息吸って~ 吐いて~ フゥ~ ………よし、調子が戻った。

ーー ………大丈夫か? 

じゃじゃ~ん、相棒。

君のレべルアップを行なってみたら、かななり経験値が溜まってたみたいで、

その結果、君はブレイブパーソンにランクアップだ~♪




サハドはブレイブパーソンにてんしょくした。

HPが8あがった。MP10あがった。ちからが10あがった。

すばやさが2あがった。こうかつさが4あがった。うんが1あがった。
ただしさが1さがった、げどうが4あがった。



ーー疲れているのか?

 どこからかピロリ~ンと効果音が聞こえ、心なしか80年代のゲームの雰囲気を感じる。

 そんな器用な事をされ、“強欲”に脳内をいじられたのでは? と疑問が沸く。


う~ん、相棒はこの様なテンションはお好きじゃない様だ。

ーー ……成る程、さっきのセリフで舞い上げてしまったようだな、失策だったか。

ギクッッ!! ……な、なな…何の事だよ~ぉ

「あ…あぁ、サハド様。おはようございます。」

 俺の気配を逸早く感じたのかレネヴァリーが目を覚まし、挨拶をする。

「おはよう、レネヴァリー。」

 ムクリと起き上がると、レネヴァリーは、俺の唇に軽く啄む。

「んんっっ、ぷっはぁ、はふぅんっ…………」

 啄み途中の、その上機嫌だった顔が次第に曇ってゆく。

「!?」

 原因は何だろうかと、啄みをやめて首を動かし、レネヴァリーと同じ方を見てみる。

ーーコイツか。

 それは俺の左手に摑まっている奴に原因があった様だ。

ーーそれにしても、誰だっけ? コイツ。

昨日、君等が倒した一人、正確にはこの妖精(レネヴァリー)にボコボコにされてた。

ーーあぁ~、あの黒いのか、

投げやりだなぁ~……

 レネヴァリーは少し乱暴に、俺の腕から、ブラックスピリットの手をひっぺ剥す。

うわぁ……その動作一つ一つから、嫉妬心が滲み出てて、感情が手に取るように分かるよ。

ーーだろ。こういう時は、逸らすか触れずにそっとしておく方がいいんだ。

「さて、起きるか。 ………レネヴァリー、俺の髪の毛を、お前の手で梳いて、整えてくれ。」

「はい、お任せ下さい。」

女なら、何でもアリの信念のくせに、明らかに贔屓してるよねぇ~ どうしてだい?

ーーそりゃあそうだ。女性を大切にするのは当たり前だが、俺にだって優遇、優先したいものがある。

贔屓ってズルイと思わない、両方とも抱いてるし。

 頭の中で“強欲”と感覚的に話している間に、服を羽織い、レネの手櫛で髪を整えさせてもらう。


ーー何もしないで、ただ大切にするだけの偽善は嫌いでね。それなら手を出して感じ合うってのが
最善でしょ。

どうだか。

「どうだい?」

「大丈夫です。レネが見る限りでは、どこもおかしい所は御座いません。」

ーーまぁ…今の所、特に気にしているのはお前なんだが。

ボク?

