「包帯なんかしなくたっていいでしょうに」

「うるせぇキュリア。どっかほっつき歩ってたくせに」

「あんたがそうそう死ぬ人じゃないって信じてたのよ……バカ」

「……」

 

 

 

 

あん?

なんだ、この異様な雰囲気は。

 

 

 

 

「なのに、私が本気で、あなたがケガしても平気な顔してられる人間だって思ってるの!?」

「……」

「ひどい……あんまりよ!私の気持ちも知らないで……っ!!」

「キュリア……ごめん、言い過ぎたよ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……にひ」

「なーんてな!そんなこと言ったら、信じるぅ?」

「信じないに決まってるのよね。ツンツン女が素直になったVerでお楽しみいただきました」

{……2人とも、随分ひねくれた性格なんだね……}

「シオンも人のこと言えないぜ〜」

「そうそう。秘密主義で占いオタク。まるでとってつけたような性格なのよね」

{……君たちだけにはバカにされたくない}

 

 

 

 

 

ダダダダ……ズテンッ!!

 

走ってきて、こけた音がした。

その足音が近づいてきて、ドアをバンッ!とぶち開ける。

 

 

 

 

 

「ケイタさん!?大丈夫ですか!?」

「あぁメルフィーじゃん……心配してくれたのか?」

「当たり前です!そんな大怪我して……痛くないですか?何か困ったことは?」

「………」

「……な、なによ?」

 

 

 

 

 

俺はジト目でキュリアを見る。

これだよ、これ。

これこそ、裏表のない、本当の心配ってヤツ。

 

あぁ、すごく心が温まるよ〜。

 

 

 

 

 

「熱は?風邪ひいてません?トイレは平気ですか?傷痛みます?」

「い、いや、平気だって……ぅ」

「少し熱を……」

 

 

 

 

 

そ、そんな!

顔くっつけて、オデコで測らないで……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぷしゅる〜〜〜……………

 

 

 

 

 

 

  「熱はないみたいですね!良かった……傷はどうですか?」

「へ、平気だって」

 

 

 

 

 

―――いつまでメルさんに触ってんじゃボケ!!

 

 

 

 

「は?」

 

 

 

 

 

何か、変な声が聞こえた。

キュリアも聞こえたようで、部屋を探している。

 

だが、ちっともそれらしき人物は………

 

 

 

 

 

{ここじゃボケ!!どこみてんじゃおんどれぇ!!}

「……あ〜、見えない見えない。俺は何も見てないぞぉ」

{ナメてんのかぁ!!ここだゆーてるやろが!!}

「……」

 

 

 

 

パシッ!!

 

ぽいっ

 

 

 

 

 

「この十数行だけ、なかったことにして話を進めようか」

「それに賛成」

「で、でも……」

「メルフィー。落し物をもらってきちゃ、ただのねこばばなんだよ?」

「……でも」

{ナメてんのか!!おんどれワテを投げるとはいい度胸しとるやんか!!!}

「………」

 

 

 

 

あ〜、うるさい!

ピシャ!!

 

窓も締め切ってカーテンも閉める。

 

 

 

 

「そこまで徹底しなくても……」

「なんて自己主張の激しい神剣だ。あんなヤっちゃん神剣もいたとはね」

「あの……危ないですよ?」

「え?」

 

 

 

 

 

そのときだった。

窓ガラスが派手に飛び散り、中に何かが入ってくる!!

 

 

 

 

 

「……げ」

{無駄じゃぁボケぇ!ワテはメルさんの所へいつでもどこでも戻ってくることができるんじゃ!!}

「……最悪。メルフィー、なんだそれ……と、一応、聞いておく」

「え、と……永遠神剣第六位……【牢獄】だそうです……」

「あ〜、今すぐムショ送りにしたい」

「ヤっちゃんにはお似合いの名前なのね」

{うっさいわ姉御!!}

「わ、私が姉御?」

{そうや。ボインやしべっぴんさんや。ついでに度胸もあるとくりゃぁ、姉御に決まり}

「……殺意が芽吹きそう……メルフィー、折らして」

「だ、ダメですよ!!苦労して契約したんですから!」

「そんな神剣、誰も望んでないんだよ!!」

{なんやと!?おんどれ、いくらメルさんの想い人だからゆうてな……言っていいことと悪いことがあらぁ!!}

「うるせぇ!俺はガキの頃、ヤっちゃんに追い回されて誘拐されそうになったんだよ!!」

 

 

 

 

そう……

 

忘れもしない、あの夏の一夜………

 

 

ドアに鍵を差し込んだ所で、意識に薄くなる薬を嗅がされ連れ去られた。

運よく警察が見つけてくれたが、一歩間違えば人質になっていだろう。

 

 

 

 

――――原因が、親父が借金の担保に俺を……うあぁあぁ!!!今思い出してもむかつく!!!あ〜クソ親父ィ!!!

