現代、ハイペリア(地球) 12月17日

悠人達が通う学校、最上級生階教室


 HR前の朝の時間帯、季節柄、進路の問題等の会話がされる教室内……の筈なのだが、
今日ばかりは、何時もと様子が違った。


「そっちは何か聞いてる?」

「ううん、何も。」

 一人の女子生徒の机に数人が集まって、不安そうに相談し合っている。

「どうしたの?」

 私は何時も通りに鞄を自分の机に置いてから、その輪の中に入る事にした。

「あ、宮ちゃん、ねぇ佐杷っちの行方知らない?」

 声を掛けてきた子は静本亜樹 、 私の幼馴染で大親友の友、そして………。

「……いいえ、」

 皆、ガクリと落ち込む。

 そして、ふと気付く、どうも、その原因は、彼女達の横の席、空席の主にあると。


 木崎 佐杷、帰国子女4年、運動科目 特級クラス、成績 英語以外上の下クラス
備考、女子生徒に一般生○以上の人気がある(校内の噂では木崎ハーレム等と呼ばれている)

そして、私の………

ーーふふっ……



 *彼女の妄想が18指定の世界の描写の為、都合上削除。マジでスンません*



 話をまとめるとこう。

 事の始まりは、彼、木崎 佐杷さんが昨日の夜から一切の連絡を取れないという事だった。

 ただ連絡が無いと言うだけでここまで騒げるものなのか? と、普通ならばクエッションマークを
出すところだが、居なくなったと思われている人が人だからです。

 彼はモテる。

 誇張はしていないし、そ、その…こ、恋人という贔屓目を抜いてもモテるのですけど……

 ギリシャ芸術の彫像に出てくるような美男子の好青年では無いし、皆の琴線を撫でてしまう様な
小動物ちっ…く? の可愛い君でもない。

 一歩そこを外れれば普通として扱われるギリギリのライン上に居る
二枚目の男らしい人と
言ったほうがいいだろう。


 『人と言うのは完璧すぎるモノには遠慮しがちなもので、多少は歪なものに好感を寄せられる』
という言葉があるけど、佐杷さんの場合は正にそれだ。

ーーでも、佐杷さんは完璧にカッコイイですけど。 ←(惚気)

 天才や秀才ではないけどAクラスの下orBクラスの上、辺りの好成績を誇り、運動神経は抜群。

 初めて会った頃は無愛想だと思われていたしいたのですが、気さくで気遣いがいい為、私達から他の皆さんへと広まり、
佐杷さんの株価は上がっている。

 外国生まれのカルチャーによるギャップもあり、完璧過ぎないためかそれが、また人気を呼ぶ。

 だからこそ……そんな彼だからこそ、行方不明との話が持ち上がるやいなや、皆こうして心配しているのだ。

「連絡は?」

「ううん、駄目。携帯に繋がらない。」

「こっちも、」

 これも佐杷さんの人徳と魅力がなせる技と言っていいだろう。

 これが、ただの男子生徒ならこうも行かない。

 不良生○なら、間違い無くサボったのだろうと、皆認識し、そこで日常へと戻る。

 嫌われている生○なら、……そう、嫌な奴が居なくてせいせいすると、皆良い気分で一日を過ごす。

 冷たい様だが、コレは一般的にごく普通の事と言っていいだろう。

 ゆとり教育だろうが、家庭の環境が問題だとか、教育管理がとか、何とか言う前に、こればかりは
私の様な、一個人ではどうしようもならない。

 結局、本人の問題であり、他人が解決するのではなく、本人が解決しなければならない問題といえる。

 
「……まだ時間がある。聞き込みに行ってくる。」

 私が自分の世界に入っている合間に、ショートヘアーの女子生徒が、輪から離れ教室から出てゆく。

 彼女は深く知らないが、クラスメイトで私や亜樹程では無いが佐杷さんを好きな子だ。

「……なぁ、携帯の電池切れじゃ「それはない!」……」

 輪の横で男子生徒が参考書を読みながらそう言ったのだが、私はハッキリと否定してやった。

「それはない。だって、佐杷さんは、連絡がちゃんと取れるようにいつも電源は気にしてたし」

 そう、佐杷さんは、ちょっと大人の階段を上がった男の顔に似合って、あれでもマメなんだから。

「後、佐杷っち携帯改造して、電源と電波状況を良くしてたしねぇ~」

 私と同じようにいつも見ている亜樹も、私の話に乗ってくれた。

ーーナイス援護!!

