私は コシア・リ・スーナン この村の代表で創設者です。
適当に呼んで下さい。エトランジュ様」

空は、聞きなれない名前で呼ばれた

「えっ?、何だってエトランジュ?俺はそんな名前じゃないよ」

「いえいえ、エトランジュ様です。伝説に異国より参られると言い伝えには有りますから、
伝説には、4人のエトランジュが危機を救うと・・・・」

「異国の服ったって、これただの制服だぜこれ?危機って戦争でもやってるのか?」

「ええ、まぁそんな所ですね・・・・」

そして、コリアは俯いてしまった
空は慌てて話題を逸らした

「あ〜〜〜〜、さっき何て言ってたの?現実の世界で」

コリアは顔を上げるとその事に付いて話し始めた

「危ない所だったんですよ。あんな格好で砂漠に居たら
熱射病や脱水症状が出たり、毒虫に刺されたりするので
あんな格好でもう、歩かないで下さいね。
後、あの子に感謝して下さい。さっきまで私の横に居た子です
あの子は、スピリットでキャシー・グリーンスピリットと言います
キャシーが居なかったら、今頃死んでましたよ。」

おばあさんの時とは違ってものすごい剣幕で怒っていた
空は、若さの力ってすごいな〜〜と感心しながら、疑問点聞いた

「あぁ、ありがとうございます!!助けていただいて、
あの横に居た女の子がキャシーさん?可愛い人ですね
お礼は言いたいのですが言葉が通じなければ・・・・・・ねぇ?」

コリアはハッとした
ついつい、言葉が通じると思いきやこの空間おかげと言うのを
思い出し、罰そうな顔をしていた
空は、話を続けた

「ん?スピリットって何ですか?後この世界の事を少し教えてください」

この世界の事を良く分からない空は、コリアに聞いた
そこで、コリアはこの世界の事を知ってる限り空に話しました
それでも、空の分からない事だらけだった。微かに分かるのは、何国かの王国が有り
今は居る場所は、マロリガンとサーギオス国境付近のオワシスだ
しかもココは、関係者しか知らない秘密の村でスピリットと人間が共存を望む空間で
ある事を説明してくれた。
ついでに言うと、エトランジュの事とスピリットの事も説明してくれた
特に空が気に入ったのが、コリアに聞いたハイロゥの事でスピリットなる人種?は
これで大空を自由に飛ぶと言う事だ!!
それだけでも驚いたのだがもっと驚いたのが、マナと言う生命エネルギーにより
生活していてエーテルと言う変換機によって、人間が使えるようにしているらしい
でも無限に思われたマナは限界があり、ココ最近マナの獲得戦争が起こりそうだったが、
俺が現れた事により戦争は時間の問題だと確信したと言った。
なんでも、エトランジェは4人居るそうだが、一番最初に現れたのが今から76年前で
ヨト王国の4人の王子の下に現れそこから王位継承者争いが始まり
王国が分裂と共にエトランジェ消えてしまった。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・

話し終ると空は意識が薄れる感じがした。

「コリア色々ありがとう・・・この世界の事大体理解したよ」

「いいえ、エトランジェ様と話せて良かったわ・・・でも、自分の目で色々確かめてね
その方が、私から言うより理解してもらえるから」

「あぁ、わかったよ・・・・・もう、現実世界に返らなくちゃ行けないみたいだな、
最後に・・・・・・・・・・」

「ん?なんて言ったの?」

空は、最後になんて言ったか彼女には聞えなかった。その瞬間また2人は
光に包まれた

コリアは目を開けた。
いつもと変わらぬ声、体、髪の毛全てが元に戻っていた。
空の方はと言うと、体の異常が無いか調べていた。だが、健康その物であった。
何かを思い出したかのように話そうとしたが、言葉が通じないのでジュスチャーを試みた
コリアは最初は何をやってるのか解らなかったが、何となく通じたらしい
それは・・・・・

「ウレーシェ、イス、クヤアーシュー」(助けてくれてありがとう)

そう言うと空はコリアの言葉を真似た

「ウレシェー、イズ、クヤアシュー?」

コリアは首を横に振った
そして、何度かやり何とかコリアのOKを貰った

「ありがとうコリア・・・じょなかった。コリア、ウレーシェ、イス、クヤアーシュー」

空は自分成りに考えて言いい
コリアはニコニコしながら指を指した
空は立ち上がると、指された方に歩いていった。
歩いていくと家の裏で薪を割っている人影を発見し覗いて見た
キャシーである
そーっと近づこうとしたが、すぐに気づかれてしまった
空を見詰る緑色の瞳に照れて目を背けて言った