 

 

 

 

 

 

{1人で何妄想してんねん}

「メルフィー!この道に足を踏み入れたら抜け出せなくなるぞ!!いいのかよ!?」

「そ、そんなことはないですよ……だって、この力は……え、と……」

「なんだ?その力はなんだよ?」

{鈍いやっちゃなぁ!一途で可憐なメルさんは、お前のためにワテと契約した!!それぐらいわかれバカモンが!!}

「俺のため……?」

「牢獄!言っちゃダメって言ったでしょ!!」

{メルさん!こんな冴えないニブチンヘタレ野郎、メルさんには似合いません!!どうかお考え直しを……}

「うるせぇ。お前にそこまで言われる筋合いねぇよ」

{おんどれは黙っとき!!}

「……」

 

 

 

 

 

メルフィーは黙って俯く。

俺とキュリアは目を合わせて、首をかしげる。

 

これだから【いたって普通の女性】はわからない。

 

 

 

 

 

「だって……」

「うん」

「いつでも隣にいたいじゃないですか……」

「「………はぁ?」」

 

 

 

 

俺とキュリアは同時に呆けてしまった。

いつでも隣にいたい?

 

だから神剣と契約?

 

 

 

 

 

{メルさん!!やっぱワテこいつ気に入りませんわ!!メルさんの思いを込めた一言を、はぁ?ってなんすか!!許せますかコレ!?}

「しっ!じゃ、ケガも大丈夫そうだし、お大事に!!」

 

 

 

 

 

 

逃げるように去っていくメルフィー。

残ったのは、俺と同じく疑問符を乱舞させるキュリアだけ。

 

――――なんだったんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「牢獄……」

{メルさん……ワテ、我慢なりまへんわ。こんな曖昧な関係でいいんですかい?}

「……」

{そこまでして、あの男がいいんですかい?ワテには、どこにでもいるような男にしか……}

「牢獄は会ったばかりでわからないの。彼の良さが」

{……そういわれても……}

「いつもはあんなに幼くて一直線な少年なのに、なぜかすごく頼りになる」

{………}

「何回も死と隣り合わせたのに、あんなに幸せな笑顔を振りまける。それって、すばらしいことだと思わない?」

{……メルさんは、メシフィアさんと敵対してた時、笑えなかったんですかい?}

「うん、一回も………。なのに、彼は兄を奪われても、仲の良かったスピリットを殺されても、あんなに笑える。とても強い」

{……わかりやした。ワテもしばらく様子見とします……}

「ありがとう。そういうところ、好きよ牢獄」

{く、あっ……照れますさかい……止めてくださいな……}

「ふふ、それじゃ、メシフィアに挨拶してこよっと!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おう、キュリア。いい考えがあんだけど」

「なにかしらね」

「今、俺もメシフィアも戦闘不能だろ?指揮系統がないのは辛い」

「それで?」

「これをつけろ」

 

 

 

 

 

タラララッタラ〜〜♪

 

エクステ&覆面〜〜

 

 

 

 

 

「……これは?」

「それをつければ、お前も女になれる!!」

 

 

 

 

 

ズゴッ!!

 

黄金の右が入った。

さらに、太ももの上に足を乗せられ、その勢いを殺さず右ひざが俺の顔に………!!!

 

シャイニング・ウィザード………

 

 

きりもみながら、俺の体は壁に激突してクレーターを生み出す。

 

 

 

 

 

 

「がはぁ……」

「これは………?」

「そ、それをつければお前も女に……ゴプッ!!」

「それはもういいのよ」

 

 

 

 

 

顔面、鼻にストレート直撃。

これ……けが人にすることかよ………

 

 

あの人事に電話するぞ………

 

最近、エトランジェの扱いが酷いんですって………

 

 

 

 

 

「でも、得物でわかっちゃうんじゃないのよ?」

「その言い訳は、前の戦闘のせいで腕の感覚が鈍いんだって感じで」

「……ま、いいよそれで。でも、あんたってほんと戦いを呼び込むよね」

「ぅ……ゴメン……」

「落ち込まないの、らしくない。あんたには責任とってもらわないといけないのよ………」

「え?」

「……これでも、怖いんだから。あの組織と敵対しちゃったし……あの人に狙われたら……」

「……平気だよ」

「え?」

「だって、俺がいるよ。お前がピンチになったら、俺がなんとかしてやるって♪その、お前が怖がってる人も、なんとかしてやる」

 