「いや、その…ね、携帯が壊れたって……」

 この、どこのクラスにでも居そうなクラス男子の心情としては、この忙しい季節に横で騒がれて、
「うるさくするな」と言いたいのだろうが、それも気が弱いので言えないから、遠まわしに、話に参加して
終わらせようと思ってやったのだろう……が、今の私達にとっては、薮蛇と言っていい。

「それはありえそうだけど、昨日会う筈だった娘が『会っていない』って言ってきたのよ。おかしいと思って当然じゃない。」

 多分、今、彼は『そんなの知るかよ』と思っているのだろう。

「わかったわかった。もういい。」

 どうやら向こうが限界を向かえ、ヒステリック寸前のような態度で視線を外した。

 普段ならみんなは文句の一言はかけるが、今はそれどころではないので、不満に思いながらも、それぞれ
再び輪の中に戻る。

「やっぱりおかしい、いつもだったら予鈴10分前には教室に入っているのに。」

「なにかあったのかな?」

「とにかく、今の段階では遅刻か欠席か分らないから、あまり心配し過ぎない方がいいわね。」

 皆で頷き合い、各々の席に付く、それと同時に予鈴が鳴る。



 その後、一限、二限、三限、四限と授業が行われたが……、佐杷さんは来なかった。



お昼休み

 普段なら、佐杷さんの机の周りに机が合さり合い、仲良く食事の時間となるのだが……

「結局……こないね……。」

 いつも元気な亜樹も少し落ち込みはじめている。

「……拙い」

 矢張り、重要な人の不在は、不安を呼んでくる。

「えっ?」

「えっ…あっ、今のは何でもない。」

 しまった、思わず声に出してしまった。

 精進が足りなかったか……


救……主…よ………我に応えたまえ……


ーー誰? 私の事を呼ぶのは

「今…何か言った?」

「はいッッ?」

「…………」
「…………」

「・・・……まいったな~クールな宮ちゃんがトチ狂ってきたよ。デンジャーだな。

「いや、亜樹。聞こえてるから。」

 正直、少し可笑しくなってしまいそうである。

うわぁぁぁ、ああぁぁぁっっぁ~、せ、せんぱぁ~~

ーー最悪だ。

「……もしかして、この声……」

「じゃない。」

 少なくとも、こんなに胃が痛くなるような声ではない。

ちょ、ちょっと! どういうことよ! に……先輩が行方不 明って!!

 やっぱり来た。

 私の気分を、嫌用にでも最悪に変えてくれる女が……

「落ち着いてくれるかな?」 

「いいとも~~」





って!! 違あぁぁぁうぅ~ッッ!!

 猛牛みたいに突入してきた木崎(妹)を、お昼でお馴染みのサングラス司会者みたいな口調で、
上手くボケさせる亜樹。

 亜樹、何て恐ろしい子!!

「とりあえず落ち着いて、そして周りの状況を確認したら?」

 私が声を掛けると逆効果なのは解っているので、私は彼女に極力声は掛けないが、亜樹の流し方
は見事といっていい。

「先輩が、先輩が、行方不明で消息を断ったかもしれないのに、美保、落ち着けないよ!」

 木崎(妹)、通称木崎美保……不覚ながらも佐杷さんの義理の妹。


 まぁ、佐杷さんが自分の呼び名を先輩と呼ばせている辺り、扱いが汲み取って分かるだろう……

 そう、“痛い”子だ。

 そんな痛い子の目の前に指を指差すように出して止めたのは亜樹だった。

「ただ、喚いているジャ○プはただのジャッ○、苦渋を舐めながらも心の中で爪を研いでいるのは訓練されたジ○ップ、
あ~ゆ~オッケイ?」

「クッッ」

 流石、佐杷さんにお笑……明るさの影響を与えた亜樹、 やっぱり何で恐ろしい子!!

「宮ちゃんも、ほら、黙ってないで会話に参加、参加。」

「え、えぇ……」

 意外な乱入者が加わりつつも教室では、昼食ついでのお昼の会話が始まった。

「それで、昨日の放課後より行方不明となった、木崎佐杷さんの調査報告をして頂きます。これは情報の共有の場なので
情報の独占は控えて頂きたいと思います。」

「は~い」

「異議なし、」

「無いよ~。」

「それじゃ、私から行きますね。」

 クラスメイトの女子……まぁグループ間の都合上、私は好きではないので女子Aとしておこう。

「昨日、後輩に話を聞いた所、繁華街で迷彩柄のズボンに茶色い上着を羽織って徘徊していた、
と証言を得ています。」

「私も、それと同じですけど、手提げ鞄を片手に、2丁目のおかしのまちゃ←(店名)にて飲料水の安売り品を
買っていました。情報提供者がそこで買い物をしていたそうで確かです。」

「私の得た目撃情報だと、制服姿だった事を確認されているけど。」

「どうも要領を得ないわね……」

「うぅ~ん……」

「……ほら、あれじゃない? 繁華街のどこかで着替えてそれで放課後を満喫した…と、」

「あぁ…それだぁ!」

 一人を除いて皆納得。

「それで、夕方の買い物はそれで済んだとして、その後の話は」

「「「…………」」」

「誰も知らない~ か……」

「何よ…何よ、それ?」

「だって……ねぇ。」

「得てしても他人の家には関わらぬ、このご時世、自分に関係しない事なら何がおきても関係ない世の中だし、
佐杷さんの後をストーキングする馬鹿は、この中にいないわよ」

 一応、説明したが、彼女は理解できていないようだ。

 更に悪い事に、彼女は柳眉を逆撫でてまくし立て、その場を混乱させて進展は無かった。

 佐杷さんが手こずるのも無理は無い、この子……本当に“痛い子”なのだから……。



 放課後の教室は、私達の女子グループがとある教室を制圧していたのだが、物凄く拙い、

 何が拙いのかというと、その教室内の空気が……物凄く……よどんでいるのだ。

 勿論、その空気を打開しようと亜樹ちゃんが冗談を何度か口にしてみたが、一切変わりようが無かった。


 あぁ……誰か……何とかして……


 結局、昨日の佐杷さんの行動は、授業の終了後は、そのまま下校、その足で繁華街へと直行、何処かの建物に
入った後、早々に帰宅し、着替え、再び繁華街で買い物、徘徊、そこから行方不明。

