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この物語におけるイースペリアについての説明を三人のスピリットに説明してもらう話です。

作者が勝手に作った設定ですので本編とは全く別物と考えてください。




「これからイースペリアについて説明するわよ。二人共準備はいい?」

「はいはーい」

「お任せください」

「この私イースペリアスピリット隊ユニル=ブルースピリットと」

「イースペリアの紅一点のこの私、ルリニア=グリーンスピリットと」

「私ことフィーリア=ブラックスピリットが御説明致します」



「まずはイースペリアという国についてを説明よ」

「はいよっ!イースペリアは聡明な女王様が治めている国でダーツィ公国とサルドバルト王国に狙われてま〜す。

 でもマナでは負けないから戦力的にもイースペリアのほうが有利って思っているけどなんか変な雰囲気」

「本来ではイースペリアはサーギオス帝国に対抗できる数少ない国です。ですがサーギオス帝国はサルドバルトに軍事支援をしています」

「な〜るほど。だからイースペリアのほうが戦力的には弱いわけね」

「ルリニア・・・あなた予習忘れたの?」

「あ・・・あははは・・・・」

「笑って誤魔化すつもり?」

「あの・・・まずは御説明のほうが先かと思いますけど・・・」

「そうね。イースペリアは戦力的には各国から圧力をかけられてきているため低く見られがちだけど戦力では龍の魂同盟一の実力者。

 それはスピリット隊の各実力の強化と防衛施設の充実が主な勝因ということよ」

「でも帝国に利用されている国ばっかりで大変よね〜私達のお仕事が沢山よ」

「特にダーツィ公国が積極的にイースペリアを狙ってきているわね。帝国が肩入れしているからだけど」

「そう考えると帝国ってやなやつよね」

「私からの視点がそう見えるだけで帝国から見れば全く違う返答が返ってくるわよ。それが戦争だから」

「ユニったらこういう時にも深刻なっちゃって〜もっと気楽にやりましょうよ」

「あなたがしっかりと訓練に参加してくれるならこれ以上に気が楽になることはないわよ」

「そ・・・それはねぇ・・・将来にご期待ください!」

「生まれて十八年目のスピリットに将来も何もないわよ」

「少なくともユニよりは若いもん」

「そんなことを言う口はどんな口かしら・・・」

「いひゃいいひゃい〜」

「次に進んだほうが良さそうですね・・・次はイースペリアのスピリット隊についての御紹介です」



「イースペリアスピリット隊というのは九人で一部隊として作られています。そしてその部隊を纏めるのが部隊長です」

「うー・・・いたたた・・・そして私の柔肌の一つである頬を引っ張ったスピリットが全部隊を纏める総隊長です・・・」

「イースペリア鉄壁の盾とも言われたあなたが柔肌だったなんて初めて聞いたわね」

「もう、私だって女の子なんだから!」

「スピリットに女の子も何もないわよ」

「あー!ユニがみんなに黙ってドレスを着ようとしていたことばらすわよ!」

「・・・ルリニア・・・・・ここがどのようなところかわかっているわね?」

「あ・・・・・」

「ゆ・・・ユニル様は総隊長と呼ばれていて全てのスピリットに命令を与えることの出来る権限を持っています」

「ルーリーニーアー!!」

「ユニこそここがどういうところかわかってないじゃなーい!」

「えっ・・えーっと・・・ユニル様はイースペリアの中では最高の判断力と冷静さと実力の三つを持ち・・・」

「待ちなさーい!!」

「待ったら怒られるだけでしょーう!!」

「統率力と実行力を・・・」

「よくも公開してくれたわねー!!
 あなたの心を後悔で包み込んであげるわ!!」

「そんな包装はお断りでーす!!」

「・・・・・・・」

「待ちなさーい!!」

「お断りでーす!!」

「いい加減に・・・してくださーい!!!!!」

「あ・・・」

「はぅ・・・」

「説明しようとしているのに全くできません!!
  それにユニル様もイメージを壊すようなマネはしないでください!!」

「正論ね・・・」

「ユニがおっこられた!」

「ルリニアさんがこのようなところで変なことを言うからです!!」

「はっ・・はい!」

「あ・・・・・お恥ずかしいところをお見せしました・・・」

「ねえユニ・・・怒らせると一番怖いのってフィアよね・・・・・・」

「今回はマシよ・・・神剣がないから・・・」

「あったら私達が・・・こわこわ〜・・・・・」

「つまり総隊長とは最高の栄誉なのです。スピリット隊の憧れでもあります」



「次に総隊長専属隊員、私とルリニアさんのことです」

「私達のことは面倒だから省略しない?」

「ルリニア・・・」

「はいはい!頑張って説明させていただきます!」

「よろしい・・・」

「・・・・私達専属隊員というものは各部隊長から派遣されたユニル様の護衛兵ということです」

「ユニは個人の部隊を持たないかわりに私達を直接指揮できるということね」

「はい、そのため専属隊員は本来総隊長が選ぶものではなく他の部隊からこの人ならという形の推薦によって選ばれます」

「フィアは本当は第二部隊副隊長候補だったけどユニのところにきたのでした」

「ルリニアさんは元々は第三部隊でしたね」

「そーそーやりにくいったらありゃしなかったわよ。だってまず遅刻したら怒られるし、沢山こき使われるし」

「それはあなたが悪いだけよ」

「もうちょっと私をいたわってほしいものね」

