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ぶっちゃけ電波炸裂しまくりな内容ですので注意が必要です。
ちなみに読んで不快になっても私は一切責任持ちませんので注意してください。
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あれから“渇望”に導かれるままに向かった遺跡には“バトルジャンキーなデカイ黒人”とか、“幼女”とか“露出狂な女王様”やら“不思議生命体”とかイロモノばっかがいっぱいいた。

挙句の果てに幼女のヤツは試しますわとかほざいて偉そうに攻撃命令だして黒人はそれにノリノリで突っ込んでくるから反射的に広範囲魔法を唱えて逃げ出すことにした。

協力しろといわれた手前“渇望”には悪いがあんなのと一緒にやっていけません。
ぶっちゃけ泣きそうです。

だけど“渇望”もさすがに普通の感性を持ってるようで逃げたことについては文句はないみたいだ。

まぁ、さしあたっての問題は・・・。

ここはどこですか?

挫けそうです・・・。


あるロウエターナルのお話

2話?(終わり?)


結局森の中とかを2日くらい歩いてもまったく景色が変わらないことから嫌になってきたので不貞寝することにした。

しばらくして、肩がゆすられる感覚がして目を覚ますとそこにはグラマーな美人の顔が間直にあった。

「おきましたか〜?」
間延びした声に優しい笑顔。
俺のすさんだ心が瞬時に癒された気がした。

「えーと、おはようございます。」
我ながら間抜けだがまだ頭が飽和しているようでうまく答えられない。

「はい、おはようございます〜。」

「きみ、だれ?」

「私は〜、ハリオンと申します〜。
後ろの二人はヒミカとネリーですよ〜。」
そう言われて後ろを覗き込むと赤い髪と青い髪の女の子がいた。
つーか、赤い髪の子はどうでもいい。
青い髪の子。
ネリーといったか?

惚れました。

ヤバイネ。
もう骨抜きだね。
第一位永遠神剣?
“渇望”への恩?
なにそれ?
全部ぶっち抜きました(笑)

「好きです。」
会って数秒、速攻で告白実行。

「へ・・・。」
「は?」
「あらあら〜。」

「一目惚れです。
付き合ってください。」

「あ、あの、いきなり言われても返事に困るって言うか・・・。」
顔を赤くしてしどろもどろな様子で答えるネリーはかなり萌えた。

「じゃあ、お互いをよく知るためにも一緒に暮らしましょう!!」
まくし立てる俺の背後では無視されっぱなしの二人が何か話し合っているがそんなものは当然シカトした。


「ねえ、ハリオン。
なんか交渉するまでもないような気がするんだけど・・・。」
今回ここに来たのは新たなエトランジェを連れて来いと命令されたからであるが・・・。

「そうね〜。
ネリーが頼めば聞いてくれそうね〜。」
もはや彼女たちにやる気などは存在せずただひたすら傍観に徹するのであった。




それからしばらくして・・・。
「了承。」
彼女たちの目的は俺を連れてくることらしく、ネリーが可愛らしくお願いしてくるのを見てなんの躊躇いもなく即答した。
その速さはある雪国のジャムおば・・・ゲフン、ゲフン・・お姉さんに匹敵していた。

「そういや、言い忘れてたけど俺は永遠神剣第3位“渇望”の主で榊 昂(さかき こう)だ。
よろしく。」
少し遅れたが自己紹介をしてにかりと笑うが、それには何の反応もなく3人は驚きの表情のまま固まっていた。
「ん?なんか変なこと言ったか?」