 そこで座礁に乗り上げてしまった。





 あっと言う間に時間が経ち、私達、二人は日課があるので先に挨拶し教室をでた。

 ここで、新しく情報が入るかもしれないと思って、このまま残るという事に、後ろ髪を引かれたが、止めた。

 やるべき事はやっておかなければいかないと思ったからだ。


「ったく、足取りつかめ無いなんて、人一人が簡単に消えるわけ無いでしょうが!!」

 下駄箱で外履きに履き替えていると、亜樹は丁度良く、私と同じ憤りを声に出す。

 あの……私もそりゃ人だから、憤りになる事はあるのよ。

 わかって?

「確かに……交通機関を使ったという話は聞かないし、恐らく、誰かの使用車で遠出に出たのかしら?」

 靴を履き、鞄を下げながらドアを潜り校庭に出る。

「それでも、電波の通じない所まで連れて行かれる? 普通。」

 冷静になって、佐杷さんの特殊な状況を考える。

「……あ、な~んか、有得そう。」

 そういえば、佐杷さん得体の知れない企業に半就職したって形だっけ……

「実はトロール漁船で外洋出ていたり…」

 進路の話で大学に行かないって話で……って、それ有得そう。

救 世主よ……

「……ん?」

 何か声が聞こえた。

「宮ちゃん、どしたの?」

 思わず立ち止ってしまったのか、亜樹が振り返って私の事を心配してくれた。

「いいえ、何でもないわ。」

 恐らく、空耳だろう。

 私達は校門を通ると、帰宅路をたどってゆく、

「そっ…、でもさ、佐杷っちの携帯って、既存のモノにかなり手を加えてたみたいだから、繋がりそうだけど。」

「そうね、」

 それはそうだ。

ーー「よく気付いたな。そうだよ、コイツはアメ公の軍の通信機…指揮車の部品を流用しているから、下手な
衛星電話位に電波が良いってさ、しかも、通話回線は別だから、察知されない……つまりは通常の
基本料しか取られないのよ。」ーー

 と、言っていたのを、佐杷さんの腕枕で横になりながら聞いたのを覚えている。

「んで? またどうかした。」

 また立ち止っていた。

 どうやら私は、ふと思い出して、歩みを止めていた様だ。

「ごめん、その話、生○会準備室で佐杷さんと、○○○(ピー)した後に聞いたのを思い出してた。」

 私はそこでテンパっていたのか、周囲も気にせずそんな事を口走ってしまった。


 それが、兎に角拙かった。


 えぇ…本当に拙かった。


「……ちょっと待った。ソレイツノ話ダ? コノアマ!」

「思わず外人口調になってまで、聞かないでよ。貴女だって色々した仲ではなくって?」

「ううん。今の言葉、アタシじゃないんだけど。」

 ……何言っているの?

「宮ちゃん、後ろ、後ろ」

 亜樹の気まずそうな顔に疑問を持ちつつも、私は後ろを振り向いた。

 そして、その振り向いた先には。

「…どういう事?」

 今一番、会いたくない人間且つ、今の話を聞かれたら物凄く拙い人間が、両手の握り拳を深く握って何かに震えながら
下を見つつ立っていた。

「あっ……」

 木崎美保、その人でした……。

 拙かった……本当に拙い事を口走ってしまった。

 ……私、

「いま、お兄ちゃんと○○○したって言わなかった? いいえ言ったわよね! 言っ たわ!!

「あっちゃ~宮ちゃん、よりにもよってこの不味い時に……」

 一人で傍観者の様な顔をしているけど、亜樹、いい事を教えてあげるわ。

あっ、あなたもよ! この能天気!!お兄 ちゃんと色々したって聞いたわ、この耳で、ハッキリと、間違える事無 く!!

「あぁ~~」

 実は亜樹もターゲットにロックオンされてるのよ。

「前々からあなた達は、胡散臭いと思っていたのよね。」

 っと、いけないいけない、私ものんびりしている訳にも行かないのよね。

「そうね、いい加減、面倒だからと言って逃げている訳にも行かないわね。」

 鞄を塀に上手く吊るすと、私は一歩前に出て腕を組む。

「ムカつくのよ、胸があるからって偉そうにして……」

ーーあぁ~確かに、宮ちゃん。毎回、口勝負するときは胸を強調するようなポーズとるね~。

「私達二人は佐杷さんと付き合っているのよ、だから、愛して貰っている、それが何かいけない事?」

「あ、あれは美保のよ!!」

 ……一瞬耳を疑った。

 この馬鹿、なに口走っているの?

