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異物なる存在

プロローグ

・・・・・・・・・・・・み・・・け・・
・・・・みつ・・・た・・
・・見つけた!!
夢の中、闇の中から声が聞こえてきた。二つの声が聞こえ、それが何か分かる筈も無く、
ただただ、夢の中で何を求めて何をするかなど分かる筈も無くただ立っているだけ、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、空がその声の主を凝視するがその姿はぼやけて何も見えない、だがそこに何かあるという
事しか分からない。
もっと近くで見ようとすると、そこで夢から覚めてしまうってのがお決まりだ
今日も同じ様に目が覚めた。
十二月十八日 六時半

「ん〜〜〜?!はぁ〜またあの夢か?いい加減にしてくれよ。なんでここ一ヶ月この夢ばっかなんだ
まぁいいや、朝飯でも作るかな」

そう言って空は掛け布団を接ぐと、ベットから起きて上りそのままの格好で下に下りていった

鷹崎 空
(だいたいの事は設定を見てください)
料理が得意で勉強もそこそこできるが、授業ではいつ先生に叱られている何故かと言うと、
空ばかり見ていて授業に集中してないからだ
何故料理を作ってるかと言うと、母親が亡くなってるので親父と二人で作っていましたが、
ほとんど作らなかったので、空ばかり作っていていつの間にかプロ顔負けに為っていた。
何故母親が死んだと言うと、空の特殊な力によって精神異常になり、そのまま死んでしまった・・
父親の手紙が残されてそこに全てが書いてあった。
何故母親が死んだか、父親の不安などが書かれていてそのまま行方不明になった
特殊な力と言うのが、他人の心を覗けてしまう事と額を合わせると人に関らず生物や物にも
同調(シンクロ)して色々な事をしてしまう。小さい頃はその事が分からず、能力を悪く使ってしまった
でも今は、遣い方が分かり正義の元良い事をする様にしました。

台所に立つと、寝巻きにエプロンを掛けると軽快なリズムで台所が騒がしくなった。
今にも、音楽が聞こえて来そうな軽快なスッテプや包丁の音や箸で何かやる音・・・・
出来たのは、スクランブルエッグとべーコンとサラダとパン2枚を作ると、
二階に上がって制服に着替えると、下に行き作った朝ご飯を食べて母親の写真に
手を合わせて挨拶した。

「行ってきます。母さん」

挨拶をし終わると何を思いついたか空は、冷蔵庫に向うと中身をチェックして調味料もチェックした。

「ん〜、醤油と味の素と牛乳かな?帰りに買い物行かなくちゃな」
そう言って、家を出た・・・・・
家を出て少し立つと、悩んでいる高嶺に合った

「おはよう!!高嶺どうした?前に紹介したバイト失敗してクビに成ったか?」

「おはようございます。先輩この間のバイト辞めようか悩んでいるんですよ」

「どうした?何かあったか?」

「まぁ、色々有りますよ。でも先輩の前髪程じゃないですよ」

「あはははは・・・・」

「あはははは・・・・」

キラーン☆ ガシ

空は、高嶺の首に腕を回して固めた。
この様な事は、大体会ったらお決まりのパターンなので高嶺もいつもの様に笑っていた。
空は、いつもの高嶺と少し違う事に気づき、悪いと思ったが高嶺の目を隙を見て目を合わした。
すると、高嶺の中に(頭の中)入って行った

≪付け加えよう!!この能力は空の精神が安定または、空腹、寝不足、などが有ると
使えないと言うのが分かっている。ただし、これを使うと空の身体が少し動かなく成ったり、立ち眩みなど
その他色々な現象が起こる。でも、同調(シンクロ)はもっと危険な物だと空はまだ知らない、何故なら
全然使ってないからだ≫

スーーーーーーーーン

高嶺の中は、様々な不安でいっぱいだった。
その中でも、最近の不安は佳織の事や秋月 瞬の事でほとんどだった。
一方、優しい光が有ったそれは・・・・・・

覗いていると空は急に現実に戻った。
それは、高嶺を呼ぶ声が聞え急いで解除したからだ
呼ぶ声の主は、同じクラスで親友の二人だった。
空は、固めていた腕を外すと高嶺は挨拶をするやいなや、急いでその場所に向った。
走っていった高嶺に向って空は叫んだ。