「キャシー、ウレーシェ、イス、クヤアーシュー」

ガシャン

ビックリした空は、音の方を見たするとキャシーの持っていた斧が、地面に倒れていて
彼女の手は両手で口を覆っていた
それから、彼女の手伝いをして楽しく過ごした
その夜
空の居る部屋にノックの音が鳴った

コンコン

「はい」

入って来たのはキャシーであった

「ソゥソラ、イス ハルサ ホナクルス」 (ソラ様 勉強をしなくてはいけません)

何を言っているのか瞬時に理解した
何故なら、キャシーの手には分厚い本が握られていた
明らかに、勉強をする雰囲気である
空は、観念してキャシーに言葉の勉強を習った




それから数日後何とか日常会話を成立させるまで至った
だが、まだ臨機応変にはいてっていない
色々解った事があった
キャシーの他に大きいスピリットはほとんど居なかったものの
子供のスピリットなら6人居るのを確認している
他にも人間の子供も少なからず居た
他には鍛冶屋には生活で居る道具が何でも揃っていた
着物屋には着る物、食べ物屋、所謂スーパーみたいな物だ
しかし、驚いたのがココはお金が一切必要無い事だ
何故か?解らなかったのでコリアに聞いてみた
すると、「外だと必要だがココでは必要としていないからだよ」
としか答えて貰えなかった
何でも、持ちつ持たれつだって意味は解るが答えが解らなかった
まぁ、そんな事を気にしている間に目的の場所に着いた。
村の端っこにある割と大きい建物だ
入り口の近くには鐘らしき物体があった

「キャシー、ココはなんだ?何する場所なんだい?」

「そのうち、解りますよ。ふっふっふっふ」

キャシーの不適な笑みにいやな予感がして来た
キャシーは入り口に行くと横にある少し大きい鐘を鳴らした

カラーン、カラーン、カラーン

ドドドドドドドドド

空は恐る恐る振り返ると、19人ぐらいの子供達が一斉に駆けて来た

「く、く、来るな〜〜〜〜〜!!止まれ〜〜〜!!」

空は突然の事で動揺し、つい日本語で しゃべってしまった
その言葉も解る恥ずも無く

バッコーン

引かれた
正に風の谷の○ウシカのワンシーン見たいになり 
地面に落ちた
子供達はと言うとキャシーに挨拶して家の中に入っていった
キャシーは挨拶を終わると、空が地面に倒れているのを発見した

「だ、大丈夫ですか?」

キャシーは空が日本語で叫んでいた事に気づいていない様だ
空は膝に手を付きながら立ち上がると(仕方ないと思いながら)
キャシーと一緒に中に入って行った。

その頃、オガンではないデオドガンの入り口にフードを被った男が立っていた

「ふ〜、やっと着いた」

と言いながら、村に入らずにボーっと何かを眺めていた
・・・
・・




そんな事知る由も無く、家の中では勉強が始まっていた

「では、ここしばらく勉強の時間はお休みでしたが、ちゃんと勉強してましたか?」

そう、キャシーが言うと子供達は「は〜〜〜い」と元気な声がした

「では、新しいお仲間を紹介します。ソラ様です。皆仲良くしてください」

そう言うと、皆の視線が空に集中した。空も挨拶を終わると、キャシーの言うままに
後ろの席に座らされた
そして、勉強が始まった

「今日は、歴史についての復習をしましょう。
まず、我々の原点にもなった事はヨイ・イル・ロードザリア王子が誕生した事から始まって、
ヨト王子が聖ヨト歴15年聖ヨト王国が誕生しました。それから大きい争いも無く、時は流れ
聖ヨト歴254年子孫の王子達4人の元に未訪者4人が現れました。その者達は宝剣を持って
王子達1人1人に付き、王位継承を巡って争いを始めそれにより、聖ヨト歴259年王国は分裂し
力の強かった者は1人で王国を作り、力の弱かった者は2人で1つの王国を作りました。
これにより、今の現状が出来た元になりました。分かりましたか?」

そう言うと1人の子供が「未訪者はどうなったの?」と聞くと、キャシーは困った顔をして
答えた

「私も、詳しくは知りませんが、死んだと言う人、異世界に帰ったと言う人、旅に出たと言う人、
が居ますが実際は分かりませんでも、王子達の建てた王国にはまだその宝剣が残ってるそうです。
付け加えるとこの未訪者はエトランジュ、宝剣を永遠神剣と言ったそうです」

