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 ある昼下がりの午後。
 いつものエトランジェ三人組は、過去の思い出に浸りつつ、退屈凌ぎになる何かを模索していた。
 そして何故にか思い出されたある祝い方。三人はそれを訓練も兼ねて実行してみようと思い立つ。
 それは、これから始まる惨劇の幕開けに過ぎなかったのだ――!

 This is a nonsense story of a certain day.
 They were fights on survival by pies.
This fight was no aim and no mean, but they enjoyed this fights.
 Repeat; this is a nonsense story of a certain day.

「あー、暇よ暇。悠、何か面白い事ない? 十二回目」
「俺だって思いつかない。十二回目」
「俺もだ。十二回目」

 三十分経過。

「あー、暇よ暇。悠、何か面白い事ない? 十三回目」
「俺だって思いつかない。十三回目」
「俺もだ。十三回目」

 二十分経過。

「あー、暇よ暇。悠、何か面白い事ない? ……十四回目」
「俺だって思いつかない。 ……十四回目」
「俺もだ。十四回目」

 あまりの退屈さに三人、川の並んで馬鹿馬鹿しいやり取りを繰り返しているエトランジェが三人。
 昼食を終え、しばし後の昼下がり。たまに小鳥のさえずりが聞こえる程度で、あまりの静寂に光陰はともかく、他の二人は頭が狂いそうだった。

「光陰、アンタはなんか平気そうね……?」
「平常心だ。平常心。こういう状況に対応出来てこそ、真の――って今日子。何故そこでハリセンを出す?」
「いや、なんだか叩いてやりたくなったから」
「ま、待て待て。 ……さっきから何かいい匂いがしないか?」

 光陰のその言葉を聞き、悠人は僅かに上体を起こし、匂いを嗅いだ。確かに、何だか甘い匂いがする。

「そういやさっき、エスペリアとハリオンがケーキ焼くとか何とか言ってたな。そろそろ出来上がる頃合だろ」
「え、マジ!? やった!」
「あ、今日子、待て!」

 今日子と光陰が我先にと駆けて行く。
 悠人はやれやれ、とその後を見送り、やがて自分も起き上がって館の中へと走った。

   ***

「おお、やってるやってる」

 光陰と今日子、悠人が台所を覗き込むと、丁度エスペリアがスポンジを切り終わり、ハリオンがクリームを乗せに掛かっているところだった。
 新雪のようなクリームと程よく焼けたスポンジが互いにいい匂いを出し、館全体に漂っている。

「にしても、随分多いわね」
「皆で食べるにはこのぐらいの量が必要ですから。ヨフアルも焼いています」
「そういや、そうね。沢山食べそうな子もいるし……」

 台所の一端には円形のスポンジが三つほど積んであった。一つ一つも結構大きい。その隣には文字通り山のようなクリームがある。

「後はこれを乗せて…… 出来ました〜」

 クリームを詰めた袋を片手に持っているハリオンの前には、ケーキ菓子屋で売られているとの何ら遜色無い見事なケーキが出来ていた。丁寧に三段。苺もふんだんに使われ、見るからに美味しそうなケーキだ。

「ユート様、皆を呼んで来て下さいませんか? そろそろ出来上がりますので」
「分かった。じゃあひとっ走り行って来るよ」
「お願い致します」

 悠人の背中を見送りつつ、今日子は雪でデコレーションされたかのようなケーキを見て、ぽつりと漏らした。

「……そういや、パイ投げって光陰は知ってる?」
「お? 勿論知ってるぞ。パイを皆で投げあうって奴だよな。実際、あれはパイじゃなくて、紙皿に厚くクリームを乗せただけなんだが…… それがどうかしたか?」
「んー、ちょっとね。エスペリア、クリームの材料、まだ残ってる?」

