ダーツィ大公国 - Darxtuxi Grand Duchy - | ||||||||
オリジナル設定 | 登場人物 | ||||||||
国土としては大国ながらも何かに突飛したモノを持たない綜合的には小国である国。 近年、勢力を伸ばしている帝国と早々に軍事同盟を結び、安全を図ろうとするも対等関係になっているかは甚だ疑問は残る。 領地が広いダスカトロン大砂漠に隣接し、土地のマナは少ないことも相まって国力は衰退の一途を辿っている。 現在は帝国やリレルラエル三国からバーンライトへの貿易中継点としての利益が専らの財源である。 この国は王位継承戦争の際のイースペリアの建国に触発されて建国された国であり、あまりの突飛な建国のために国自体の地盤は脆い。 スピリットは比較的に多いものの、何処かに攻め入るだけの戦力自体がなかった。 精々山脈を挟んだ隣の町、ラースに進軍するぐらいしかできない。 それでもラースはマロリガンやデオドガンとの貿易拠点となるので、国としては美味しいモノに手が届くモノ。 幾度となく交渉や侵攻するも、全てにおいて防衛に特化させえているイースペリアのスピリットを打破出来ないでいた。 政治はイースペリアに触発されて建国しただけはあり、また建国当時はゴタゴタしていたことも相まって王は存在していない国である。 複数の貴族の政治家たちの上に長を、つまり元首や大統領と言えるまとめ役が一人存在させているという、マロリガンの議会制政治に近いカタチを取っている。 イースペリアのマリア女王の出産を期に、ラースへの大規模なスピリットの侵攻を計画。 その足がかりとなるために、過去に達成されなかったミライド山脈にいるという魔龍シージスの討伐を敢行し、ついに討伐成功する。 膨大なマナが手に入り、即座に全てのマナを軍事転換(癒着あり)してスピリットの強化に走る。 イースペリアでも大規模な動きには即座に察知され、両国間の均衡の糸がいつ切れてもおかしくはない現状となる。 |
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オリジナル設定 | ||||||||
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ミライド山脈に生息している赤の属性を持った龍。 元々はサードガラハムような容貌をしていたが、今では炎を纏った細身の龍身となっている。 古代戦争時の大規模なマナ消失により、シージスの住処一帯のマナが消失したために自身の身体のマナを用いて拡散を防いだ。 しかし、消失した領域範囲は広大であり、自らの肉体を構成しているマナを全てを用いなければならないほどであった。 その結果、シージスは肉体構成を失い、自身の意識体のみで中身がほぼ空の肉体を維持する事となった。 その方法自体はエターナルのような概念存在ではあるが、器自体に注がれているマナの量は微々たるもの。 それでもその皮膚は強固に出来ており、突破されない限りはこの世界のスピリットが叶う相手ではない。 この世界では龍によって負傷されたスピリットは治癒し難いと言われている。 それは龍の存在マナ、つまりこの世界での固着率が膨大であるために、傷つけられた肉体は“傷つけられた”という現実の認識固着によって治癒するという現実の肯定を打ち消すためである。 シージスは存在マナ自体は変わらないものの、今や自身の“この世界で存在していることの固着”にほぼ全てを費やしているため、傷を負わされても治癒の遅延は起こらない。 ミライド山脈全体を覆う金色のドーム状のフィールドは、ミライド山脈自体を基点としたマナ消失地帯の管理拠点としているためである。 マナが希薄なマナ消失地帯のマナをフィールドそのもので操作し、拡散防止とともにこの地の再生のために実験を行っている。 山脈に点在している緑地は、実は実験の最中である。シージスは魔龍と言われているが、その実はこの地の再生をしようとしているこの世界にとってのまさに守護龍であった存在である。 魔龍と呼ばれている所以としては、本来の門番としての役割から離反し、マナ消失地帯の管理に回った事による改名に近い。 実際、これは文献からもじられただけであるも、以後の事象によって魔龍の意味は大きく変わる事となる。 |
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ダーツィ領最南端のダスカトロン大砂漠にそびえ立っている山脈。 元々はイースペリアに跨るアト山脈系列の山脈であるのだが、古代に発生したダスカトロン砂漠発生の原因となるマナ消失によって外見上分断されてしまった。 この地方の古代当時にはミライドという龍が存在していたために、分断された事によってこの地方ではミライド山脈と言われるようになったのである。 その証拠に、ミライド山脈の南西部にはミライドが住んでいたと言われているミライド遺跡が今のなお残っている。 砂漠化と近年の拡大によってミライド遺跡を訪ねる者は皆無となり、今では砂漠に存在する乾いた山々と化しているはずであった。 しかし、マナ消失時よりミライド山脈北部地下で生き延びていたシージスによってダスカトロン砂漠の緑化実験場となっていた。 山脈を覆うかの如く光のフィールドで砂漠環境を緩和し、内側の山脈内で長年試験運用が実施されていた事により、所々でマナの光を帯びた緑を見る事が出来る。 どれほど時間がかかるかは判らないが、将来的にはダスカトロン砂漠でも生息できる植物が発生し、砂漠を無くせるかもしれない。 だがそれもシージスが討伐された事により潰え、討伐された時の影響で山脈北部は沈没。 ミライド山脈自体の北半分を失った形となり、今度こそただの砂漠に存在している小さな山脈と化してしまった。 |
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登場人物 | ||||||||
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初登場時、フェリクスの訓練で死にかけていたスピリット。 その後、ダーツィ討伐時に死亡した。 エメラルドグリーンの瞳をしており、リアナとは同時に発見された双子の様な関係。 瞳の色をリアナと交換した様にも見えるので、双子と言っても遜色はなかった。 髪もリアナと同じく手入れをしていないポニーテールにした赤髪であったが、グレン(レイヴン)によって前髪に向かうほど扇状に広がるサラサラとした短い髪型となった。 死の間際に、つけていたエステルから貰った白いカーシェをリアナに渡した。 無垢でありながらレッドスピリットゆえの神剣魔法の多使用で、神剣に飲まれがちであった。 が、今では大人しい大人の性格を有し、最後にはオリジナルの神剣魔法『フレイムバニッシャー』を使用し、シージスのブレスを相殺させた。 永遠神剣 第七位 『悲壮(ひそう)』の所持者。 細長い鋭角三角形の双剣。中央が取っ手となっている。 悲壮とは、『悲しい中にも雄々しく立派な所がある事。また、その様』という意味があり、レイナは偶然か必然か、神剣の真名を下に死を遂げたのであった。 |
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藍色に近い黒髪にグレーの瞳をしている女の子。 グレン(レイヴン)の事が一目で気に入り、街中を連れまわす元気娘。 幼いわりに色々な事を知っており、たびたびグレンに知識を与えた。 幼いなりにもグレンの事を心配して苦悩し、わだかまりを解消できないうちに別れる事となった。。 |
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ダーツィ所属のスピリット訓練士をし、妖精趣味の噂が絶えない人物。 元々は高貴な貴族の息子であったのだが、絶縁状態にある。 茶色い外套をダボらせ、髪はボサボサさせている。 髪の毛は、表面的には何とも無いが、実はかなり後退している。 後頭部に大きな十円ハゲがあり、本人もかなり気にしている。 その後頭部から放たれるフラッシュは、エトランジェの攻撃精度すら大幅に低下させる効果があるとかないとか。 グレン(レイヴン)を訓練士として招き、一ヶ月で追い抜かれた事に意気消沈させる。 その後、グレンを避けるようになり、彼が去るまでその姿を見せなかった。 |
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