少女は袈裟斬りで斬りこむ。

 だが、それは、相手の貧弱な剣によって軌道を左に逸らさせてしまい、 その勢いで相手は
貧弱な剣を少女の喉元に通す様に斬り込んでくる。

だが……

 相手の貧弱な剣が喉元を捕らえかけたその瞬間、少女は笑いと共に一瞬で動く。

 圧倒的な瞬発力で少女は、逸らされた剣をその勢いで片手で回転する様に動かし、自身が
再び正面を振り向いたと同時に斬っていた。



 それで十分だった。

 少女は手応えを感じ、手には肉を抉った重みが残る、そして剣は男の血で真っ紅に染まる。

「ふふふっっっ、ハハハハッッッ」

 獲物を狩った時の高揚感が少女を猛たせ、興奮を誘った。

 だが、少女はふと止まり、

「外れた……。コイツじゃない。」


そう、残念そうに呟く。












薄ら意識の中、世界は暗闇だった。







そんな中










力が欲しい?













そう問いかけられた。



だから答えた



ーー無論の事。


代償は如何にして支払う?



ーー無い。だが、手前ェを捻り殺して、何度屠っても構わない、絶対に殺して奪ってやる。



世の理を矛盾しているではないか……その様な事……



     まか  とお

ーー罷り通らしてやるよ、………俺がな。



ッフフフッッッフハハハッッッ…………はぁ~、良かろう………
君のそんな強欲な様が気に入ったよ、力を貸してあげる。



ーー後で返せといっても返さんぞ。



そんな、せこい事はしないよ。運命の導きが君を選んだんだ。仲良く行こう



ーー何だそりゃ? ……まぁいい、それでどうすれば?



僕の名前を、呼んでくれよ、君に必要なのは取り揃えるからさ。



ーーあぁ……わかったよ………



「強欲、」



 少女は瞬時にその声に反応する。

 そして、次の瞬間、衝突と同時に金属同士が弾け合う甲高い音が、闇を引き裂く。



「待たせて済まなんだな。真打ちとやらだ。」



少女は目を疑った。

そこには、黒く荒々しいナイフで自身の“衝動
”と鍔迫り合いをしている男が。

先程彼女が、殺した筈の男だからだ。





永遠のアセリア

ラスフォルト



第2章 2話目、  “強欲”





願望・・・
求めること・・・それはちからとなる。

善き願いでも、悪しき求めでも。

制約・・・
誓うこと・・・それは力を呼ぶ。

そんな誓いでも、それが純粋な想いならば。

織物・・・
時と運命と想いが紡がれた・・・

織り込まれて物語をかたち作っていく。

略奪・・・
強欲であること・・・それはちからそのもの
他者を蹴落としてまで、生に執着するためのこと。





 少女は佐杷を、まるで死人を見るような目で見る。

「ヒナノン(そんな)…!?」

 佐杷は少女の言葉が理解出来た。

ーーおぉ~分かる分かる。

 簡単に例えるなら、翻訳された映画を、翻訳される前の言葉の字幕が横で流れているのを、
見ている状況に似ている。

「……それにしても。お前、反応速度が速いなぁ。お陰でこっちの攻撃がかわされて、かわされて
厄介だったんだよな。」

ーー起きたら力が漲っているなんて、強欲も、つくづく親切だなぁ~。

 これも、“強欲”の言った“必要なの”の一つなのだろう、身体中に力が通っているのがわかる。

「クッ!! ハアアァァァァ!!」

 そんな力の漲っているサハドに向け、少女はセイヴァータイプの永遠神剣を雷の様な速さで振り下ろす。

ーー鈍い!  ………もらった!!

 だが……ソレは、あっさりと避けられ少女は次の瞬間、腹部に強烈な衝撃を見舞われた。

「グハッッッッゴフォッ」

ーーナイフだけだと思ったか?