   ***

 皆でケーキを食べ終わった直後。
 居間で再びのんびりとしていた悠人に、今日子はある事を訊いた。それは――

「は? パイ投げ?」
「そ。パイ投げ。もう準備は出来てるわよ。後は隊長様の認可が下りればいいだけ」

 今日子は帯電しているハリセンを掌で弄びながら悠人に許可を取ろうとしていた。悠人は僅かに怯えた表情でこくこくと頷く。

「パイ投げとは何ですか?」
「……」

 傍にいたエスペリアとアセリアに訊かれ、悠人は今日子を横目で警戒しながら、説明を始めた。

「パイ投げって言うのはな、パイに似せた、紙皿に乗せたクリームを相手の顔に投げ合う祝い方だよ。まあ、祝うっていうよりは『はしゃぐ』って言った方がいいかな。遊びに近いものがある」
「ほれ悠人。これが試作品のパイだ」

 ――と、丁度そこで光陰がクリームを厚く乗せた紙皿――パイ投げ用のパイ――を片手に一つずつ持って現れた。一つを悠人に。もう一つをアセリアに手渡す。

「これを、顔に投げるのか?」
「そう。そうやってクリーム塗れになった相手の顔を――」
「ん」

 ――バァン!
 アセリアの手が動き、その手に持っていたパイが悠人の顔面に直撃した。始まってもいないのに早速クリーム塗れになった悠人を見て、アセリアはこくりと頷く。

「ユ、ユート様!」
「……面白い」
「ア、アセリア、まだ始まってない……」

 エスペリアの叫びと悠人の嘆きを無視し、アセリアは満足げに席に着いた。
 熱い手拭で白くなった顔をせっせとエスペリアに拭き取られつつ、悠人が立ち上がった。手に持ったままだったパイをテーブルの上に置き、説明を続ける。

「――まあとにかく、今のアセリアみたいにパイを相手の顔に投げて、クリーム塗れになった相手の顔を笑いあうんだ」
「食べ物を粗末にするのは良くないと思うのですが……」
「そんなの気にしてたら駄目だって。エスペリアだって、本当は暇を紛らわす為にさっきのケーキ、作ってたんでしょ?」
「そ、それはそうですけど……」

 今日子に図星を指され、うろたえながら答えるエスペリア。どうも煮え切らない態度に、今日子は手を打った。

「そこまで言うんだったら、訓練も兼ねましょ。なるべく多い人数、広い範囲で、点数制にする」
「それなら賞品も欲しいな」

 光陰の余計な突っ込みに、今日子は、そうね、と呟いて―― 悠人を一瞥した。

「じゃあ、得点で一位になった人には賞品として『悠人とのデート権』ってのはどう?」
「はあ!? ちょっと待て!」
「待たない。じゃあ各自、とにかく沢山参加者を連れてくる事。バトルロイヤルなんだから、多ければ多いほど楽しいわ」
「……分かりました」
「任せろ」

 何やら決意を秘めた表情でエスペリアが。いつもの無表情でアセリアが去っていく。分かったじゃないだろ、と悠人は突っ込みたかったが、どうせ無駄だろうと思ったのと、相変わらず後ろ手に帯電したハリセンを持っている今日子が居たので止めておいた。
 彼は後に、この時の判断を後悔する事になる――

   ***

 おおよそ三十分後。

 俺が自室で頭を休めている間に、居間にはかなりの人数が集っていた。
 アセリア、オルファ、エスペリア、ウルカといったスピリットの皆は勿論、発案者である今日子と光陰。それに時深やヨーティアやイオやレムリアや佳織や瞬やクェドギンまで――

「――ちょっと待て?」

 今、誰がいた?