「その佐杷さんから、何かして貰ったの?」

 目の前の馬鹿に対して、皮肉を混めた罵声を浴びさせる所だったが、思い止まって何時もの
私の攻め方で攻める。

「私や亜樹は、抱擁を交わしたり、唇を啄み合ったり、それはもう、色々して貰ったわよ。
だって、恋人ですもの。」

「そうだね。そこまでの関係に行ってない奴に語られたくないね~。いうならせめて、関係をもってみてからだよ。」

 このグゥの音も出させない言葉の攻撃に、美保は思わずたじろぐ、

「うるさい! うるさい! 美保が誰よりも早くお兄ちゃんを好きになったんだ。それを後から
ノコノコ出てきたアンタ等に横取りされる筋合は無い。」

ーー誰よりも?

 その言葉を聞いて、私と……恐らく亜樹も、笑った。 

「語るに落ちたわね。」

 目の前の馬鹿がどれだけ軽く扱われていた事が分かったからだ。

「だね~、それに佐杷っちバツイチだったの知ってた?」

「えっ!」

「そう、そんな事も知らされていないのね。この三人の誰よりも会う前に、佐杷さんは相思相愛で
婚儀を結んでいたのよ。」

「そ、そんな……だって……お兄ちゃん初めて会った時……」

 そんな年齢で結婚出来る筈が無いと言いたいのだろう、…が、

「佐杷さんが居た国と、私達が住んでいるこの日本は法律も文化も違うのよ、そんなのも
分からないかしら?」

 聞き分けの無い子を正すように言ってやると、木崎の握り拳がプルプルと震える

「……あら、図星を突かれたらって今度は暴力に訴えるのね。」

 丁度いい、鬱憤を……

「宮ちゃ~ん、止めなよ。」

 珍しく、亜樹が止めてくる、だけど……

「ご免なさい亜樹。何時も私が止める役目だけど、今日は朝のホームルームから苛々し始めて
たまらないのよ、」

 そう、佐杷さんに会わないだけで不安になってしまった事と、そんなにも弱くなった自分に
苛立っているから……

「いいや、止めないよ。宮ちゃんと同じ気持ちだけど、ここじゃぁ目立つ。場所移そう……近くに
いい所あるじゃない。」

 確かに、人通りが少ないといっても道路は道路、ここでは人目に入る危険性がある。

 しかし、こういう事に発展すると頭が冴えて、活々するのが亜樹らしい

「そうね。お兄ちゃんの耳に入ったら大変だし。」

 いい加減、この馬鹿の阿呆さ加減に苛々しはじめてくる。

「付いてきなさい。」

 そう言って私達は近所の神社の境内に移動した。



倉木神社 土倉裏

 ここは神社の年内の活動で使う物をしまっておく、いわば倉庫の様な場所で、年中暗く陰っており、
関係者も用事が無ければ近寄らず境内の敷地で最も人気の無い場所である。

 ここに居ても私達二人は、神社の神主さんに許可を貰って鍛錬の場所として借りており、
その為だと言えば何も疑われない。

 尚且つ、この時間帯は神社側の都合で人は絶対に来ない事を私達は知っている。

「「じゃんけん…ポン」」

 亜樹の振り向き際から二人の勝負はいきなり始まった。

「よし、」
「あぁ~グー出しときゃ良かった。」

 そして、一瞬で決着。

「それじゃあ木崎()、まずは私よ。」

 制服の上着と鞄を端において、軽く肩を回す。

「ふん、どうせ後から二人でやってくるくせに」

 馬鹿の皮肉った言葉に、私は鼻で笑い。

「安心しなさい、私達は一対一でやるから。」

「そーそー。それが私達の流儀? って事よ。」

ーーただ今をなに不自由無く過ごしているだけの馬鹿に、私達や佐杷さんを引っ掻き回されたくない。

 だから、いい加減、この馬鹿を黙らせたい。

ーーその面も見飽きたのよ。




 私と馬鹿女のドッ突き合いが始まった。



 と、後は深く語るまでも無くあっさり終わった。

「身の程を弁えなさい、願う事は勝手だけど、叶わない事もあるのよ。」

 

 私は今まで、祖父祖母に手取り足取り武術を……戦う事を教わってきた。

 だが、この馬鹿女はただ今までの人生を、安穏と過ごしてきた、その差……

 そして、愛を通じ合っている者と、そうでない者との違い。

ーー甞めないでほしいわね。

「ほい、終わり終わり。さっさと帰りますか。」

 私とこの馬鹿の戦いの結果に満足した亜樹が肩を叩く。

 例え、憎い相手であろうと、勝敗の決した敗者に追い討ちを掛ける真似はしない。

 そういう気が合うルールがあるから故に、私達が気概合うのだ。

いいわよ……力を貸して

 亜樹に気を取られていた為に、この馬鹿が犯した過ちに、今この時の私は気付かなかった。

「ちょっと、何言ってる……」

 その瞬間、この馬鹿がしゃがんでいた地面を中心に、魔方陣らしきものが光りながら現れ出して、
私達三人を強力な引力で縛り付ける。

「ハッ! …亜樹!」

「わかってるけど……足が縫い止められたみたいに……」



 そして……









その瞬間…私と亜樹……ついでに余計 なのが……この世界から姿を消した……。


















永遠のア セリア

ラスフォルト



第6章、1話、“異世界からいらっしゃ~い”