質問した子が納得すると、もう1人手を上げて質問をしてきた。
「宝剣はどうなったの?」と聞くと

「宝剣は、王子が建てた王国に1本づつ有るはずです。但し、マロリガンだけは2本有るはずです。
詳しく言うと、ラキオスに1本、サーギオスに1本、マロリガンに2本に成っています」

説明すると男の子が急に言い始めた

「じょあ、マリガン強いじゃないの近くて良かった」

「何聞いてたの、マリガンじゃないでしょマロリガンでしょ!!全く、キャシーの話聞いてた
弱い者が一緒に成ったって言ってたじゃないの」

「でも、確か宝剣1本で国1つ落とせるって前に言ってたよ!!」

ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ 

子供達が口論をしているなか、空は考えていた
自分はいったいどのエトランジュなんだろう。他にもココに来てい居る奴が居るのか?
戦いをしなくちゃ行けないのか?本当に帰れるのか?などなど考えていると、
肩にポンと何かが置かれた。それを見るとキャシーの手だった

「・・・・・・・・・・・・」

「心配しなくて大丈夫ですよ」

「・・・・・・いや、そうじゃなくて・・・・止めなくて良いの?」

空は、目の前の光景に指を指した

「はい、元気なのは良い事です」

「あはははは」

程なくして、やっと静かになり授業が進んでいった。

「・・・・・・・という事に成るのです。分かりましたか?ん?
丁度、お昼なのでこの辺にしと来ましょう。そうそう、先ほど話した場所は
テストしますので、覚えておいて下さい」

キャシーがそれを言うと、皆からため息が漏れた

「あっ!!あと、エトランジュの話の裏説には、もう1人国王に仕えていたエトランジェも
居たみたいな説があり、その人が何かをやったと言うのが裏説として流れています」

そう言うと、キャシーは部屋を出て行った。
しばらくすると、良い匂いがして来た
給食である
キャシーは、給食を運んで来た
カートの様な物に5人分位乗せて4往復してやっと皆の食事が机の上に上がった
今日のご飯は
シチューみたいなものとパンと飲み物とサラダが上がっていた
一斉にいただきますの挨拶をすると、行き良いよく食べ始めた
空も食べてみると不思議に日本で食べているシチューと似ていた
そう思いながら、食べているとキャシーが急に立ち上がった
その顔は、とても驚いた顔でそのまま窓から外に駆けて行ってしまい、空も
ただ事じゃない
と思いその後に続いた(ちゃんと出入り口から出て行った)
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
・・
空が付いてみると、そこにはフードの被った男とキャシーが立っていた

「何者ですか?結界の弱い部分を縫って入って来る人は」

「???」

「答えないつもりですね」

空は、2人に気づかれない様にフード男の後ろに周り、近くに合った棍棒みたいなものを握り締めて、
後ろから男に襲い掛かった

「・・・・・・・・おおおりゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「??!!」

男は、後ろからの攻撃を紙一重で避けて、後ろ回し蹴りで地面にうつ伏せに成るや片手を後ろに
回されて固められた
その行動を取った成果フードが外れて顔があらわになった
その取った顔を見るやキャシーはまた唖然としていた
やっとの事で声を出すキャシーは驚いた声であった

「・・・・ロウィナール様??」

・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・


「まさか、キャシーに見付かるなんてな、全く俺も甘かったな」

「全く、人が悪いですよ。言ってくれれば、変に警戒しなくて済んだ物を、
しかも、自力で結界を破ろうなんて何で、中継所を通さなかったんですか?」

「あははは、場所を忘れてしまってね。何年振りだろう、長老は元気ですか?」

「人の話を聞いてください」

「ん?キミは?」

「・・・・もういいです。彼はソラ様エトランジェです」

「ほ〜、エトランジェか?ん〜〜〜〜」

そう言うと、ロウィナールは悩んだように手を顎に当てて考えていた
考え終わったか、話し始めた

「ん〜、キミは一体何者かな?エトランジェはもう各王国で名乗りを上げたそうだ
名前はまだだが、そうするとキミは誰なのか何処のエトランジェなのかが分からなく成った」

「「えっ!!!」」

キャシーと空は驚いて声が漏れた

「まっ!!どうでもいいか、そんな事よりキャシーお腹が減ったな〜何か食わせてくれよ」

「・・・はい只今」

「ちょっと良いですか?」

空がやっと口を開けた

「もうエトランジェは居ないって本当ですか?」

「あぁ、各国が名乗りを上げたから本当だろう。だから、道や村には居ないだろうな」

「ん〜」

空は悩んだ
じゃ、自分は何の為にココに存在するのか?他のエトランジェって誰なのか?
他にも他愛も無い事をズラズラ考えた
そしてキャシーは、その話を聞くとある提案をして来た