 佐杷の放った蹴りは少女の脇腹に突き刺さり、剣はその衝撃で彼女から遠くに転がり、
少女はそのまま倒れながら、洞窟の岩に当たってのた打ち回る。

「うぁぁぁッッ…………ヒナノン(そんな)……ア……!!」

 苦しみながらも瞬時に起き上がった少女だったが、次の瞬間、その彼女の目の前に佐杷が、
急接近していた。

「グフッ…グェッ」

 佐杷は笑顔で、上の位置から腹部に再び蹴りを浴びせる。

ーー誰が起こすかよ。

「クックックックッ」

 何度も、何度も、何度も、相手の顔が苦痛に歪もうとも、それは止まらない。

 これには少女も手足が出せず、何も反撃が出来ず、更には持っていた剣を手の届かない
ところへ蹴られてしまった。

 その行為は少女にとって、不快な攻撃だったが、次第に恐怖以外の何者でもなくなった。

ーーヤミニェ(やめて)……

さぁ…殺そう。マナを得ようよ…さぁ…さぁ…さぁ…さぁ…さぁ…さぁ…さぁ

 多分、“強欲”なのだろう。

 この得体の知れないナイフから意思が伝わってくる。

さぁ…………“奪え”…………

「黙っていろ!! この身体は俺のだ。俺の好きにして何が悪い!!」


………………

 そこからは、強欲の声も聞こえず

ーーそれでいい、俺には俺のやり方があるんだ黙って見てろ。

 俺は蹴るのを止め、そのナイフを大人しくなった少女に翳す様に持ってゆく、胸元、喉、唇、そして眉間に

「ヤミニェ…ヤミニェ…ヤミニェ…」

 少女は怯えながらも佐杷に懇願するが、佐杷には一切通じなかった。

ーー助けて…助けて…と泣き叫んでも許さんさ、

 ………いや、佐杷にも大体なのだが、意味は通じていた。


ーーお前が、問答無用で殺そうとしたからな。

 手にしたナイフで服を削ぎり剥ぐ。


何も、言えないんだよ、お前にはもう……

 剥がされた場所からは と白乳の様に澄んだ白い肌が露出する。

「食欲も睡眠欲もないのだが………酷く、餓えるんだよ。身体ではなく心がな………渇欲しているんだよ」

 素早く少女の両腕を左手だけで押さえつけ、少女の上に馬乗りで乗る。

 その行動に少女は息を呑み怯えに染まった表情でこちらの行動を一挙一挙見ている。

「だから俺は、お前でこの渇きを癒す。文句は言っても無駄だ………尤も、言っている意味は分からんだろうがな。」


ニヤリッッ!!