「髪の毛はもう少し梳かせて下さい。」

ーーお前を後生大事にするのは言うまでも無いが、もう、俺はお前無しでは生きていけないよ。

な、なッ、なんだってぇぇぇぇぇ!! いやその、あの、そぉれは、それでうれしいけどさ

ーー落ち着け、俺の言葉なんか気にしなくていい。お前の好きにしてくれ………。

なんだよ…この、“蠍”時代には無かった、女殺しのスキルはさぁ~

ーー人は、変化するものさ。生きる為に必要な知識を取り込む、当然の事だ。

だからってさぁ~起きて直に、かよわい女の子をナチュラルに口説くなんて~ずるいよ~

ーー自然と口から出た言葉だ。他意のない本心だと思ってくれ


 満足気に頬を緩めながら、“強欲”を懐に携える。

「これで、終わりです。」

 レネヴァリーの声がかかったと同時に襟元を正し、レネヴァリーに向き直る。

「んんっ、そうか。それはそうと、レネヴァリーお前は付いて来ないのか?」

「え? ……い、今済ませます~」

 レネヴァリーは、いわゆる薄手の下着しか着ておらず、とてもでないが外に出る格好ではない。

「手早くな。」

 どうやら“強欲”も落ち着きを取り戻した様で、

兎も角。

話を最初に戻すけど。
君は昨日。実際、何人かと繋がって、力を奪ったから……
言うまでも無く、強くなったんだからね。


ーーそうか。

 どうやら、先程の悪ふざけは真面目な話のようで……。

尤も、元から尋常じゃ無い位、力を手に入れてたみたいだから。
これ程まで上がった訳だけど。


 “強欲”としてみても、以外だったのだろう。


ーーだが……、褒める事はあっても、攻められる理由もないのだから別に構わんだろ。

確かにね。知りたい事は、記憶を見させてもらって調べさせて貰うよ。

「サハド様。レネも準備が済みました。」

 服を正したレネヴァリーが着替えを済まして、左腕に抱きついてくる。

「そうか……」

 部屋の中を見回してみれば、無事なスピリットはレネヴァリーだけで、他のスピリットは、
自らの服を着る……いや、起き上がる事さえままならない。

「無理に決まってます。」

 そんなサハドの心情を察し、レネヴァリーはサハドに説明する。

「サハド様との性交は相当に激しいですから。レネの様に、事前に味わっていないと、絞める
加減がわからないですから。果てるのも無理ないです。」

 そう、言い終わると同時だったか、不意に、レネヴァリーは、すぅっと鼻で息を吸う。

あぁ…成る程。

ーーフッ。

 “強欲”とサハドは瞬時にその訳を感じ取った。

 恐らく、残り香の気に当てられ、レネヴァリーの身体が疼いたのだと分かり、
二人? はニヤリと哂う。


 嗜好が良く似た二人である。





 その後は、別段滞りもなく、事が進み、今に至る。

 扉をくぐると、フッシが「来たか」と、声を掛ける。

「おぉ…来たか。」

「お待たせしました。」

「適当にそこらに掛けてくれ」

 サハドは座り、レネヴァリーは気配を殺しつつ、部屋の端に立つ。

「何か、御用でしょうか。」

「ああ……君に、ある物を受け取って貰いたくてな。」

 そう言って、フッシは布袋の中から包みに包まれた小さいものを取り出す。

「これは……チャクラムですか。」

 見た目は古びてて、刃も所々に欠けている。

「そちらの世界では永遠神剣をそう呼んでいるのか?」

 サハドは思った。

 亀裂とも言っていいようなひび割れがあり、正直、刃物として、これは使い物にならないと。

 だが、何か引っ掛る節があると、感じた。

ーーへぇ、これも永遠神剣なんだ。

 以前、“強欲”が「永遠神剣って言うけど、形は様々あるから。」と言っていたのを思い出した。

「いいえ、この様な形をした刃の武器の事を、そう呼んでいます。」

 手に取ると、鼓動の様な物を感じる。

ーー!!

 トクンッと柔らかい印象を受けるような、澄んだ温もりの鼓動……。

 “強欲”が陰というならば、これは陽と言えるかもしれない……。

 感じた事の無い、穏かな温もり、それはまるで………。




永遠のアセリア

ラスフォルト



第4章、2話、“所縁”




願望・・・
求めること・・・それはちからとなる。

善き願いでも、悪しき求めでも。

制約・・・
誓うこと・・・それは力を呼ぶ。

そんな誓いでも、それが純粋な想いならば。

織物・・・
時と運命と想いが紡がれた・・・

織り込まれて物語をかたち作っていく。

略奪・・・
強欲であること・・・それはちからそのもの
他者を蹴落としてまで、生に執着するためのこと。





この手に感じた温もりは、以前感じた事がある。

誰でしょうか? わたくしの事を褒めて下さるのは。

 このチャクラムから声が聞こえた。

 間違い無く、これは本物だとわかる。

ーー君に触れている者だが。

あら? 貴方ですか。……うん~~…うん、はい、合格。

ーー!?

とりあえず、わたくしの体に触れて下さいな。“本当のわたくし”に…………。

 そこで声が聞こえなくなった。

 一瞬の出来事だったのだろうか、フッシは何も気付かず話を続けている。

「この永遠神剣らしき剣は、この国で眠っていた剣なのだが。使えないのだよ。」

「使えない?」

ーーそんな馬鹿な。この剣は確かに反応している。

 表面はオウム返しで答えているが、サハドは疑問に感じずには居られなかった。

「スピリット共が言うには、マナの力を感じられるのだが、反応しないと言っている。
それに見た目が古くなっているのでな。所々欠けている。修復しようにも治せないと来ている。」

ーー普通だったら、それで渡されても困ってたんだが……。

 ひび割れを爪先でいじっていると異変に気付いた。

ーーひび割れの中は……空洞?

 そう思ったと同時に手も動いていた。

「エトランジェ、どうした?」

 フッシの声を余所にサハドは懐からバラフライを取り出し、刃を出さないで柄の部分で
ソレを叩きだす。

ーー!!