「悠人君の心の叫びのようなものを感じまして……」
「ユート君、やっほー」
「いやアンタらじゃなくて…… パイ投げなんていう比較的平和な行事に一体全体どこのどいつがあんなイレギュラーを召喚した?」

 誰に呼ばれたか参加している時深とレムリアに突っ込み、ちらとそれらを見た。居間の端っこ。そこには何でか、光陰に宥められつつ、ヨーティアと火花散る視線を交わしているクェドギン―― それと、佳織の傍に立って離れない瞬がいた。

「なんだエトランジェ。私が参加するのがそれほど気に食わないか?」
「佳織が参加するんだ。賞品は願い下げだが、それでも僕が参加するのは当然だろう?」

 頭痛を覚えつつ、俺は二人から視線を逸らした。落ち着け高峰悠人。これは何かの――作者の気の迷いだ。心頭滅却すれば火もまた凉し。単にやせ我慢のような気がするが―― それでいい。それでもいい。いちいち構っていたら身が持たない。確実に。

「お兄ちゃん、大丈夫?」
「ああ…… 大丈夫だ。多分」

 何故かこの場にいる佳織に励まされつつ、俺は顔を上げた。
 丁度、一段高い壇上に立って、演説宜しく今日子がルール説明をする所だった。

「今回のパイ投げonサバイバルゲームは賞品アリの得点制! 当てれば一点、当てられたらマイナス二点。上手くやれば逆転のチャンスもあります! そして最高得点者には何と! 我らが悠人隊長と一日誰にも邪魔されずに過ごす権利――いわゆるデート権が与えられます!」

 ――それはデートとは呼ばないんじゃないのか? そう思いはしたが、その突っ込みはしない。

 賞品の反応は大きく三つに分かれた。
 ネリー&シアーやオルファのように単純に嬉しそうな顔をする者。
 エスペリアやヘリオンのように何だか秘めたる決意を持っていそうな者。
 最後に、光陰や瞬、クェドギンなどの無反応―― 特に上げた内二名は仮に一日中一緒に居たいと言われても、可能な限り俺の方から願い下げたい。

 皆の反応を見て、今日子が説明を続ける。

「バトルロイヤル形式――とにかく自分以外は基本的に敵と思って良し! ただし同盟を組むのはアリね。最後に一つだけ注意点! 各自、特殊な能力は使っちゃダメよ! 特に防御系とサポート系の技! 使ったが最後、引っ込みが付かなくなるからね。 ……よーし、制限時間は今から三時間! 始まってから五分後にパイ投げ解禁よ!」

 全員が時計を一瞥する。今は二時半刻。静寂が満ち、今日子は全員を見渡して―― 言った。

「――とにかく投げろや。 レディー…… ゴー!」

 その号令を待って、全員が、ばっ、と一瞬で館のあちこちへ散った。
 俺はやれやれと息を吐く。こうなったのは許可を出した俺の責任もある。ならば最後まで付き合うしかないだろう。
 周囲を警戒しつつ、俺は居間を出た。

   ***

 ――五分、経過。

 俺は今日何度目かの溜息を吐き、ベッドから腰を上げた。参加している面々からして、溜息なんか吐いていられるのは今だけだろう。
 今、俺がいるのは自分の部屋だ。下手な場所よりもここのが何倍か安全だ。入った時に一応チェックはしたが、誰も入った様子は無かった。

「なんでこんな事になったんだか――」
「ユート、覚悟ぉ!」

 ――威勢のいい声と同時に響き渡る硝子の破砕音。そして、日の光に当てられて輝く硝子片と共に部屋に舞い込んでくる緑の髪の少女――ニムントール。取り敢えず、ここは逃げるに限る――!
 俺が素早く床を転がると同時に立て続けに飛来するパイ、パイ、パイ――! べちゃべちゃべちゃ、とかなり情けない音を立てながら、それでもその軌跡は確実に俺の顔を狙いに来る。 ……不味い、当たる!
 咄嗟にこちらからもパイを投げ付けて、二つのパイを空中で相殺。飛び散るクリームに躊躇する暇はなく、俺は扉をぶち破るようにして部屋を転がり出た。素早く身を起こし、背後からの攻撃に備える!