「あの・・、第三位というのは本当なんでしょうか?」
ヒミカは訝しげに尋ねてくる。

「こいつが言うには第3位らしいぞ。」
そう言って懐から短剣を取り出して見せた。

「そうですか。
第三位の神剣など今まで聞いたことがありませんでしたので・・・。」

「そんな珍しいのか?」
契約したての俺がそんなことがわかるわけがないのだが。

「はい〜、私も聞いたことがないですね〜。」
「ネリーもネリーも!!」

「ふーん、まあいいや。
どっか連れてくんだろ。
早く行こうぜ。」
もう野宿はうんざりなので早くこの場を去りたい俺は先を促した。



そんでもって、連れてこられた先はでかい城だった。
みんながみんな俺を見ておびえたような侮蔑のような視線を向けてくるので思わず神剣魔法をぶっ放したくなったのをネリーちゃんが止めるのでやめてあげた。

そして今、目の前にはひげ面の豚がいた。
どうでもいいが、横にいる姫っぽいのは娘だろうか?
だとしたら彼女は間違いなく(断言)養子だ。
あれからあんな美少女が生まれるなんてありえてたまるか!!

「ほう、おまえが新しいエトランジェか。
おまえも我がラキオスのためにせいぜい働くがよい。」
ふてぶてしく言い放つ豚の言葉の意味がよくわからない。

「なあ、そこな美人の姫さん。
こいつ頭おかしくねえか?」
そういった瞬間辺りが静まり返った気がする。
後ろで跪いているハリオンたちも絶句していた。

「エトランジェ風情が!!!」
豚がうるさいのでまず黙らせることに決めた。

「豚は黙ってろ。」
オーラフォトンを人が目視できるレベルで展開させて睨み付けると後ろの3人以外は顔を青ざめさせていた。
3人は俺がネリーちゃんを傷つけるわけがないのを知っているので驚きはしても怖くはないらしい。

「んで、姫さんよぉ・・。
俺は今ものすげえ機嫌悪いんだわ。
あんま調子に乗ってっと殺すぞ。」
最近は落ち着いてきたのでほとんど使っていなかったヤンキー口調が自然と口をついた。
ぶっちゃけ、ここにネリーちゃんがいなければ吹き飛ばしてるし(笑)

「お、お待ちください!
こちらの無礼お詫びも・・・。」
「よい、レスティーナよ。
こやつも所詮エトランジェ、我が王族には逆らえん。」
謝る姫さんをさえぎるようにまだほざく豚がまじうざい。
よし消そう。
にこりと爽やかに“哂”って呪文を唱えだす。

「マナよ・・・。
我が渇望に応じよ。
オーラとなりて敵を包め。」
後ろの彼女たちに余波が来ないようにうまく調節して自分の内から今にもあふれ出しそうなエネルギーを制御して解き放った。

「コウ駄目!!」
「オーラフォトンブレイクッッ!!!」
ネリーの制止の声と呪文の完成はほぼ同時だったが、その声を聞いて何とか方向を制御して豚の横に逸らした。
結局豚は無事だったが何人か衛兵は消滅しただろう。
なにせ玉座の横の空間が丸々消滅して外気に曝されているのだから。

「ふん、命拾いしたな。
優しいネリーちゃんに感謝しろよ。」
豚に言葉を吐き捨てるが、豚は小便漏らしてとっくに失神していた。

「コウ!!
今度そんなことしたら嫌いになるからね!!」
ネリーは怒ったように言ってぷいっと顔を逸らした。

「ごめん、ネリーちゃん!
もうしないから許してくれ!!」
今の今まで強烈な殺気を放っていた男はもう存在していなかった。
ネリーが嫌うといった瞬間本気で謝りだした男を見て皆目を点にしていた。



そして結局俺は交渉の結果ラキオスのエトランジェとして雇われることとなったが副隊長になれといわれたのを即答で断り、

レスティーナの、
「あなたはネリーの傍にいたいのですね?」
というどこか疲れた言葉に速攻頷き、

ネリーちゃん専属ボディーガードということに決まった。

こうして俺のラキオスの生活が始まったのであった。



あとがき
電波です。
ネリー大好きです。
(他もにムントールとかヘリオンなどサブスピは基本的に大好きなんですよね。)
結構文章適当ですが許してください(謝り)。