 

 

 

キュリアに、曇った顔は似合わない。

さっきの冗談と違い、今度は心の奥底の傷。

 

これを見分けられないほど、俺はバカじゃない。

 

 

 

 

 

「………」

「キュリア、俺はいつまでも待ってるから。お前が、俺を好きになってくれるの」

「!」

「そしたら、お前のこともっと聞かせてくれよ」

「あら……本当に聞きたいのは別のことじゃないのかしら?」

「いいよ、そんなのキュリアの後で。殺伐とした組織のことより、キュリアのことを、俺は知りたい」

「………うっわ、口説いてるよ〜」

「ああ、口説いてる。悪いか?」

「ええ、すっごく悪い。そんなだから、私は組織と敵対しちゃったのよ」

「なら、なおさら俺が責任取らなきゃ」

「ぜひとも取ってもらいたいのよね。親友として」

「あぁ。親友として、責任とってやるよ」

「バ〜カ」

「ア〜ホ」

 

 

 

 

 

キュリアはべ〜っ!と、舌を出して部屋から出た。

あ〜ぁ、なんか嬉しいじゃねぇか。

 

キュリアも、俺のこと親友だって思っててくれたんだ………。

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

それに浸る間もなく、襲撃の鐘が鳴る。

速く、多く……もう、ソスラス内にいるという、緊急警報だ。

 

 

 

 

 

 

 

「やっほ〜ケイタっ!」

「アエリア?」

「お見舞いにきたよ?」

「見ればわかる。でも、あいにくだが俺もお前も……」

 

 

 

 

ザプッ!!

 

俺がベッドから降りようとしたら、股の間に薙刀が振り下ろされた。

床に刺さる。

 

 

 

 

 

「傷口開いたらどうするの?大人しくしてて」

「………でも、メシフィアだって……」

「あっちは、同じくケガしてるレイナが見張ってるよ?」

「ちっ……」

「今回は、みんなに任せて?」

「……なら、ちょうどいい。話があるんだ」

「え?なになに?愛の告白〜?」

「………もっと、真面目な話なんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みなさ〜ん!?準備はいいですか!?できてないヤツはしばきますわよ!?オーッホッホッホ!!」

 

 

 

 

 

メシフィア(変装したキュリア)が電磁オフのムチをびしびし叩く。

その高笑い、ムチ……Sか。

 

 

 

 

 

「ね、ねぇメルフィーさん?」

「……言わないでください。私もわかりますから………」

「で、でもぉ……メシフィアさんて、あんな女王様だったんですか……?」

「今の今まで、親友の私は違うと思ってました……クォーリン」

「そこっ!無駄口叩くとムチで叩くわよぉっ!?」

「は、はい!!」

「はい、無駄口叩いたわね。そぉれぇっ!!!」

「ぎゃぁあぁっっ!!」

 

 

 

 

 

あぁ……

罪のない男兵士が、メシフィア(くどいようだが、変装したキュリア)のムチの餌食となっていく……。

 

傷つき倒れた兵士に、駆け寄っていくパートナーのスピリット。

兵士がははは、と笑うと、スピリットも微笑み返す。

 

 

 

 

 

「……いいですね、ああいうの」

「クォーリンも、憧れる?」

「はい……あぁ、あわよくばあの人と……はぅ……」

「……あ、あの?勝手にイッちゃわないで……困るんだけど……」

「はっ!?覗きましたか!?描写されてました!?文字にツラツラかかれてましたか!?」

「い、いや……作者が面倒(そんなことはない!)みたいで、書かれてなかったけど………」

「そこの妄想少女!!隊列を乱さない!!」

「は、はいっ!!」

 

 

 

 

クラスガアガリマシタ♪

 

純粋無垢なヒロイン⇒女王様気質のヒロイン?

 

 

 

 

 

「ま、ふざけるのはここまでみたいね」

「あ、戻った?」

 

 

 

 

 

メシフィアが、ムチをしまった。

代わりに、前の戦闘で体を痛めてるらしいので、弓を取り出す。

 

 

 

 

 

「ん……?」

 

 

 

 

メシフィアが目をこらす。

雪の大地を、みしみしと歩いてくる……数は、2……?