 そして、欠けた部分から、本当の姿が見え始めた。

「これは………」

「間違い無く、“糸”ですね。」

 割れた部分を掴んでひっぺ剥がすと、中から円になっている糸が出てくる。

 硬くなっていたソレは、サハドの掌の上に乗せるとゆっくりと広がって、柔らかくなった。


やっと、逢えましたね。


 試しにサハドが、糸の端を掴んでみると、端からきれいに一本の長い糸へと解けてゆく

……初めまして契約者さん。わたくしは“所縁(ゆかり)”と申します。

ーーこちらこそ初めまして、ユカリ。

ご丁寧な挨拶ありがとう御座いますね、



 目を閉じ、只単に糸を持って黙り込んでいるだけのサハドを、どう対処していいのか
フッシは分からないままであった。

ーーエトランジェも急に黙って貰っては困るのだがな。



 そんなフッシを余所に、何時の間にかサハドは“所縁”と心層部分で会話をしていた。


契約者さんは、別の剣とも契約をしているみたいですけど。

ーーあぁ…確かにしているな、

ボクとしては邪魔な事この上ないね。

 その一言で、明らかに場の雰囲気が変わった。

………… …………

 マンガの表現でなら「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」と擬音が出ているのだろう。

契約者さんも、大変でしょう。階位が最弱の雑魚に力を吸われるのは。

 何かが弾ける様なと音が鳴る。

ーーあぁ……修羅場か。

………… …………

 自分自身だけに聞こえる声だけで、そう納得すると、口喧嘩になる前に止める。

ーー“強欲”そして、“所縁”。

何!! 何ですか

 正直、睨まれているような感覚を、今、この瞬間、嫌な位に味わっている。

ーーお前らが、いがみ合う必要はどこにあるんだ?


コイツがボクの嫌いなタイプだから。 大雑把そうで、傍に居るだけで疲れそうだからです。

 今の言葉で、察しが付いた。

ーーコイツ等、対極に位置していやがる。


 こういう組み合わせは
別段珍しい訳ではない、美保(序章登場)ちゃんと、同じクラスの
二宮(序章で教室に入った時に、真っ先に挨拶した真面目な学生)さんの関係(木崎佐杷争奪戦のメインカード)
よく似ている。

ーー兎にも角にもだ、俺は、お前達、二人(?)を、使う。

相棒!?   契約者さん!!

た(のですか)

 混じ合ってしまう位に、二人(?)は見事にハモる。

ーーいいや、こっちは至ってマトモさ。

 やはり、“完全に対極に反するモノはある意味同じである”という言葉は、言い得て合っている
のかも知れない。

ーーそれに、俺がどちらかを選んだら、片方は捨てられるんだよな。それで、納得行くのか?

いくわけ、無いだろ。 困ります。

ーーだったら、仲良くやろうや。“女を捨てるって真似”、できないんでね。

…… ……

ーーん? どうした? “強欲”も、“所縁”も、声からして女だろ。

 “所縁”は兎も角、“強欲”が女性である事には、強く、確信めいた自信がある。

それって理由にならないと思うんだけどな~。まぁ……確かにさぁ~元は女だけど~。
永遠神剣の精神に性別は関係ありませんが、繊細な所と言葉使い、気持ちからして女性の部類に入りますね。


ーーだったら、尚更だ。野郎だったら、即捨ててたが、女だって言うなら捨てる訳にはいかん。

………… …………

 呆れて、もの言わなくなった二人を後にして、話を続ける。

ーーさて、話は逸れたが、“所縁”。

はい、

ーー契約しよう。

……では、契約者さん。少し神経を這わせて貰いますので、不快感と傷みは我慢して下さい。



現実世界

 フッシは、サハドが一向に動く気配を見せないので、困り果てていた。

ーー 一体、何時になったら、エトランジェは意識を取り戻すのだ。

 下手な事を出来ないので、起こせないし、なにより部屋の端で睨みを利かせている鬼子が
とても厄介だった。

 エトランジェの身体がビクビクと反応する度に反応し、ことある度にフッシを警戒する、
正直、たまったもんじゃない。

ーーこういう事ならば、エトランジェ一人で来させれば良かった。

 幾ら、屈強で腕に覚えがあると言っても、話には聞いていても得体の知れない相手が、
静かにも牙を研いでこちらを冷えた目で窺っているのだ。

 怖くないといえば、嘘になるし、これで居心地がいいのなら、ソイツは人として何かが欠落している事は
間違い無い。


 フッシは願った。

 出来るだけ早く、エトランジェが戻って来る事を。



はい、それでは終わりました。これでサハドは、私と一心同体ですよ。

ーーあぁ…、いい出来だ。

 身体中に糸が駆け巡るのが分かる。

 そして、この身体に深く馴染んでいる。

それにしても、良かったのですか?

ーー何がだい?