 開いていた右てで服を剥いでいた時、佐杷はふと、右頬が何か動いている事を感じた。

「!!」

 そんな佐杷の笑みは、彼女を不安の坩堝に追い込み、少女はじたばたと暴れ必死の抵抗をする。

 が……そんな悪足掻きも佐杷にしっかり絡めとら、何も出来ないで居た。

ーー頬がにやけていたとはな迂闊迂闊。

「………まぁいい、最初は痛いと思うが……快楽に喘がせてやるよ。」

 少女が、人を化物を見るような……恐怖心に包まれた視線を送り、絶望に包まれた様な雰囲気を
身に纏っている。



 佐杷はその表情、その態度、一つ一つの動作がとても愛しいくて堪らなかった。



 ……………だから、佐杷は全力をもって味わった。



 甘露の蜜を一滴一滴、味わうように繊細に、少女の息の根を止めてしまうのでは思う位、大胆に。



数時間後。

 佐杷の足元では白濁に汚れ、呆然と虚ろな表情でいる少女の姿が転がっていた。

真逆、君が自分から奪ってくるなんて思わなかったよ。

 そんな少女を、ニヤニヤと笑みを浮かべながら佐杷は見ていた。

ーー舐めんなよ、“強欲”……いや、相棒。お前が選んだ人間なんだからよ、見損なうなよ。

 心の中に浮かび上がる少女を“穢した”という、満足感、達成感、そして、高揚感が佐杷の心を満たしている。

“相棒”か……嬉しいね。さて君には、“僕”の……“強欲”の力を教えた筈だから……。

 佐杷は少女を足の爪先で小突き、起こす

ーー解っているさ。

「起きろ。悪いが、このまま寝かせてやれないんでな。」

 佐杷の声に、少女は目を覚ます。

「んん………」

「あぅ……う、うぅ……」

 彼女は額を掌で押さえつつ、よろよろと立ち上がってきた

「…………」

 起き上がった少女は、まだ身体が熱っぽいのか、頬を紅潮させてぼ~っとした表情をしている。

 そんな様子を見てて違和感を覚えた。

ーー今までの雰囲気が薄れていやがる

あ、確かに

 そんな胸の疑問を露知らずか、彼女は無言のまま、辺りを見回す。

「あぁっ~」

 サハドと目が合った瞬間、少女はぱぁっと笑顔を浮かべ、

「みぃつけたぁ~~♪」

「え!?」

 駆け寄って、身体に腕を回して頬擦りをしてくる

「!!??」

「私の主様ぁ~♪」

 抱きつき、子供のような甘い声と行動で甘えてくる。

 どうやら、犯った事が原因で彼女の性格……いや人格が180度、反転してしまったようで。

 この行動にサハドは戸惑い、咄嗟に彼女を引き剥がそうと行動する。

「とりあえず離しなさい。」

「し……失礼しました。」

 彼女は、佐杷に言われ慌てて後ろに下がった。

血盟力による連鎖の鎖

ーーチッ、余計な真似を。俺に、お熱になられても困るんだがなぁ。

…………にしては、変だな~ここまでなるものじゃ無いと思うんだけど。

「気にせんさ。それで先に言っておくが。君への束縛の力は、微小だから、その気になったら、俺を殺せる。
その気になったら俺の首でも取りに来な。」

 佐杷の言葉に、少女は意外な表情をし、すぐさま言葉を返す。

「そ…その様な、恐れ多い事なんて、出来ません。」

ーーそういえば、コイツの名前聞いていなかったな。一応、聞いておこう。

「それじゃ、面白味がないんだけどね。まぁいい…それで、君の名前は?」

「あ、……わたしの名は、レネヴァリー・コルーレ・ユーラス(
レネヴァリー・グリーンスピリット)です。」

 慌てて少女ははだけてた服を整えると佐杷の目の前で自己紹介をする。

「長い名前だな。」

君のサハド・ザジル・ハミードも随分と長いと思うけど。

 佐杷はそう呟くが、彼にとって、今、そんな事はどうでも良かった。

ーーそれを言うなよ。

ついでに言うけど。その妖精の名前のレネヴァリィって単語の後ろの部分は、
名前じゃなくて種類の事だから。


「グリーンスピリットの部分は無くても構いませんので。レネヴァリーとお呼び下さい。」

「なら、レネヴァリー。」

「ハッ……」

「俺の名は、さは………サハド・ザジル・ハミード。サハドで構わない。」

 そこで、サハドは言い直した。

 ここには、甘ちゃんである、日本人の木崎佐杷に似つかわない男が居るのだ。

 それならば、俺は昔に戻ろう。


「それでは、ソゥサハド」

「ソゥ?」

「様」って意味だよ。

「お気に召しませんでしたか?」

 レネヴァリーの困った顔にすぐさま答える。

「いや……そうじゃない。対した事じゃない。」

「そうですか♪」

「それじゃ、改めて、その乱れた服をきちんと直してくれ。」

「見苦しくない程度だと思いますが。」

 そう言う、レネヴァリーだが、やはり、多少格好は乱れている。

「女性にはしたない格好をさせてて居たら男が廃る。だからさ。」

「分かりました。」

紳士っぽい事言ってるけど。それをやった加害者が言う台詞、ソレ?