「高嶺!!色々有ると思うが、佳織の事守ってやれよ!!」

「!!」

それを言うと高嶺は、走るのを止めて空の方を見た。それに答える様に右手を前に上げて
親指を立てた。
それを見た高峰は言った

「そういうの、古いですよ先輩!!」

それを聞いた空は慌てて下げ、怒った様に高峰を見るとヤベーといった感じで高嶺は、
親友の元に向った。それを見て居ると走って来た高峰に向って何処から出したか?
ハリセンで思いっきり叩いた!!この叩いたのが岬 今日子、高峰の親友の一人でもう一人が、
腕を組んで全くと言った感じで、立っているのが碧 光陰である
空は、その皆が角を曲り見えなくなるのを待っていた。見えなくなると、そのまま壁にもたれかかった。

「やべ〜〜〜、来ちまったか!!今回は上半身麻痺かな?う、腕が・・・・・」

激痛と言うまでではないが、痛みが走った。
だが、途中で止めたおかげ?で十分位で麻痺は治って直ぐに走り出した。
それは、起きたのは六時半だったが、家を出たのは遅刻にちょっと余裕を持った感じで、
十分はかなりのロスだったからだ。

ドドドドドドドドドド・・・・・

校門がまだ閉まってはいなかった。
だが、丁度その時先生が校門を閉め始めていた。
空はヤバイと心で思いながら走った・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
だが、校門は情け容赦無く目の前で閉まってしまった。
仕方なく遅刻書を職員室に提出して教室に向った。
授業中、何時も道理窓際で空を見上げる空・・・・
晴天に恵まれ透き通ったコバルトブルー輝いていた
そこには、自由に天を遊ぶ様に飛ぶスズメの姿

「いいな〜〜、俺も自分の翼で大空を飛んでみたいな〜、
何で人間には羽が無いんだろう?有ったらどんなに良いか」

いつもと同じ事を呟きながら時間は過ぎていく・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・

放課後、商店街に出かけたが行く途中ちょっと大きい自然公園で寝そべり、また
空は大空を見て同じ事を呟いていた。
三十分ほどそこでそうしていると夕焼け模様に成り始めていた。
空は起き上がると、商店街へと足を向けた。
順番に買い物を済ませていくと、もうかなり暗く買い物をリュックに入れると、急いで家路に着いた
だが、帰り道神社の前に差し掛かると、森がざわめく声が聞えた。
これは、自分の能力とは関係なく異常な現象があると起こり、前にも地震などを教えてくれた
空は、そのざわめく草木達の方へ向った。行く途中目の前の方が急に光を発し消えた。
その場所に行って見ると、目の前で巫女の服装の人が突然消えた!!
空は、目を擦りもう一度確認した!
だが、そこには巫女の服装の人は愚か、誰一人居なかった境内に入り中心に差し掛かると、
夢の中の声が聞えてきた。

「見つけた!見つけた!こっち、早く門が閉まる時空の歪が折角、あの人が開いてくれた門
無駄には出来ないよ。お願いこっちに来て、早く・・・は・・・や・く」

空はその声が聞えてきた方へ歩き出した。
すると、目の前が突然、白銀光に身が包まれた。
空は、異様な感じがすると突然頭痛が襲った!!そして、意識が遠退き気絶した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・


空は、眩しい光と暑さで目を覚ますと、うつ伏せの状態で息をすると、
細かな何かが鼻の中に入った。
何なのか手で確かめてみると、黄色い砂だった。空は慌てて起き上がり周りを確認した
見る限り黄色い砂一色の砂漠だった

「おいおい!!何の冗談だよ。ココは何処だ?砂漠なんて鳥取の方しか日本に無いってのに、
何処なんだよ〜〜〜〜〜!!」

空は、錯乱し大声で叫んでみるが誰一人答える者は居なかった・・・・
砂漠の知識は無いが、一般的な事は知っていた。
空は慌てて学ランを頭にかぶり歩き出した
砂漠での重要な物それは、水である!!金よりも水を大事にしなくてはならない。
空は、水を探した・・・・・・
どの位探しただろう?どの位歩いただろう?暑さは優に50度は超えているだろう
と思うぐらい暑い、何の前触れも無く空は不意に太陽を見た!手を額に当てて影を作り
太陽を見上げた。

「なんて、強い日差しだ!!まったく水が無けりゃ二日も持たないな・・・・
・・・・・ん?」

見上げていると、不意に人影が上空を飛んでいた
空は慌てて目を擦ると、もう一度そこを見たが何も居なかった
暑さのせいで可笑しくなったかと、思いながら歩き出そうとしたその時!!
前方から何かが近寄ってくる影を見つけ、空は大声で叫んだ

「おぉ〜〜〜い、助けてくれ〜〜〜〜」

向こうもこっちに気づいたか?こっちに近寄ってきた。
見た事もない生物に跨った三人の人は、全身を布の様な物に身に纏っていた
そこで空は、自分が日本はでは無い事を実感した

「ヤシムノ?ラストノトカンアーナ?」(男か?違う服装だな?)