願望・・・
求めること・・・それはちからとなる。

善き願いでも、悪しき求めでも。

制約・・・
誓うこと・・・それは力を呼ぶ。

そんな誓いでも、それが純粋な想いならば。

織物・・・
時と運命と想いが紡がれた・・・

織り込まれて物語をかたち作っていく。

略奪・・・
強欲であること・・・それはちからそのもの
他者を蹴落としてまで、生に執着するためのこと。












「かッ…はッ……」


「んんっっ……」


 痛みを落ち着けて、初めて気付いた。

 同じように、亜樹も頭の頭痛に悩まされていた事に。

「大丈…夫?」

「宮ちゃん…よりは……マシだと…」

 逆に気をつかわれた。

 流石我が親友……だからこそ、好きだ……

 そうして傷を舐め合うような状況確認の合間に、ようやく自分達が 先程まで居た世界でないことに気付く。

「ここ…どこかしら?」

 見回しても、何処か分からなかった。

 尚且つ、携帯を確認したが、つながる訳も無く、時計は同じ時間を表示したままである。


 何時かは忘れたが、昔見た書物に“狭間”というものが合った事を ふと思い出した。

ーーこの世界と別の世界の境目か……奇妙な……

「さぁ…地獄の一丁目でもないし、三途の川原でもない。」

 そう思ってはみても、私も亜樹も意外と落ち着いていた。

ーー私も丸くなった…か?

 そう、溜息を吐こうとしたが……

ようこ そ、救世主。貴方達に会える日を心待ちにしていました。

「あっ、…どうも。」

「って!? 亜樹、のんびりし過ぎ!!」

「……誰!? どこにいるの」

わたくし の名は秩序のテムオリン、ロウエターナル……世界の摂理に従い生きる者達の一人です。
姿は見えない無礼はお許しください。



「そんな事より、これはいったいどういう事ですか?」

……すみませ んが、さっそく本題に入らせて貰います。

「い、いきなりじゃない。」

今は、一 刻の猶予も許せない状況なのです。

「んま、いいんじゃない。それはそれで、ちゃんと説明して貰おう よ。」

「んっ、確かに。」

ありがと うございます。こことは違う世界、とある世界が今、破滅の危機に瀕しています。

「……「はい?」」

 正直、いきなりな展開に頭が付いてゆけない。

この 世……全ての、数多の世界があり、その数々の世界で唯一同じ事が起こっているので……

「ちょ、ちょ~っと待った? な、何よ、その召喚英雄物語は。」

「あ、頭が……」

 これじゃあ二流のファンタジー小説、そのものじゃない。

「ほら、宮ちゃんなんて頭痛に悩まされているし……」

「そうね、いきなりじゃない!!」

本当に申 し訳ありません。ですが、それはこれからお話します。」

「「……」」

数多の世 界で唯一同じ事が起こっています。それは、二つの勢力が幾千年……幾万年・・・…戦い続けてきたのです……


「一つは我々のロウ、先程も仰いましたが、世界の摂理に従い、動き 続けています。そしてカオス、彼等は我々に、
必ず仇なす存在として、滅びを迎えかけた世界で戦い合うのです。」



講演内容 エターナルとは……解説。講演時間10分

配布物 プリントも無く、もしてやバインダーや創刊記念の値引きも無し。



実質講演時間……20分 





「……何故、私達なの? その世界は異世界から現れた者ってだけで強いって言うなら、私達だけである
必要は無いと思うのだけど。」

確か に……ですが、コレを見てください。

 何もない空間に、円形の映像が浮かびだされる。

「ッッ」「え?」「何で?」

 その幻影(ビィジョン)には戦場(い くさば)が写し出されてお り、それだけなら、映画や何かの映像で“非現実”を見てきて、
所詮は、“所詮、画面の向こう側”と、無意識の内に覚めた目で見 て、心のどこかで安心し、彼女達は驚かなかっただろう。