「そう言えば、一つ聞きたいんだけど。」

「なんでしょう。」

「何で、そんなに丁寧語なの?」

 服を着終えたレネヴァリーに、サハドはふと疑問を問いかけた。

「サハド様は、我が御主人様に相応しい御方です。ですから、たかが眷族風情が粋がる訳には参りません。」

「もっと、物腰を軟らかくして、構わないのに。」

 サハドは何か違和感を、感じていた。

うん、僕も感じた。

「いいえ、」

「では、レネヴァリー」

「ハッ」

「型っ苦しいのは苦手だ。そう畏まらないでくれ。」

「嫌です。」

 改まって、サハドはやさしく言ってみたのだが、レネヴァリーにハッキリと全力で断られた。

 喧しい事に。そんなサハドの頭の中では、大声を出して“強欲”が笑っている。

「……俺とレネヴァリーは、血脈の鎖で繋がっているだけなんだから…主従関係なんて必要ないんだぞ。」

「わたしが、そう呼びたいので呼んでいます。」

「……だからなぁ~」

 サハドの困った顔も物ともせず、レネヴァリーは“我が道を行く”を貫いている。 

「止める気は無いですよ」

「………まぁいい、……好きにしろ。」

「洟からそのつもりで御座います。わたしはサハド様の忠実な僕ですので♪」

 頭を抑え、項垂れているサハドの胸をつぅ~っと指先で撫でる。

「何時、そんな事になったんだ?」

「サハド様が、………恥ずかしい~♪」

 レネヴァリーは恥ずかしそうに頬に両手を押さえ腰をくねくねと振る。

 サハドはその様子に頭を押さえヤレヤレと言った感覚で改めて問いただす、

「言ってくれないか。まぁ……、何となく予想は付くのだけど。」

………あんなに激しく、わたしの事を汚してくださったではないですか(はぁと)

ーー……………。

……( Д  ) ゚ ゚

 “強欲”はフリーズしてしまったが、………それはおいといて……合点がいった。

「それは、お前が襲ってきたからだろうが。」

 その言葉を言ったと同時に不意にレネヴァリーが剣を振り下ろしてきた光景を思い浮かべる。

「それは……まぁ、試しただけです。」

 然も当然とした態度でレネヴァリーは言う。

「何を試したかは知らんが、それで一々、殺る気になっては堪らんよ。」

 レネヴァリーとの紙一重の戦闘を身体が思い出したのか、不意に背筋から冷汗が流れた。

「わたしより強い相手か試しました。それでわたしの主になって下される御方なのか、も………。」

ーーコイツそんな事を……。

「……それで結果は?………聞くだけ無駄か。」

「えぇ、わたしの見立ての一、二周りも上回っておりました。もう、素敵♪としか言いようがございません!!」

 胸を張って、そう言うレネヴァリー。心なしかうっとりとしている。

             
                                       しもべ
「一人で盛り上がっているところ悪いが、俺はお前を僕として扱わんからな。」

何でですか!!

えぇ!!! どうして?

 強欲もレネヴァリーも、何故! と問い詰めたい位に驚く。

                                                  
                           カメラード

「俺は、ただ俺の言う事を聞く事だけしか出来ない人形より、自らの意思を持った仲間が欲しいんだ。」

ーー強欲、お前にも言っておける事なんだけどさ。

「つまりは、人の形付いた道具なんざ興味無ぇんだ。だから人形なんぞになられちゃ困る。」

「………分かりました。でしたら好きにやらせて頂きます。サハド様♪」

「へっ?」

 レネヴァリーの開き直ったような言葉にサハドは目が点になる。

「我が主の条件は、強き事。気高い事。そして、イイ男である事です。」

 これが漫画の世界なら、彼女のバックに“道具扱い大歓迎”と、バーンと書かれていただろう。


 そしてレネヴァリーは何かを思い出すと、言葉を継ぎ足す。
 
「それと、偶にあの様な“素敵なお仕置”をやって頂けるかもしれない事ですね。
わたしは今までの人生であの様な素晴しい快感は味わった事がございませんでしたので、問答無用で
合格です。昼でも夜でも、外でも中でも、人前でも構いません。