「ん?」

「エノウィ、スニシミンスリノ?」(おまえ、何処来た?)

空の知らない言葉で尋ねられているのか分からない、空はこんな時こそ自分の能力を、使わなくちゃ
何にも成らない。
空は相手の目を見た・・・・・だが、突然知らない言葉で話されて、しかも喉が渇いて挙句の果ては
お腹が空いていると言う最悪の条件であったため、能力が使えない
そう思っていると、前の男が乗り物(動物)の横から水筒らしき物を取り出すと、
ゴクゴクと飲みだした。

「み、水を、水をください〜〜〜」

空は、一身腐乱に前の男にしがみ付いた

「クテニタムシノン!!ス?ヒナノウラウォーテシェイサム?」
(汚らわしいどけ!!ん?そんなに水がほしいか?)

空は、顔面を蹴られた。
男は、手に持っているのが欲しいのかと言っている様に、持っている手を高々と上げた
空は、首を縦に振ると男はニカッと笑い、飲み物の入っている筒の入り口を口に付けるや、
すごい勢いで飲んで、空に向って空の筒を投げ捨てた
それは見事に、空の眉間に当たった。丁度尖った所に当たったのだろうか?かなりの血が流れ始めた。
空は、その場に蹲ると男達はそそくさと先を急いで行った。最後に知らない言葉で何かを行って言った

「ハタムィ!!ハハハハハハハハ」(死ね!!はははははははは)

空は、何を言ってるか判らなかったが馬鹿にされたのだけは分かった
額の傷は、ほっといて奴等が来た方向へ歩く事にした
なぜなら、向こうから来たという事はオアシスか町が在る筈だからだ
空は、歩いた!休憩挟みながらも五時間も歩き、日が沈み掛けたその時
目の前にオアシスが見えてきた!!
空は走った!!今持てる全力で走った。だが、一行に近づく気配が無かった。
空はそこで、初めて蜃気楼という事に気づいた
その場に、倒れ込むと落ちる夕日を横目で見ながら、頬を水滴が走った!!
涙である。慌てて拭うと、空はハッとバックの中を見てみた。
そう、砂漠に倒れる前にスーパーで買った牛乳が有るのをすっかりと忘れていたからだ。
だが、熱のによって買ったばっかの牛乳も、腐っていてこれを飲んだら明らかに腹お壊すのは、
確実だった。
だが、渇きを潤すには仕方なく飲んだ。一口、二口、だが

「ぶううううううううう、ゲッホゲッホマズい!!失敗したな、何で牛乳の事
忘れてたんだろう。くそおお!!でも、もう少しで、多分オアシスが在る筈だ」

他の醤油と味の素はバックに入れると、空は歩き出した。さっきまでと、明らかに顔が輝いていた
なぜなら、蜃気楼は無い物は写さないだからオアシスが必ず在ると解ったからだ
それから、辺りが暗くなり一時間半ぐらい歩いたら足に痛みが走った。
空は、疲れのせいだと思い気にしないでいたが、三十分ぐらいで目の前の
砂漠の山を越えたら急にめまいが起こり、その場に倒れ込んでしまった。
空は、霞んでいく目で見たのはオアシスと周りの明かりだった。
そして、そのまま空は意識を失ってしまった。
空が意識を無くなってまもなく、一人の影が空に近づいてきた

「ソロナ・レナ?ラ、ラストティハン・・・ラハテ・レナ」(人間?ま、まさか・・・エトランジュ)

そして、その人物は空を担ぐとそのまま村に向かった?と思いきや、村に入らず、反対側のオアシスの湖畔に
向かった。すると、空とその人物はそのまま闇の中へ消えてしまった?いいや、見えなくなったと言った方が良い
正に、一瞬で二人の姿が消えてしまった。・・・・・・
・・・・・・・・・・



プロローグ 終わり

あとがき

初めて、書きました
なにぶん、可笑しな日本語や表現が有るかと思いますが、気にしないでください
気づいたら直していきますし、私的には流れを楽しんで欲しいと思っているので、
楽しく見てください。
さぁ、異界に飛ばされた空はこのままどうなるのか?
ってか、もっと早く牛乳に気付がよかったのにね!あの、助けてくれた影は誰なのか?
空が呼んだのは(設定を呼んでれば解るから良いかな?)誰なのか?
次回から少しだけ解っていきます。
聖ヨト語は、自分成りに調べてみて乗せました。
聖ヨト語は、本当にめんどくさいです。でも、空が覚えて行くまでは続けたいと思います。
次回作もお楽しみに・・・・・










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