あとがき
――俺は無謀にも、『永遠のアセリア』発売前からこのSSを書いていました。
当初の予定は、友人にこの『永遠のアセリア』を広めたい、という魂胆から始まったものです。
当時このゲームを買える年齢ではないその友人に勧めるため、18禁要素を全て取り払ったゲームの雰囲気を伝えるものとして書き始めました。
故に名前も違いますし、ストーリーの展開も、第一話からすでにオリジナルです。
つーか小鳥、出てません。マジ外道です、俺。
だからこのお話、第八話で全て完結する予定でした。マジで。
思い返すと途中からゲーム、『永遠のアセリア』をプレイしたのがいけなかったのかも。
気がついたら三年と結構、それこそ永遠と書いてました。
そしてさらに気付くと、いつのまにか登場キャラクターが賑やかに。
きっと俺が最初にサブスピを使い出したに違いないッ! SSでッ!(ぉ
そう信じてますが、もしかしたらそれよりも先に出てたら今の俺、赤っ恥です。
さらにはオリジナルスピリットをここまで大量に使用しているのは俺だけじゃねえのと友人(最初に出た友人とは別)からご指摘。
きっと、そのとおりかと。
でもサブスピの性格がオリジナルになったのは……ナナルゥが見事な萌えキャラになったのも、そのためです。
最初はなんかSSの見直しみたいなことしてましたが、長くなりましたので辞めました。
だから簡潔に、エピローグだけちょっと補足を。
あえて既存のキャラクターについては書きませんでした。
ええ、あのエンディングテーマの時に流れる、みんなの『その後』です。
代わりにサブスピ、オリスピのその後を書かせてもらいました。
これはあのエンディングの完成度が、高すぎたせいです。おのれザウスめ。
というのは冗談で、サブスピ、オリスピ以外を書いても、完全に『劣化シナリオ』になると思ったからです。
そんな恥、自ら晒すようなマネはしたくありませんから。
さて、こんなあとがきまでにも付き合ってくださいました皆様。
いいこと悪いこと、色々あって、最後まで付き合ってくださった方はどれほどか見当つきません。
ですがきっといると信じて、心から、この言葉を。
今まで本当に、ありがとうございました。
俺も、この作品も、読んでもらえて光栄で、とても嬉しく思っています。
……さて。
お礼の言葉を述べたところで続編の予定を。
一つはエターナル編。
明人達のちょっと時の進んだお話を。……一、二周期ぐらい?
一つはアフターストーリー編。
サブスピリット達を交えた、『あの世界』のその後のお話を。
双方、ここまで来ると完全オリジナルストーリーです。
良くも悪くも原作のストーリーという枷が外れる作品になると思います。
もしよろしければ、今しばらく、また酔狂なMYワールドにお付き合いくださいませ。
それでは、また……
追記
この作品がもし掲載されたのならば、俺は七野さんの心の広さに感涙いたします。
俺は心からこのサイトの閉鎖を願っていた一人なのに、今一度作品の掲載を許してくれたことに、もう頭が上がりません。
この作品――この作品だけは完結させてくださった七野さんに、今一度、感謝を。
本当に、ありがとうございました。
これからよろしくお願いします、とは言えません。
ですが、俺のできうる限り、この恩義には報いたいと思います。
それでは、また……