 そう言って、スカートの端の部分を両手で摘まんで持ち上げ、下着をサハドに見せる。

「サハド様のお望みの様に、このレネにして頂ける事を、心待ちにしております♪」

 サハドは流石に押され気味になっていた。

ーーいままでヤッた女達にこんな性質の悪い性格の奴、居ねぇよ……

 表には出していないが、少々、引いてしまった。

 心なしか、強欲も再び動き出して乾いた笑いをあげている。

 自棄になっているのだろう。

サハド、君が蒔いた種って凄いのが実るねぇ

ーー俺がひん曲げちまったって事か……。

責任は取ったら? 一応、モノも良さそうだし……ね。

「わかったよ。」

ーー取りますよ、取りますよ、……ったく最悪だ。

 そう言って、サハドは両手でレネヴァリィを抱き寄せる。

「………俺のモノになれ、レネ。」

 そして、そう覚悟を決めた。

ーーこうなったら、俺も自棄だ

「はい、サハド様。」

 たった僅かな時間の口付けを行なった。

「嬉しいです。サハド様」


「ご褒美はやさしく気持ちよくが基本だが。レネの好きな様にしてやる。」


 それが彼女、“衝動”のレネヴァリーとの契約だった。

「まぁ♪素敵♪」





狭っ苦しい洞窟中でやる事じゃないね、間違い無く。



あとがき

お久し振りです。

呼んで頂いた皆々様、どうも、ぬへで御座います。

えっちい描写を抜いてしまった版でお送りした筈なのですが、まだ、妙な雰囲気を残す結果となってしまいました。
                                       アク                           ふざけるな
これでも「えっちいよ」「不順だよ」と仰る方、ご勘弁を、主人公が灰汁の強いキャラだと周りの世界も、
引きずられてしまうのです。

さて、皆様は本編で登場した、アセリアや悠人といった、キャラが1章からでてない、何時出るのかという
疑問を持たれたでしょう。

ぬへ、の構想段階では6章か、7章から登場させようと考えておりますので、もう少々お付き合い頂けたら
有難いと思います。




前回にも負けないドス黒い光景を軽くお送りしてしまいましたが、別に他意は御座いません(本当に)。



【オリジナルキャラクター】

衝動のレネヴァリー
本名、レネヴァリー グリーンスピリット

通り名 異端の鬼子

容姿
 緑色の髪に、緑色の瞳と、基本的なグリーンスピリットの特徴であり
髪型は後ろ縛りで纏められている。

身長、151cm B72 W53 H74

備考
性格は至って沈着冷静で、自分の周りでどんな事もあろうが冷静で居られるが、
戦闘で一定以上興奮すると、白熱し手が付けられない程である。
レネヴァリーは、この世界の一般的な常識である。「人は人間に対し攻撃をしない」、「逆らう事はできない」
といった事の常識は持ち合わせておらず、不快な人間に対して手を上げる事もしばしば。
正に“衝動”に駆られ易い性格をしている。
ついでに、サハドに好意を寄せるようになり、二人っきりの時はかなりデレデレし、
そして、酷いやきもち妬きでサハドに寄り付く(会話だけでもOUT)(女)を快く思っていない位に、独占欲が高い。

永遠神剣
 永遠神剣:第六位『衝動

グリーンスピリットである彼女には異例の、ブルースピリットタイプの“剣”の永遠真剣である。
この“
衝動”は強制力という物に縛られず、己が意思の望む事を貫く神剣なのだが、
この神剣の使い手であるレネヴァリーに決定権を任せている為、
彼女の主? たるサハドに、従う事が現在の“衝動”の第一行動理由になっている。