 だが、そこには三人が見知った顔が映し出されていた。

「先輩!」「佐杷っち?」「佐杷さん!」

 佐杷が投擲した刃が、少女の足に痛ましく突き刺さる。

 次の瞬間、痛みで苦しんでいる少女を蹴り倒す佐杷。

「うわ!?」「ひやぁ!」「クッッ」

 また別の光景が映し出される。

 森の中での戦場、一人の少女が剣を構え怯えながら周囲を警戒して いる。

 次の瞬間、少女が彼を見つけた瞬間、少女は頬を緩ませて笑ってい る彼に斬り殺され、
地面に崩れ落ちる。

 彼のその笑みは無口の能面が笑ったような歪で禍々しい笑顔だっ た。

「もういいッッ!!」

 美保の叫びによって二人は画面から目を外せた。

「確かに……趣味悪いよ。」

です が……、これは真実なのです。

 彼女達の横で、画面は佐杷の大笑いの画像へと変わる。 

「だったらもう消したら。」

 その一言でようやく画面は消える。

 美保はショックからなのか地面? に崩れ落ちる。

 軽く表すなら…コレ⇒   OTL

「……つまり、私達が選ばれた理由……、佐杷さんを止めろと言うの ね。」

「う、嘘でしょ?」

 私と亜樹の二人はそのまま話し続ける。

 元々、仲が良い訳でもないし、礼節の欠片も無いような俗物にかけ る情けは無い。

「いいえ、恐らく察するに、佐杷さんは“カオス”側の手に落ちてこ のように なった。違いますか?」

恐ろしい 洞察力ですわね……

 私の推測を話してみると、あっさりと声は同調してくれた……

「つまりは…そういう事。」


 普通なら何事も無くそのまま事が進むのだろう……が、私は今、妙 なものを憶えた感触だった

「そこで私達が呼ばれたって訳か……」


彼の結び つきを持っている神剣の名は“強欲”、古の狂剣……

「ねぇ、彼を助ける方法はあるの?」

 その胸の懸念を忘れ私達は会話を続ける。

「でなけりゃあたし達を呼ばないと思うけど?」


ありま す。あの神剣……いえ、魔剣を砕けば……あるいは……

「そう、それなら話は簡単ね。」

わたくし は、貴女達に彼の神剣に負けない神剣を…、一時的にですが授けましょう

「それは助かるね~。」

「……」

ーーやはりおかしい、どうも都合が良すぎる。


手を翳 し、呼んで下さい。繋がりはもう出来てます。

 二人は思わず、固唾を飲む、形はどうであれ、人を殺す為に作られ た物を握るというのだ、
緊張はする。

「来て、“__”!!」

「!!?」「!!」

 その瞬間、意外な声が発せられ、宮と亜樹はその方に目を見張る。

 そこには……馬鹿が立っていて、その馬鹿に、形では表し難い様な 無形の…スライムみたいな物が
両手に纏わり付いていた。


「クックックッ……あはハハハははっっっッッ!! あ~~ッッハッハッハァ~~!!」


 そこには壊れた様に歓喜の笑いを上げる馬鹿……

「はぁ~~っ、ははっ、“__”、同化。」

 笑いが収まり、そう馬鹿は自らの神剣に命じた。

ーー何…コレ?

 二人の驚きの目の前で、命じられた神剣は美保の手に染みこむ様に 消える。

永遠神剣 が第四位、“__”……これ程のモノを呼び出すなんて…

 どこかの声も驚きを隠せていない。

「あっちゃ~一番乗り先越されたか。」

「亜樹? ここは慎重……」

 慎重に行くべきだと促したが、亜樹は“その気”になっていた。

「ノンノン、神剣さん~いらっしゃ~い。」

 亜樹が、お昼の時間帯に有名な、お笑いの大御所の様に宣言し手を 掲げると、長い槍……いや、
棒の様な神剣が姿を現した。

「…!! ……、」

ーーこれじゃ、もう元には戻れない状況じゃない。

 溜息を吐き、自分の事だけを考えた……今日一日の事、

 何度も何度も、声は聞こえていた。

 だが、私はそれに応えなかっただけ、

 佐杷さんが居ない日常に面白味があるか……

 考えるまでも無い。

 だから私は応えた。


「ふぅ~……出でよ、我が手に……“__”」


それが定め というものだ、契約者よ。

 仕方が無いといった感じになってしまったが、私も神剣というもの を呼んだ。

 そして私の右手には、自分の腕の長さの倍はある大きさの和弓が握 られる。



ーーッッ!!



 手に弓が握られた瞬間に……


 私の身体の中を……


 得体の知れない何かが駆け 巡った……



 例えるならば、


 透明な水が入った水槽に色 水が注ぎ込まれ、


 それは薄まる事を知らず、侵略するが如く……


水槽全体をその色で染める かの様に…。




ーー多分……コレ……拙い。

何を戸惑う、我が契約者よ、何を迷う必要がある?

ーーそう言えば、さっきの説明からなにから変だ……

契約者が求 めるのならば、我は応えよう……

ーー何が…何が…おか…し…い……

だから迷うでない。放て、放て、迷いを、悩みを……

「ふッ…かッッ……」


「フカ? 何の事、宮ちゃん。」

「いや、……なんでもない。」

 今この瞬間……、この剣を握っている合間にも気分は妙なものとなってゆく……

「ふ~ん……まぁ、アイツがコッチをやたら目の敵にしてるみたいだから、気をつけたほうがいい よ。

 いきなり耳元に近づき、そう声を掛けてきた。

「た、確かに……」

 確かに、おかしな目で馬鹿は睨んでいた。

 だが、それよりも、亜樹がやけに落ち着きすぎている……。

 

永遠神剣 が第四位“__”、そして、こちらも第四位“__”、こればかりは神の采配とはいえ流石ですわ。

 何が何だか分らない。

 だが、何か嵌められた事は確かだろう。

「ふ~ん、まッ、それじゃさっさと佐杷っちを倒しにいきますか。」

 ……今、何て言った?

