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登場人物と神剣の紹介





・ゼオン=ライン

年齢15才。本作の主人公で、やや気弱だが真面目で誠実な少年。実家が鍛冶屋で、自身も鍛冶師の見習いをしている。身近に武器がある状態で育ったためか、一通り武器は扱える。しかし、本人は争い事を望まない優しい気性の持ち主で、「武器は護る為のもの」が口癖。

ある日、郊外の森で不思議な父娘に出会ったことから、彼の人生は大きな転機を迎えることになる。



・ユイ

ゼオンが郊外の森で出会った少女。初対面のはずのゼオンを知っていたり、人間とは思えない力を使う。その正体は永遠神剣第三位『青海』を持つエターナル「青海のユイ」。父親と共にある目的でゼオンに接触する。所属はカオス。



・オキタ

郊外の森でゼオンに接触してきた男で、ユイの父親。彼の正体もまたエターナルで、第三位『濁流』の使い手である「荒き流れのオキタ」。あるエターナルから預かっていたものを渡すためにゼオンに接触する。



・ユーラ

遠い昔、元・『天冥』の所有者である「天冥王キザキ」と共にロウ・エターナル最強の戦闘集団を目指し「八剣衆」を組織したロウ・エターナルの一人。二位神剣『暗黒』の使い手であり「漆黒の帝ユーラ」を名乗る。

しかし15周期前に、八剣衆の一人となり、ユーラに全権を委ねていたキザキが突然裏切り、八剣衆は壊滅的な被害を受ける。

その後キザキが『天冥』と自身の後継者を手土産にカオスに寝返ろうとした所を別のロウ・エターナルが仕留めた事を知り、カオスに渡った最後の八剣『天冥』奪還のために、復活した八剣衆と共に行動を起こす。



・暴風のイダール

「八剣衆」の一人で三位神剣『暴風』の使い手。端整な顔立ちの青年だが、その眼光は鋭く、殺気をおくびにも隠さない。密かにユーラに心惹かれているが、立場の違いから表には出さないでいる。



・蒼炎のアーシエ

「八剣衆」の一人で三位神剣『蒼炎』の使い手。ターシエの双子の姉で、特に顔つきが瓜二つであり、意図的に分けた髪型とタトゥーがなければ見分けがつかない。何よりも妹を愛し、常行動を共にする。



・朱水のターシエ

「八剣衆」の一人で三位神剣『朱水』の使い手。アーシエの双子の妹。少しでも姉に近づくため、常に行動を共にする。顔つきが同じでも、あらゆる面で自分に勝る姉に憧れと同時に劣等感を抱く。



・宵月のフリッツ

「八剣衆」の一人で三位神剣『宵月』の使い手。見た目は若いが武家で育ち、幾多の修羅場をくぐった生粋の戦士。ある過去の出来事から顔を常に仮面で隠している。



・烈震のルクォーフ

「八剣衆」の一人で三位神剣『烈震』の使い手。ゾキウス、カイザとは同郷である。女性でありながら戦士としての人生を決められて生きてきて、その中で出会った同僚のカイザを戦士として尊敬し、愛している。



・霊峰のゾキウス

「八剣衆」の一人で三位神剣『霊峰』の使い手。物静かだが堂々とした武人であり、ユーラに対する忠誠心も深い。ルクォーフ、カイザとは同郷であり、ルクォーフがカイザを敬愛しているのを知りつつも、彼女への想いを抱いている。



・雷轟のカイザ

「八剣衆」の一人で三位神剣『雷轟』の使い手。15周期前に『天冥』と直接戦った唯一の人物。八剣衆最強と謳われるが、所有する神剣『雷轟』は『天冥』との戦闘で傷つき、未だ不完全な状態である。ルクォーフ、ゾキウスとは同郷だが馴れ合うつもりは無い。ある目的のため、ルクォーフの気持ちを知りつつも利用する。



・天冥王キザキ

元「八剣衆」の一人で事実上のリーダーを務めていた男。二位神剣『天冥』の使い手。ある事件をきっかけに心変わりし、安息の地を得るため『天冥』と自身の後継者を手土産にカオス・エターナルへの寝返りを目論むが、『天冥』を手放した時に尾行していたロウ・エターナルに殺された。