「ルリニアさんは特殊な事情があるようです。第三部隊にいた頃も変わり者と呼ばれていたようですが実力は保障されています」

「ルリニアの事情については私も知らないわよ。前総隊長の子飼いとしか聞いていないから」

「ユニル様が総隊長になったのは二年前ですからね」

「そういうことは気にしない気にしない。私ってばミステリアスでしょ?」

「この子よくわからないけど世間慣れしているのよね・・・・・」

「ルリニアさんはおおらかな性格をしていますので知人も多いのでしょう」

「ふっふ〜フィアやユニと違って私は親しまれやすいのだ」

「そういえば思い出したわ・・・・・あなた、私が総隊長になった時ただ一人の専属隊員だったわね」

「ユニが入る前に本当は専属隊員はあと二人いたわよ。でもその前のダーツィ公国との戦いで死亡したの」

「それで他の部隊に推薦してもらったのがフィーリアだったわね」

「フィアって本当は凄いエリートだもんね。実力だけなら第二部隊隊長と互角以上だったし」

「そんな・・・私はまだまだです・・・・・」

「フィーリアの実力については私も保証するけど問題は退かない意識が強すぎることね。長生きできないタイプよ」

「でも・・・前線は退かずに戦い続けることが役目では?」

「勝てない戦いを自分からすることはないわよ。優秀な者がすぐに死ぬほど損害は大きいと考えていいわね」

「心得ました・・・・・」

「その点ユニは戦い方が上手いもんね。攻撃して逃げての繰り返し、戦ったら凄いやなタイプ」

「戦争は殺されるか殺すかの世界よ。生き残れば勝利、綺麗汚いを意識してやるものではないわね」

「正論過ぎて何も言い返せないわね・・・・」

「ユニル様・・・一つお伺いしたいことがあるのですが・・・」

「何?」

「推薦条件に何故料理、掃除ができる者とあったのでしょう?」

「・・・・・・今すぐ忘れなさい」

「はぁ・・・・了解です」

「ユニ・・・」



「次に・・・」

「やっと僕の出番かな?」

「あ、カナギ様・・・」

「フィアちゃんの御主「アイスバニッシャー!」はぐぅ!?」

「ユニル様・・・それは神剣の力ではありません・・・」

「ハイ・ペリアでは裏拳って言うらしいよ」

「カナギ様はイースペリアにとっては客人ということになっています。本来であればエトランジェとしてもてなしをしたいのですが」

「ラキオスに圧力かけられてできないってね。自分達の国から逃げたエトランジェが他国に行ったなんて知られたらまあ大変」

「龍の魂同盟のこともありますのでイースペリアは強く出られませんからね」

「だから僕のことは公表せずに裏で協力者とするわけだ」

「そこでカナギ様は私達と同じ兵舎に住むことを希望しました」

「王宮暮らしってきつそうだし見知って話しやすい人が多いほうがいいしね」

「私としてもカナギ様の実力は評価していますので嬉しい限りです。私は忙しいのでフィーリアにカナギ様のことをお任せしました」

「そこからフィアとカナギ様のラブラブあまあま生活の始まり始まり〜」

「ユニル様。ラブラブあまあま生活とはいったいなんでしょうか?」

「フィーリア・・・そのようなことを言うようなルリニアは制裁を加えてもいいわよ。むしろあなたが怒るべきね」

「そうなのですか?」

「フィーリア・・・ちょっと耳かして」

「はい・・・?」

「ラブラブあまあまっていうのはねぇ・・・ごにょごにょ・・・

「はうぅぅぅぅぅ・・・・・・・」

「カナギ様!いったいどのように教えたのですか!?」

「いやぁ・・・ちょっとドラマチックな説明をしてあげただけさ。しっかし見事にリンゴみたいになったこと」

今度私にも教えて・・・ではなく! カナギ様、純情なこの子になんてことを!

「やるわねカナギ様・・・」

「甘く見ないでほしいね・・・このラブコメ伝道者たる僕を」

「私とカナギ様がそのようなことを・・・・・・・」

「フィーリアも妄想を拡大しないで!!
 ルリニアとカナギ様も変な尊敬のしあいはやめなさい!!」

「ユニル様・・・私はどうしたら良いのでしょう・・・?」

「まずは落ち着きなさい・・・」

「でも私があのようなことを・・・」

「いったい何を聞いたのよ・・・」

「私がカナギ様に・・・」

「ふむふむ・・・」

「お姫様の格好で抱きかかえられてそのまま結婚式だなんて・・・」

「・・・・・・カナギ様?」

「なんでしょ?」

「健全に夢ですね・・・」

「ユニルの夢ってそういうのだったの?」

間違っては・・・ではなく!! それは私に・・・でもなく!!だから・・・ああっ!!」

「ユニが壊れちゃった」

「僕の紹介一つでここまで混乱が引き起こるなんて凄いねぇ」

「これだけカナギ様は大人気ってことで」

「るりりんったら強引なオチつけ方」

「・・・・・そのあだ名言いにくいです!」

「わがままだなぁ」



「というわけで私達の説明会はこれでしゅ〜りょ〜」

「フィーリア!しっかりしなさい!フィーリア!!」

「は・・・はいぃぃ・・・・大丈夫ですぅ・・・」

「これで私達のことも色々と理解していただけたかと・・・思います・・・・・」

「ドンっと胸張りなさいよ。私達はしっかりと説明したんだからね」

「滅茶苦茶な終わり方よね・・・」

「いいのいいの。これが私達なんだから」

「そうね。以上で終了です」

「お疲れ様〜」



 

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