スピリット - The Spirit -
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スピリット(神剣精霊) - The Spirit -
永遠神剣を保持し、それを駆使して驚異的な戦闘力を発揮する女性個体の種族であり、その中で五つの色を有している。

スピリットはソーン・リーム中立自治区の『はじまりの地』と呼ばれる永遠神剣第二位『再生』が存在する場所で生成され、誕生と同時に永遠神剣と共に大陸各地に転送される。
スピリットはロウエターナルが仕組んだ計画の為に生み出された存在である。
そのために転送先は意図的に操作されている。
それを保持する人間はその事は知らず、転送当時の自我が確立していないスピリットを私欲で教育をする為に自我が希薄となり、闘う度に徐々に永遠神剣に乗っ取られるのである。

悠人たちがアセリアと触れ合っていく事でスピリットたちは自らの自我を確かにしていき、永遠神剣の呪縛から開放される日が来るかもしれない。
 
スピリットの色 - Spiritual Colors -
スピリットは必ず四色のどれかを持ち、青のスピリットは水、緑は樹木、赤は火、黒は夜の妖精と言われている。
色を持つスピリットたちは身体のどこかに色を象徴させる部分が存在し、瞳や髪、肌の色に現れることが多い。

建築物に『属性支援施設』というのがあり、属性支援施設が設置された場所ではその属性の色を持つスピリットのみの力を増加させる。

希少な白スピリットというものも存在し、全ての色の属性を有している。
白スピリットは元々オルファリルがリュトリアムとして設置されていた時のみに発生していた属性で、時深が連れ去った後に設置させたリュトリアムのコピー体、リュトリアムUからは四属性のものしか生まれなくなった。
故にイオの存在時間の実は相当な年齢なのである。
古代戦争の時に特に強い一体だったイオは仲間のスピリット達と戦おうとしたが、全ての記憶を失わされて眠りにつかされる事となった。
前回四神剣の勇者が揃った時に神剣の力を感じて目覚めそうになるも、目を覚ますには至らず、今回の四神剣の目覚めと共に覚醒しする事となった。
 
ハイロゥ(光輪) - Halo -
スピリットたちが神剣とリンクして戦闘態勢に入った時に現れる現象。
戦闘を行う時に周囲のマナの力を利用して神剣魔法を使ったり、筋力を強化して剣を振るうことをする為、その瞬間瞬間に身体を再構成している。

呼吸をするようにマナを身体に吸収してエーテル化、マナ化を繰り返す時にそのインターフェースとなるのがハイロゥである。
青と黒スピリットは力の流れが放射状な為に自分の後ろに羽根という形で発現する事が多く、赤スピリットは力が螺旋、円の動きな為に自分の周りを回る球体という形で発現することが多い。
緑スピリットは力を集中させて一枚の円盾型に発現させる事が多く見られる。
だが実際は訓練次第で赤スピリットでも羽根ハイロゥを発現させたり、青スピリットでありながら円盾ハイロゥを発現させる事が可能である。
自我が薄ければ薄いほど、それを行うことが出来る可能性は高まるも、代わりに元々の能力は少し薄れてしう。
各国が戦争の準備を行っている状況の時には珍しく、手間が掛かる育て方をやる余裕は無い。
 
スピリットの生活 - Life of Spirit -
スピリットは大陸全体でも人間と比べて非常に少なく、死と破壊の象徴として忌み嫌われている。
殆どの国で軟禁生活を強いられ、訓練と教育を受けたスピリットは人間に全く逆う事は無い。
不思議な事にこの事を疑問に想うスピリットも人間も皆無であり、何故そうなのか?という疑問もあまり発生しない。
人間から見るとスピリットたちは道具であり、兵器である。スピリットたちは国家の重要財産である為に一般人は手を出せないが、出したら大抵の場合は極刑が待っている。

体調管理などはスピリット隊の隊長が努め、スピリットたちは普通に生活しているものの、戦闘時以外は訓練ばかりの毎日である。
スピリットによっては戦術訓練や教育(優秀な兵器となるように)も行います。

スピリットの館にはそのために軍からの出向の人間も存在し、スピリット隊を任されることは名誉というわけではない。
最前線で指揮を取り、失敗したときは真っ先に責任を取らされるからである。
戦闘でスピリットを失ったりしようものなら隊長の首が飛ぶことも少なくなく、それだけに隊長や軍からの出向組は必死にスピリットたちを訓練するのである。

スピリットたちは食事も自分たちで作り、食材の買い出しも自分たちでやらされる。
市場で軍の請求書にサインしてもらう事で商店は国からお金を得られるのだが、そのプロセスは面倒で時間がかかるため、市場の人々はスピリットたちとの取引を快く思わない。

隊長や出向組の人間たちは食事は人間が作ったものを食べる。
食材や調理法は全く同じなのだが、人間からすると「スピリットたちの食事は食べる物ではない」という差別意識を強く持っている。

ラキオス王国のスピリットには訓練後の入浴が義務づけられており、スピリットたちの肉体は人間よりも疲れが溜まり易いためである。

他国は館もいい加減に作られるが、ラキオス王国の館は建築家が予算の限り趣味にこだわって作ったために居住環境は良い。
浴場も数人が同時に入れるくらい広く、綺麗な浴場となっている。

自由時間も存在し、k隊長がサボりたい時は自由時間になりがちである。
その時間をスピリットによっては小さな趣味に使うこともある。

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