『天冥』の他に、エターナルになる前に所有していた五位神剣『求道』を持つ。





八剣衆の神剣



第三位『暴風』

ダブルセイバー型の永遠神剣。風を司る。風という属性でありながら、その力は癒しや守りではなく、専ら破壊に使われる。

大きな見た目に反し、直接攻撃よりも神剣魔法を得意とする。第三位の中では平均的な実力の神剣。



第三位『蒼炎』

倭刀型の永遠神剣。炎を司る。炎を使い優れた攻撃力を誇るが、同じ炎の力を持つ三位神剣『炎帝』と比べると幾分力は劣る。しかしこの神剣の真価は姉妹剣である『朱水』と協力することで始めて発揮される。互いの神剣魔法を融合させて放つ合体魔法は、時として格上の神剣すらも消滅させる。



第三位『朱水』

倭刀型の永遠神剣。水を司る。水圧を利用し、攻防共にそつなくこなすが、確たる決定力が不足している。しかしその点は姉妹剣の『蒼炎』と協力することで補われる。互いの神剣魔法を融合させて放つ合体魔法は、時として格上の神剣すらも消滅させる。



第三位『宵月』

三尖槍型の永遠神剣。月を司る。光を使った様々な攻撃法を持ち、使い手次第では多勢の同格を相手に渡り合える。また三つに分かれた先端の刃のうち二つを空中に放ち、周囲のマナを集積、再び結合することで一時的ではあるが、本来以上の力を発揮する。



第三位『烈震』

フレイル型の永遠神剣。地を司る。大地に振動を送り、地震や地殻変動を引き起こす力を持つ。広域戦闘を得意とする神剣で、あまり白兵戦には向かない(できないワケではない)。『霊峰』とは属性が近しく、仲がいい。



第三位『霊峰』

大斧型の永遠神剣。山を司る。大地を隆起させ、そこから石柱や石弾を放ち攻撃、防御をおこなう。『烈震』と同じく広域戦闘向きの神剣で、古くから仲がいい。また切り札として「山」のように巨大な岩石を召喚し、上空より落下させる神剣魔法がある。その質量からして、破壊力は隕石召喚など比でなく、また呼び出すものが純粋な質量であるため、出現した岩石を破壊する以外に防ぐ手がない。



第三位『雷轟』

両刃剣型の永遠神剣。雷を司る。放電、落雷を始め、果ては原子核の破壊をも可能にする雷の攻撃力と、磁気による誘導、反発などを応用した防御手段など、攻防共にほぼ完全な形で実現する神剣。同格の中でも高い力を有し、第二位に迫る力を誇る。十五周期前に二位神剣『天冥』と交戦するが敗退。現在においても未だ完全な状態に戻っていない。



第二位『天冥』

サーベル型の永遠神剣。天を司る。この神剣はサーベルのみでなく、二つの宝玉がセットになっている。この宝玉は、非戦闘時は鞘となっていて、戦闘時には元の形で、スフィアハイロゥの様に契約者の傍に展開する。二つのうち一つは強力な光による攻撃を行い、もう一つは頑強なシールドを展開する。また攻撃の力と守護の力を司る二つの宝玉を接触させて反作用力を発生させ、それを本体のサーベルとの接触で開放することによって、何物をも消滅させる光波を発生させる。第二位の中でも非常に強力で、同時に危険な神剣。



第二位『暗黒』

刀型の永遠神剣。闇を司る。抜刀した瞬間に周囲の空間を、五感全てを奪う闇で覆う能力を持つ。この空間の中でまともに動けるのはこの剣の持ち主のみであるが、持続時間は1秒に満たない。持続時間を延ばすと性質が変わり、自身の姿と気配を隠す闇を展開する。



その他の神剣



第三位『青海』

ショーテル型の永遠神剣。水の属性を持ち、バニッシュ系の神剣魔法を得意とし、攻撃よりも護りに優れる性質をもつ。戦いに関して自信はあるが、実力が上の神剣に対してはやや逃げ腰気味。



第三位『濁流』

直剣型の永遠神剣。『青海』と同じく水の属性を持つが、こちらは攻撃に優れ、神剣魔法も水の属性には珍しく攻撃系である。しかし性格は穏やかで、荒事は苦手。







後書き

この作品は、自分のオリジナルキャラや独自設定、オリジナル神剣がほぼ全般を占める作品です。そういった作品が苦手な方、又は嫌いな方はご注意ください。またこの作品は完全な創作ストーリーではなく、あるイメージソースが存在しています。そういうのが苦手な人や嫌いな方もご注意ください。

なにぶん実力不足ではありますが、がんばっていくのでどうかよろしくお願いします。また至らない点がありましたら、バシバシと指摘してください。その点を改善し、より良い作品にしていきたいと思っています。

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