わたくしの使い方を、身体能力の“強化”と、“繋がり”の力を使うだけで。

 “所縁”が心配するのも分かる。

 今の俺は、魔法が使えず、身体を護る筈のオーラフォトンの盾も薄く、その意味を成していない
状態なのだから。


ーー貰った情報から、引き出した結果さ。下手に半端な能力を手に入れるよりも、今の状況の
俺に相応しい特化“を行なった方が得策なんでな。

 早い話、今の俺は、俊敏性と戦闘力(力は無く、技術力だけなのだが)だけが特化した状態
と言う事なのだ。

ーーそれに“所縁”の繋がりの力は……、以降は言い易く“連鎖”って言うな。この“連鎖”は
今の段階では大した事は出来ないが。俺の予想通りならば、コイツは後々に役に立つ。

そうなのですか?  どうだか~

 自分自身の強さなのだが、わかっていない“所縁”と、それ程強いとは思っていない“強欲”。

 そんな二人(?)を、含みのある笑いで笑ってやると、二人とも不機嫌になる。

ーー云わば伏線という物かな……後々分かるさ。

 戻ろうと、そう思った時、意識が澱んできた。

人の絆、人の縁を具現化した、コイツの繋がりの力を、相棒はどうするのかね~~
アンタは答えられる?


わたくしは知りませんよ。契約者さんは、わたくし元来の使い様ではなく、性質を変化させるみたいなので。


あっそう、なら、その時のお楽しみにしますか。

 どうやら、意識が落ちる様である。



現実世界

 目の前の視界が、澱んでいた。

ーー元に戻ったか……。

 だが、それも一時的で、視界が晴れてくると、徐々に眼が覚めてきたと分かる。

ーー“強欲”も“所縁”の力も繋がっているな。

 意識が覚め、意識がはっきりすると、身体の中を
“所縁”と“強欲”の力が漲っているのが分かる。


 “強欲”によって漲っている力。

それは“所縁”によって繋がれ、巡る。



「あ~だるい。」

 力が流れ込んだ事からなのか、身体が不慣れな事態に対して訴えている。

 この力が身体に馴染むのに幾ばかりか掛かりそうである。

「おぉ…エトランジェ殿。ようやく戻ってきたか。」

 部屋の端から視線を感じ、素早くその方を見つめた。

「……サハド様?」

 そこにはレネヴァリーが驚いた表情で見ていた。

ーー!?

 サハドは、レネヴァリーの眼が、驚きのものとは別物である事に気付いた。

「そんなに見つめるなよ。顔が火照ってしまうじゃないか。」

 何も気付かないフリをし、微笑みながら答えると、そのまま前を見る。

「フッシ殿。貴方のお陰で、この度は、この鋼線の永遠神剣。“所縁”が晴れて私の物になりました。
有難う御座います。これ程、感謝しきれないものは御座いません。」

「あ……、いや、その、何だ。」

 端麗とした、サハドの感謝の言葉にフッシは面を食らい思い通りに言葉が出ない。

「……・・・別にエトランジェが気にする事ではない。」

「そうですか。そう言って下さるのならありがたいです。」

 話も、そう落ち着いてきた所に変化が訪れた。

フッシ様、急使です。」

 扉が叩かれ、扉の向こう側から声が掛かる。

「入れ。」

「失礼致します。」

 部屋に男が入ってくると、すぐさまフッシの耳に手を当て報告を告げる。

「それは、本当か!!」



 サハドの受難は止まるところを知らないようである。



あとがき

 「何で? 永遠のアセリアがカラオケで歌えないんだー!! 」と、とりあえず叫んでみたぬへで御座います。
最近はKOTOKOの曲が多く、それはそれで満足しているのですが。
まだまだ、少ないと思うんですよね(イヤ、ホントニ)。
 堅気の友人の間でFace of Factを歌うのは中々楽しい(誰もシリマセ~ン♪)ものですが…。
やっぱり、歌っていいですよね。

 話は物語の話に入りますが、どうでしょうか?
 今回は前回の続きで、サハドが夢から覚めて、二本目の永遠神剣“所縁(ゆかり)”を手に入れた
所ですが、未だに悠人達と再会 すらしていません。
 まぁ、サハドが居るファンタス(略)は、悠人達が降立つ二年前という状況なので、出せないのですが
展開を、できるだけ早くまいていって出したい所です。


それでは、以上~♪


だらだら書き手は、友人に巫女みこナースの曲を不意打ちで歌われて驚いているぬへでした~。
(一つ峠を越して何とかなりましたが、初春は大変厄介でした。)




ちょいと補足

永遠神剣:第五位『所縁』 属性、善
名前は“ゆかり”、外見はチャクラムの様に見えるが、それの姿は偽りで、本当の姿は
幾筋にも溢れる程の銀色の糸、長さは不明。
性格、はおっとりとして優しいが、意外と真面目で、人を助け清く生きる事を心情としている。
“強欲”とやたら馬が合わない。

 歴史からも忘れ去られた神剣で、ソーン・リーム遺跡で盗掘されたものが人づてで流れ、
デオドガン商業組合に流れ込んだと思われる、


護る力と、絆の強さ……つまりは“繋がりの力”を象徴した神剣となっている。