我 等が敵を討伐するとゆったぞ。

「させないよ。」

「……何か言ったか~い。」

 有り得ない。

「言ったよ、能天気。先輩を助けるのは私だけでいい、だから手を出 すな。って」


 おかしい、おかしすぎる。

 何時もなら、馬鹿と私が感情論と倫理観でぶつかり合って、亜樹が それを能天気に宥めるのが、
何時もの立ち位置……なのに今は、亜樹と馬鹿が感情論同士衝突している。

ーー拙い、このままだと、

考えるより行動した方がよいのでは。

「言ったね。ならま…あぶッッ」

 前に出ようとした亜樹を私は首根っこを掴んで邪魔する。

 そして、私はこの場の誰よりも先手を打つ。

「なら、好きにしたらいい。……さっさと兄弟水入らずになってきた ら……。」

「こら…ムグッッ」

 *スリーパーホールドに持っていくと同時に、体勢を途中で代え口 を 閉じさせる。

「へぇ、乳でか先輩も偶にはいい事言うんですね。」

 その一言に、危うく亜樹の首&口を離して、この馬鹿を射 殺す所だっ た。

「さっさと行け。」

 だが、それを押さえて私はあっさりと見送る。

「言われなくても」

 そう言うと馬鹿は開いた門に飛び込んでいった。

 それを見送ると私は亜樹の口を離す。

「ふはッッ…はぁはぁ……宮ぁ~、どういう~つもり~~!!」

 今の亜樹は何時ものお気楽モードではなく、怒りに熱を上げた感情 論者になっている。

「あの馬鹿は絶対に、佐杷さんに愛される事も好かれる事も無い。」

「……ん? ……。」

 意外な私の言葉に、亜樹は一瞬でフリーズする。

「だからそんなに慌てなくても困る事は無い、それに佐杷さんは何か の武術の経験者だったの忘れた?」

「……あぁ…確かに、両方ともそうだ。佐杷っちは強いし。アイツは 佐杷っちに好かれる 事は絶対に無かったね。」

 亜樹が感情論で動いているなら、私は……言葉で言いくるめる。

「今の私達は木崎に対して圧倒的優位にあるし、馬鹿をぶつけて余裕 で様子を見れる。」

「それでアイツがトチ狂ったら。」

「その時は説明する必要無いと思うけど。」

 弓を構える状態のモーションをしてみせ、右手の弓を引く動作だけ を見せる。

「ん~んっ、流石、宮ちゃん。策士だね~」

 つまりは、助けると……

「そう? 佐杷さんの制御役をやっていれば嫌でも身に付くわ。もちろん貴女の制御役もね。」

「んんっ~痛い痛い。」

「それよりも、本当に問題なのは佐杷さんの戦い方よ、亜樹。過去 戦って何回勝った?」

「お情けとか……やっとで三勝。」

 指折りし数えた亜樹がそう答えた。

 それを聞き、私は思考する。


「亜樹、一人では99.8%無理か……」

「ちょっと? もしもし~宮ちゃ~ん?」

「冷静に考えればそうよ、互いに本気を出し合って、佐杷さんが “敵”と認識した相手に加減する事だな んて
在り無い。」


 喉に魚の小骨が刺さったような苦い顔をみせる亜樹。

「でも、私が加われば40%は硬い筈よ。」


ー亜樹がどういう形であれ佐杷さんを止めていれば、私が100m先 から狙撃できる。

「ちょっと待った。なんで宮ちゃんが39.2%の勝率なのかな?」

「その勝率は、私と亜樹が加わって戦う事が前提とした確立よ、でな ければそこまで勝てない わ。
私が遠距離から不意を付いて、2%ぐらいだもの。」


「それでも、そっちが高いのが気に食わないなぁ~」

「接近して不意を付くのと、遠距離から不意を付くのは確立的に別物 よ。」

「……ふ~ん~まぁ、確かにね。……そう考えれば、そうだね。それ に、初めてのこの子(神剣)に慣れたかったし。」

「……そうね。やるべき事は沢山あるわ……沢山ね……。」

 