「ロウィナール様、いっその事一緒に食事をしませんか?只今、学び舎で食事中だったので
御一緒にどうですか?」

そう、キャシーが切出すとロウィナールも久しぶりだと言うばかりに、賛成して
学び舎に向った。
着いて、教室に向うと大体の子供は食事を食べ終えて、お昼寝をしていた
後で聞いた所、食事の後はお昼寝をする時間らしい
空とキャシーは自分の食事を持って別の教室へ移った
空は遠慮したのだが、新しい食事に変えて貰った
何でも、冷めてては美味しい食事は出来ませんと言うばかりに変えさせられたのが
現実である
そこで、ロウィナールの事を教えてもらった
何でも、十何年前まではここで暮らしていたが、独り立ちして今やこの大陸でかなりの
有名な訓練士だそうだ。
でも、その元はキャシーやココの住人から教わった事でココを出て訓練士になる
人は結構居るらしい
後付で、ココの出身者は皆凄腕の訓練士で色々な国から御声が掛かるらしい
しかも、スピリットとも互角に戦えるらしく
後、空が感じたのは何だか天然そうで憎めない奴だったって事かな、
そして、ロウィナールと仲良くなりあだ名で呼ぶようにした
キャシーからのまたもやの提案で、しばらく仕事の無いロウィナールに
ココに居てもらえるように頼んだ
その時は、なんでこんな提案をしたのか分からなかったが

放課後

スピリットと空だけを残して皆は家に帰って
教室には、ついでにロウィナールも残っていた
何でもココからはスピリット専用の勉強らしく
戦闘訓練や呪文の研究など等をやっているらしい
皆は、キャシーに空はロウィナールに教わる事になった
この日から地獄が始まった
昼間は、勉強でこの世界の歴史や文学を学び
放課後はロウィナールとの戦闘訓練と座学を学んだ
聞えは普通だが、やっている事は地獄であった
毎日、ボコボコに成るまでやり、気を失っても起こされ、5回気絶したら
大体終了になる。
良く体が持つなと思ったら、キャシーが癒しの呪文みたいなのをかけてくれていた
らしいなので、朝起きるとぴんぴんしていた。
3日過ぎた辺りから、大体の勉強も終わり
空もココまで自分が対応能力が高い事にビックリしていた
昼間は暇になったので、給食を手伝う事にした
最初は、戸惑ったが大体向こうとこっちの食べ物に、そこまでの違いは無く
名前が違うだけで、大体一緒だった
作ってみて、物足りなさに気づいた
空は、ハッとして慌ててリュックサックの中身が無い事に気づいた
キャシーに聞いてみたら、液体っぽかったので保存しといてくれたらしい
その御蔭で醤油と味の素を無事に見つけ、地球の味っぽい風味に出来て
皆にふるまうと、美味しいと絶賛してくれた
それから、給食と放課後の訓練は日課になった
それから、2週間位が過ぎた

「ハァ、ハァ、ハァ、ック・・・・・オリャ〜〜〜〜!!」

空は肩で息をしながら走って来た

ガキッ〜〜〜〜ン

訓練刀と訓練刀がぶつかり合った

「何度も言わせるな、相手の動きを見るんじゃない、感じるんだ
見るとしたら、足を見ろだが凝視するな円視を使って見ろ、そうすれば
避けるのも、間合いも、攻撃も1つの流れでやれる。こんな風にな」

ギィ〜〜〜〜〜〜ガッキン、ドン〜〜〜〜ドッス、グサ

ロウィナールは、横に訓練刀を流しながら弾くと、速い回し蹴りで空は一回転をし
床に落ちる前に後ろ蹴りにより吹っ飛び空は木に当たった
しかも、落ちづにそのまま訓練刀を投げると、空の肩服に刺さった

だら〜〜〜ん

「・・・・・・・・・」

「まぁ、こんなにうまく行かないがな、まぁ今のはお遊びだからできる事であって、
実践では、やくに立たない、聞いてるか?ん?」

聞いてるのか、確認しに近づいて見ると
それを待てたか、空は肩の服に刺さった訓練刀を行き良い良く抜き、
切り下ろしたが、ロウィナールは後ろに飛び交した
そして、すかさず地面に落ちていた訓練刀を持ち向ってきた
空もそれに合わせて、流れを読んだ
1合、2合、3合、4合、5合・・・・・・
遠くから見ると踊っているかのように見えていても可笑しくない円舞である