「貰ったぁ!」
「――ちっ!」

 相殺にとパイを投げる。二つを相殺し、残りの二つを転がって回避。瞬間的に身を起こし、咄嗟の判断で手近な窓を突き破って外へ脱出した。と――

「ユート様、失礼します!」
「えい」
「ぬお!?」

 半瞬で下がった俺の頭上を二つのパイが素通りした。攻撃者は真正面。ヒミカとハリオンがパイを手に、俺の眼前に立ちはだかっている。彼女らの曇りない宝石のような瞳が、俺を射抜いていた。

「もう逃げられませんよー? おとなしくパイを受けてくださいね?」
「くっ……」

 警告するハリオン。じりじりと後退する俺に、容赦なくヒミカがパイを振り上げる――!

「もらっ――」
「た――!」

 先程俺が突き破った窓から飛び出してきたニムントール。そのパイがヒミカの顔面を掠める! 咄嗟に投げ返すヒミカ。しかしその先にニムントールの姿も、勿論、俺の姿も無い。二人並んでとにかく逃げる――!

「――待て!」
「べーっ、だ! 誰も待たないよ!」

 パイ片手に追い掛けてくるヒミカとハリオンをニムントールが挑発する。そして不意に俺を一瞥し、

「――今回は失敗しちゃったけど、次は絶対当ててあげるんだからね! 覚悟しててよ、ユート!」

 そう言って俺を草むらの中へ突き飛ばした。そのまま脇目も振らずに駆けて行くニムントール。その後を追っていくヒミカとハリオン。
 そして三者の間で繰り広げられる攻防を脇目に、俺はいそいそと窓から館の中へ戻った。 ――あ、ヒミカにパイ命中。

「ふいー、助かった……」

 窓の向こうから響いてくるヒミカの怒声を遠くに聞きながら、俺は額の汗を袖で拭う。
「……見つけました」

 不意にそんな声がしたので、咄嗟に声の方向を向く、すると何時の間にか真隣にセリアの姿があった。パイを構えるでもなく、ただ自然体でそこに立っている。確かセリアも参加はしていたはずだが……

 俺はやや警戒しつつ、訊いてみる。

「セリアは参加しないのか?」
「私はアセリアに強引に連れてこられただけです。そもそも、賞品にあまり興味が無いので」
「そうなのか。それはそれで寂しいけど…… まあ仕方ないか」

 セリアの最後の言葉に何だか無性に寂しさを覚えつつ、俺は腰を上げた。ここに長居するのは不味い。誰が襲ってくるか分からないからな。

「……何処に行かれるのですか?」
「んー、取り敢えず居間にでも隠れてみるかな。上手く行けば誰も気付かないだろうし」
「そうですか」

 踵を返し、セリアに背を向ける。
 次に会った時、果たしてクリーム塗れになっているのはどちらなのだろうか?
 そう思うと、何だか無性に――

 ――べしゃ。
 俺が後ろ手に放り投げたパイが飛来したパイと相殺され、クリームが飛び散る。

「――やっぱりそう来やがりますか!」
「――ユート様、覚悟!」

 セリアが一瞬で距離を詰める。鮮やかに髪を翻らせつつ、パイを持つ手が旋回。紙一重で回避し、跳んで距離を離す――!

「賞品に興味は無いんじゃなかったのか!?」
「全く興味が無いとは言っていません! 『あまり』無い――そう言っただけです!」
「――くそ!」
「逃げ道と切り札は常に用意しておくものですよ! アセリア!」

 そうセリアが声を掛けると、廊下の先からアセリアが顔を出した。俺は思わず立ち止まり、二人に挟まれるという最悪の戦況になる。

「私はヘヴンズソードで行きます! アセリアはフューリーで!」
「任せろ」

 二人が同時にパイを手にする。流石は同期。行動に一部の乱れも無い。
 じりじりと距離を詰めてくる。セリアは左。アセリアは右。どちらに突破しようとも背後からの被弾は免れまい。

「大人しくクリームに塗れて下さい!」

 ――不味い、殺られる!