 私達は誰かの手の上で踊らされていた。


 それは間違い無い。


 でも……どうする事も出来なかった。


 私達はあまりにも、無力なのだから………



 宮子と亜樹が互いに引けない位置に立ってしまったのであった。









 丁度その頃。



 その黒幕達は……


「まったく、面倒でかないませんわ。」

 彼女達が聞こえない空間で、彼女達に神剣を授けた者が、その姿を 現す。

「テムオリン様、お疲れ様でした。」

「これで、お互いに潰し合って貰いますわね」

「はい、………それにしても、こうも上手く行くとは。」

「ふふっ、このようなもの。互いの感情を逆撫ですれば、わたくしに とって容易いものですわ。」

 彼女は意気高々に喜びの声を上げた。

 それは、彼女の謀りが上手く行った時の、得意気な調子になってい た。

「ふっ、ふふっ、……愛しい者、繋がりを持った者同士で殺し合う。 さぁ…小賢しい下賤の輩はどうするのでしょうね。」

ーーフッ、どうする勇士たる若者よ……

「ふふッ……楽しみですわ。」

ーー辿り着いてみせよ、我が敵よ…



様々な思惑が重なり、新たな物語が幕を開け様としていた。








あとがき

どうも~、本編(永遠のアセリア)キャラ置き捨てかけていると指差されて否定できないオイラ、遂には
サハドまで
ほっぽりか?とツッコまられてもおかしくないぬへです。


 デオドガン編から次までの間のお話、諸国ぶらり旅編を お送りするのが予定でしたが、
ダァーッイ大公国編はその内容の過激さから控えさせていただきました。

何故と言われたら、本編では大公国のネタは少なく、アセリア魂同盟? のWilpha-Rangさんの大公国
関連のネタを少々拝借させていただきましたが……

エロス+中●人●共●国バッシング的ネタに……

アブナイデスヨ!! 支那って言葉連発だったり、判断が難しいえっちい話しとか……

とまぁ、そういう事で、永アファンサイト様にはサハドの旅事情はイースペリアに入る話しとなってしまいました。

 集めたネタとかが混ざった妄想が生み出したのをじかに書いているオイラで御座いますが……

なにやってんだよぉ~と、自我自問の至りで御座います。


 今回の話のお話を……
 はい、サブキャラメインです。 もうメイン描写までされちゃっていますけど、全体的にはサブなんですよ。
まぁ、初回の方で『知らない人間の話しを長々としても受けが良くな いだろう』という考えで割愛した人間関係の
足りなかった部分の話を書きたかったので色々と出し ちゃいました。


 モテ男の周りでは、実はこんな事が起 きているって話を……(と あるゲームで、性格最悪のキャラの男子キャラが、一般女子に
モテモテってツッコミ所満載の事(話)があって何だかな~と思った想いに影響されてです。 …まったく訳分からない、あのワカメ。
)

 まぁ、修羅場的展開は、端から見て楽しんでください。

 えっ!? 楽しめないって? あっちゃ~



単語辞典

*スリーパーホールド
ご存知の方も多いかもしれないが説明。
 プロレスの絞め技で非力な人でも簡単に使える強力な 技。
まぁ首絞めと言えばそれで終わり、結構ポピュラーな技である。
 だがここで、相手を落して、そこからスイングスリーパーに持って 行ければ粋なもので、
ある程度で離せばトドメ&死体遺棄になれるので一石三鳥といえる。



神剣&人物紹介

香野宮子(かの みやこ)  CV:まき いづみ
 永遠のアセリアの悠人達の学校の最上級生で、木崎佐杷(サハド)のクラスメイト
家はそこそこの名家で家に弓道場がある(←戦国の世では弓の名家だった流れで)
学校では生徒会のご意見番として副会長任期後も影から支援してい る。
 佐杷とは一年の生徒会(当時、書記)からの縁で、佐杷の一人で発 足された傭兵部の制御役となっている。
 その縁で佐杷とはガールフレンドNO 01、
佐杷からは香野宮と呼ばれてちょっと怒るが、意外と満更ではないら しい。


キャラ的には“所縁”をベースに悪属性にちょっと偏らせたキャラに しております。
えぇ…後々の意図的な判断により……

永遠神剣:第四位『__』 属性、?
現在は演出上不明、一つ分る事は神剣の形は“和弓”で、能力は“矢 を無限に出せる事”
ともう一つある。
 遠距離戦では多彩な弓技で優位に立てる事間違い無し。



静本亜樹(しずも と あき) CV:青山ゆかり
 永遠のアセリアの悠人達の学校の最上級生で、木崎佐杷(サハド) のクラスメイト
上記の香野宮子の幼馴染、一般家庭だが、ご近所付き合いが長く、遊 びで棒を器用に
振り回し気付いてみればそれなりの強さを持つ様になり一時期までか なりの男日照り
になったという、「手先の器用さは人生の不器用さ」の格言のキャラ そのもの。

佐杷に遊び試合で負けてから(負ける前は宮子がいなければ相当の暴 れん坊だった)
佐杷っちLOVEとなりガールフレンドNO 02へ……

 不満はあるが、無い事にしようで修羅場は一回で済んで仲良く学園 ハーレム入り。

 まぁ佐杷の努力があったとか無いとか……。

*ここで語られるという事は、そこいらの話は本編では語られない。 絶 対に。

永遠神剣:第四位『__』 属性、?
こちらも現在は演出上不明、一つ分る事は神剣の形は“棒杖”で、能 力は不明。
近距離主体だと想像できる。



木崎 美保(きざき みほ) CV:大野まりな
 永遠のアセリアの悠人達の学校の最下級生で、高嶺佳織のクラスメ イト

佐杷が養子となった木崎家の長女、佐杷に合ったその日から一目惚 れ、色々とアタックを
かけるが佐杷にのらりくらりと避けられる、佐杷が高○に進学となり 佐杷とば別々になったが、
願い叶って同じ学校に進学、再アタックを掛ける。

 佐杷には先輩と呼ぶ様に言われている子である。

 本文で宮子が言った「佐杷に好かれる事は絶対に無いという」台詞 の訳は現在は秘密にさせて頂く。
まぁ、今の所は、兄妹で付き合う事を硬く禁じられているからで結構 だと思ってて構わない。

永遠神剣:第四位『__』 属性、?
こちらも現在は演出上不明、というかもう何が何だか分らない状況。