ガッキ〜〜〜〜〜ン

空の訓練刀が飛びその円舞は終わった
観客が居たら、拍手が起こっても良い戦いだった

「はぁ〜〜〜、ロウィもう少し手加減してくんない?」

「何言ってんだよ。本気で行かないとこっちも危ないだろ。
だが、よくあんなに付いて来れたな!!さては、最初のは誤魔化しだな」

「あはははははは・・・・・・ちょっとな、昨日コツを掴んでな」

「まぁいいや、それだけ出来ればある程度の輩なら苦戦しないで倒せると思うぞ
ただ、スピリットだけはあんまり相手にするな、まだソラじゃ早いそれは
技術以前に戦闘経験が違う、命を懸けた戦いがな」

いつののほほんとしている、ロウィナールは真剣に答えた
そして、空は次の段階に進んだ
それは、スピリットの事をより知り分かる事だ
それからは、キャシー達と一緒に訓練を始めた
ロウィナールは、長老のお願いを聞いていて忙しいのも入っていた
程なくして、空はロウィナールから課題を出されていたそれは
{訓練刀でキャシーに一撃を与えよ}だった
後もう1つがキャシーは特別なスピリットだと言う事だ
早速、キャシーにその事を話すと心置きなく了承してくれた
始まって見ると、キャシーの手には永遠真剣は持っておらず、訓練刀のみが
握られていた
空は、少し疑問に思いキャシーに聞いたが、来れば分かるらしく
お言葉に甘えて、戦いを挑みに駆け出した

タタタタタタタタタ 

ガッキン

行き良い良く、訓練刀を振りかぶって下ろすと、何かにぶつかり訓練刀が弾かれた

「ええ?」

「フフフフフ」

何度繰り返しても、何かに辺り攻撃は一向にキャシーには届かない
そこへ、お使い中のロウィナールが通りかかった

「お!!やってるな!!ソラ、ヒントをやろう。感じろ俺の特訓もそうだが、お前は分かっているはずだ
どうすれば良いか?一番近くでやっていた。俺が言うんだから間違いは無い?」

「おい!!そこ最後疑問系はいらないだろ」

「ん?あぁそうだな
俺が言うんだから間違いは無い!!これで良いか」

「んん〜〜〜言い方がな」

そのやり取りを見て、キャシーは笑っていた

「フフフフ・・・ではこっちからも行きますよ」

そう言うと、結構な速さで俺の懐に来たが寸前の所で、交し距離を取った

「ふふふ、あれを交しますか、かなりロウィナール様にやられましたからね・・・・ソラ様」

「え!!」

「甘い」

その問いにビックリしてちょっと止まった間に勝負は着いた

「くっそ〜〜」

「ふふふ、でも本当に飲み込みが早いですね。ロウィナール様も、ココまで来るのに
何年掛かったか、でもロウィナール様はココからが速かったから、どうでしょうね」

そう言うと、今日の訓練はそこで終わった・・・・・・



あとがき

いやはや、ごめんなさい
ちっとも、UPで来ませんでした
こちも、色々と忙しくて書く時間がありません
でもやっと、1章出来ました
ちょっと、いやかなりおかしな所も有るかも知れません
キャシーの秘密、そして空は何時永遠神剣と出会うのか
全く分からなくなって行くばかりです
次回作も早くUPできる様に粉骨砕身で頑張ります
訂正版
本当にごめんなさい
いくら焦っていたとはいえ
これは、ひど過ぎました・・・送ったその日に気づき訂正しました
まだ、あると思いますがご容赦ください


「ちょっと待った〜〜〜〜」

「え!!」

「何勝手に終わらそうとしてんだよ」

「いや、ロウィもう出番というか、章が終わってあとがきだよ」

「っえ!!そうなのか、いや〜〜〜そうかそうか、っで」

「ん?どうした」

「俺の飯まだか?」

「・・・・いや、そんな場所じゃないんですけど・・・・」

「ん?俺を呼んでいる声がする・・・・今行くぞ、ジュワッチ」

「「「「いや、あんた飛べないから」」」」

「おおお、てへ」

「てへってなんだ〜〜〜」

「まぁまぁ、そんなに興奮すると血管切れるよ^^」

「お前のせいだろう」

「こんな訳で、不束者ですがよろしくお願いします」

「コラ!!キャシー勝手に終わらすな〜〜〜〜、おい・・・・・・・・
終わり・・・・じゃない・・・わ
・・・っ・・・・・−−−−−−−−−−−−−−−」

「ご臨終です!!」

「死んでない!!」

作者のページに戻る