 そう思った、その瞬間だった。

「ユート様!」
「――ちっ!」

 爽快な音楽をBGMに壁を突き破って登場したファーレーンのパイがセリアの足元に炸裂――! 飛び退いたセリアの脇をすり抜け、ファーレーンと共に廊下を駆ける!

「――待ちなさい!」

 セリアの怒声を背中に受け、速度をさらに増す。何か似たような光景が数コマ前にもあったような気がするが、あまり気にしている余裕は無い。
 角を曲がり、窓を突き破り、また戻り、扉を突き破り、とにかく逃げる――!


 気付けば、俺はまた自分の部屋に戻ってきていた。

「はあ、はあ、はあ…… ここまでくれば大丈夫だろう。さんきゅ、ファーレーン」
「いえ、その、お、お礼には及びません。当然のコトですから」

 ふう、と息を吐き、額の汗を拭う。

「ファーレーンは何で俺を?」
「私はその、賞品に興味がない訳じゃないのですが、何というか、あまり本気になれなくて……」

 答えにはなっていなかったが、まあ俺はそんなファーレーンの言葉を受けて、いそいそと彼女から離れた。

「ユート様? 何故そんなに怯えて?」
「いや、そんな感じの台詞には先程聞き覚えがあるというか、何というか。まあ、やっぱりありがとう、ファーレーン」
「いえ、そんな――」

 ファーレーンの言葉は、扉が吹き飛ばされる轟音にかき消された。
 そして舞い上がる木屑と粉塵。その中から現れる三体のスピリット達――!

「あ」
「うげ」

「――見つけましたよファーレーン!」
「お姉ちゃん!」
「あらあら〜」

 現れたのは言うまでもない。妙に気合の入ったエスペリア、ニムントール、ハリオンのグリスピ三人同盟だった。
 エスペリアはびっ、とパイを持った手でファーレーンを指し、睨み付ける。それから高らかに言い放った。

「姿を見ないと思ったら、こんな所で一人だけポイントを稼ごうなどと謀るとは…… 卑怯千万! 退治して差し上げます!」
「――覚悟ぉ!」

 ニムントールが駆ける。制裁の一撃が、咄嗟に回避したファーレーンの頬を掠める。すぐさま襲い来る第二撃。ファーレーンは反撃の為にパイを持って構える――!

 豪快な破裂音に似た衝撃音。
 飛び散るクリームの中、ニムントールのパイがファーレーンの顔面に一分の手加減もなく、叩き込まれた。

「このこのこのこのこの」
「えいえいえいえいえい」

 地に伏したファーレーンの上に、ニムントールとハリオンのパイが降り注ぐ。

「これが抜け駆けを行った者の末路です! ほーっほっほっほっほっほっ!」

 ファーレーンの白い墓標をバックに怪しく笑うエスペリア。嗚呼、全国のエスペリアファンの方ごめんなさい。


 ――さて、どうする?

1.逃げる。
2.逃げる。
3.逃げる。

 ――よし、ここは二番を選択すべきだろう。
 素早くそう決めた俺は、最初にニムントールが突き破って現れた窓から飛び出した。

「待ちなさいユート様!」

 エスペリアの怒声を受けて、俺は逃げる速度を上げる。そして俺は心に誓った。
 ファーレーン、お前の死は無駄にはしないぞ、と――


 This is a nonsense story of a certain day.
 They were fights on survival by pies.
This fight was no aim and no mean, but they enjoyed this fights.
 Repeat; this is a nonsense story of a certain day.

 [Aselia of the eternal ~Spirit of eternity sword~] nonsense story [パイ投げonサバイバルゲーム]
 Chapter.01 開戦 ~Open War~

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