両方とも、黒い服を着て、片方は170、片方は180くらいの身長だろう。

 

 

 

 

 

 

「どけ。僕が用があるのは、大川啓太だけだ」

「お前は……っ!!」

「うん?どこかで会った事があるのかな?メシフィア」

「あ……」

 

 

 

 

やばいやばい、と口を閉じるメシフィア。

それをいぶかしげに見つめる大男。

大層な装飾のされた、貴族服を身につけている。

 

 

 

 

 

「俺はどうでもいいがな。そいつ、弱いんだろう?」

「だが、あいつは……シャルティを殺したんだ」

「……ま、いいけどな」

 

 

 

 

はぁ、とため息をつき腰に手を当てる大男。

僕と呼ぶのが【カクイン】で大男が【アレックス】だ。

 

両方、出雲ではかなり上層部にいた、実力者……!

 

 

 

 

「俺はどうせなら、ヴァルキュリアってのとやってみたいな」

「アイツは味方でもなければ敵でもない。無闇に交戦するのは得策じゃない」

「堅いぜカクイン。屈服させて仲間に引き入れようってのはどうだ?」

「あなたは本当に脳みそまで筋肉ですね。相手は第一位の神剣の契約者ですよ?僕たちがいくら束になっても、本気を出されたら負けます」

「そんなのやってみなけりゃわかんねぇだろ?ハハハ!!」

 

 

 

 

 

この2人の性格は知ってる。

こんなフザけたヤツだから、メチャクチャ強い。

 

啓太しかり私しかり。

 

おっと、今私はメシフィアだった。

 

 

 

 

 

「では、僕は啓太を殺しにいってきます」

「オウ、こっちは任せろ」

 

 

 

 

 

カクインが、突然生まれた黒いゆがみの中に身を投げようとした。

すかさず、カクインの足元へ矢を射る!!

足が止まり、私を睨みつけるカクイン。

 

 

 

―――男って単純ね

 

 

 

 

 

「………アレックス、気がかわった」

「やっぱお前も男だったってことだな。よし、あの女はお前に任せる」

「助かるよ。邪魔するものは容赦しない……っ!!」

 

 

 

 

 

今啓太のところに行かせたら、本当に殺されかねない。

アエリアだけじゃ、荷が重過ぎる相手だ。

それに、メシフィアのことがバレたら、こっちの士気はおそらくガタ落ち……良くて、混乱だろう。

 

 

 

 

 

 

 

「メシフィア……あの男に惚れたか?」

(変装は見抜かれてないみたいね……よぉっし)

「そうよ!!私は彼を愛してる!!」

「ふっ……なら、お前を殺せば啓太も苦しむことだろうな……」

「へっ……?あ、それはないない!だって彼には憧れの人が…!」

「一緒に異世界へ行ったくせに知らないのか?フラれたんだよ、ものの見事にな」

「……へ、へぇ、そう。じゃ、愛してないって言いたいなぁ………」

「おしゃべりはここまでだ……死ね!!」

「や、やるしかないわね……!!」

 

 

 

 

メシフィア(三度目の何たらで、変装したキュリア)が弓を構えた。

それと同時に、まるでゆがみをそのまま表現したような、禍々しいナックルをつけるカクイン。

 

はぁあぁ……と、静かに息を吐き、お互い間合いを取って…………

 

 

 

 

 

 

 

「やぁあぁッッ!!!」

「はぁあぁッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふん……俺の相手は女2人か」

「女だからってなめないでください」

「そうですっ!コウイン仕込みの体術と、キョウコ愛用のハリセンがあるんだからっ!!」

「……はっ、ハリセンか。そりゃぁいい!!」

 

 

 

 

ハッハッハッ!

 

高らかに笑うアレックス。

その隙をクォーリンが、一気に奪った。

 

懐に入り込み、槍を縦一文字に切り上げる!!

だが、軽くジャンプして後退され、アレックスにはかすりもしなかった。

 

 

 

 

 

 

「ほぅ……確かに、ナメてかからないほうがいいな」

「こっちこそ、これで決まってしまったらどうしようかと思ったよ」

「名前はクォーリンでいいか?」

「稲妻のクォーリン……でも、二度と呼ばせないからっ!!」

「クォーリン、援護するから、決めて!!」

「はい、メルフィーさん!!」

 

 

 

 

片方は詠唱、片方はその手に持った剣を振るう!

アレックスはにこりと笑った。

戦うことに、よほど愛着があるのだろう。

 

 

その得物である大剣は、傷だらけながらも刃は鋭く研がれ、本来の大剣の【叩き割る】ではなく【叩き斬る】にも十分対応できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

かくして、出雲の闇はソスラスの大地を覆うのだった―――――