バーンライト王国 - Barnlait - | ||||||||
オリジナル設定 | 登場人物 | ||||||||
ラキオスと隣接し、建国当初より敵対関係にあり、帝国とは同盟関係というよりも傘下に近い国でもある。 北方の中でも上位に位置するスピリット保有率を誇るも、エーテル技術が発達していないために戦力にムラがある。 国内での生活水準はそれなりに高いが、生産性はエーテル技術の低迷で少し低めである。 それでも北東のラジード山脈に存在してるラジード鉱山より採掘され鉱物はサルドバルトのミスル鉱山には劣るものの高品質であった。 お陰で帝国方面からの鉱物の受注も多いため、財政的にはイースペリアに劣ってはいるが負けているという事もない。 バーンライトの建国の過程は王位継承戦争によって多大な被害を被る事となった貴族達が第一王子の支援を受けて独立した。 これは第一王子が第二王子の今後の監視と足止めのために利用したに過ぎないが、貴族達は不満のぶつけ所をラキオスとして得たのである。 第一王子が南方で統一活動を始めたのを期に、ラキオスの第二王子の行動を阻害するように東にバーンライトを建国。 第一王子の手引きとサモドア山脈、そしてリュケイレムの森という支援と地理的な要素で第二王子を後手へと回させた。 その結果、バーンライトは国家として完全に成立し、ラキオスとは完全に敵対する事となった。 ここでの誤算といえば第三王子、つまり帝国と関係を持ったが為に帝国を警戒するイースペリアの高水準のエーテル技術を手に入れられない事。 イースペリアは帝国を警戒し、バーンライトと手を組まずに敵対国家ラキオスと同盟を結んでしまった。 帝国もマナ関係の技術の提供は建国成立後は完全に途絶え、自力で技術研究をせざるえなくなり、現在の低迷へと至っている。 その後はイースペリアのエーテル技術を狙い、ラキオス領でサモドア山道と繋がっているラセリオのエーテル変換施設を狙う事となる。 無論、ラキオス国家そのものへの吸収も同時に企てている。 世代が変わる事によって、バーンライトの元の復讐思考も自尊心向上へと変わっていった。 それにより、より強力なスピリットを作り上げるためにラキオスへの固執も増している。 近年では、サモドアのエーテル変換施設を新たに設定した事で技術革新が行われ、スピリットの特別運用も検討されてきた。 しかし、南西方面に発生した飢餓の影響や、山道の封鎖によって著しい勢いの衰退が発生。 近年稀に見る大規模なラキオスとの激戦の連戦により戦力も大きな衰退をしてしまう。 ラキオスも同様であり、しばらくの間は冷戦となる事が予想される。 |
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オリジナル設定 | ||||||||
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イースペリア領のモジノセラ大湿地帯に存在しながらも、最東部の湿地帯はバーンライト領に属している。 そしてそこに存在している『龍痕の裂け口』と言われている天坑の内部に眠っている黒龍。 喋り口調は少々古風でありながらも男とも女とも言える声色を有している。 その四肢はシージスのよりも二周りほど大きく、本来在るべき姿なのである。 金色の瞳からは理知的な印象を色濃く与えるもそれに違わずかなり高度な知性を有している。 ラキオス北部のリクディウス山脈に存在しているサードガラハムと同等以上の力も秘めている龍である。 本来の役目を遂行する上でこの住処は何人たりとも近寄れない場所ゆえに肉体活動する理由も無く、永い間休眠していた。 それは初めての来客となるレイヴンとの接触によって活動を再開し、今までとは違った視点での活動基準を得る事となる。 元々人の言う事など度外視しても良いのだがクロウズシオンをレイヴンを見込み、協力姿勢を取っている。 その過程でバーンライトのマナ供給領域の維持やダスカトロン砂漠の拡大の遅延を受ける事となった。 |
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モジノセラ湿地帯東部に存在している直径が優に数kmに及ぶ底が見えない直下型の空洞。 古代においてサモドア山道を開通して地理の便を図ろうとラセリオ〜サモドア間の山道を開通した。 それに合わせてミネアからも途中の山道を合流させようと開通させる際に突然サモドア山脈西部で地盤沈下が起きた。 底が遥か彼方で何処までいけば下へと着くのかわからない程に深く、人々はそれをまるで龍の爪痕の様だと恐怖した。 その結果、この空洞はそのまま龍の爪痕の先にあると言われているバルガ・ロアーへと繋がっているのではないかという伝承となり、現代へと伝えられている。 そしてその伝承においてこの空洞を『龍痕の裂け口』として記し残されているのである。 実際には遥か過去にこの場所の地下で地下水脈の全盛期によって削られた空間がある。 その空間は水圧によって年月をかけて削られてゆき、地下水脈が減少した時にはその空間は巨大な空洞を化す。 強制的に削り掘られた空洞なため、空間の岩盤そのものの耐久力は極端に低く、天井からの崩落が幾度も続く。 そしてその穴はあと少しで地上へと突き抜けると言わんばかりに接近した時には既に耐久限界を迎えて落とし穴の如く地上へと顔を出す。 その規模は長い年月をかけて出来た空間容積によって変化するが、これに関してはかなり大規模な崩落である事は間違いない。 空いた空洞はその行程上で直下型となり、一度踏み入れればというよりも入る事すらままならないのである。 この現象は地上から見れば地盤沈下と言うには生ぬるい程に深い崩落と化す為、これによる被害者が出なかったのは一重に事象が早かった幸運である。 小石を投げ入れて深さを測ろうにも反響しないために知りようも無い。 これは最下層で流れる地下水とここの住まうクロウズシオンの寝息の轟音で相殺されてしまい、返り様も無い。 最下層では数kmにも及ぶ穴の大きさも一筋の光となるほど深く、こういった自然現象で発生した広大な穴をレイヴンは『天坑』と呼称をしている。 天坑そのものは実在しているため、あくまでもレイヴンによって命名されたわけではない。 クロウズシオンはこの天坑が生じるよりも以前より内部で休眠をしていた。 恐らく地下水道を通って適当なねぐらを探し、丁度良く空いたこの空洞内で身を休めていたのだと思われる。 |
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登場人物 | ||||||||
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バーンライトの戦術部門の高官。比較的穏健派に属する人物であるも、命令には絶対遂行する。 現在のラキオスとの関係を思案するも、帝国寄りであることが最大の難関である事に詰まっていた。 立派なヒゲに白の内服に青い上着をきた紳士服風、それを着物に近い服装をする。 ちなみに未だ独身である。 |
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バーンライト軍スピリット統括顧問。バーンライトでも有数の貴族の出であり、一人坊ちゃん。 ジェイムズを激しく意識し、何かと突っかかっている。お陰で才能もそこそこあるのに、あまり発揮されない。 全く頭の上がらない教育ママと箱入り娘の妻を持ち、ある意味大変な家庭を有している。 |
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バーンライトの技術士。若くして技術士となるも、バーンライトのレベルの低さのお陰で技術力の才能が生かし切れていない。 少し直情的であり、なおかつ強く押されると腰が砕けるタイプである。 |
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バーンライトの技術士。技術士なのに筋肉質の身体を有している。 ラジャオンの師であり、少し豪快な面もあってラジャオンの頭痛の種とする人物でもある。 また、いちいち豪快な説明にラジャオンが着いていけないのもレベルの低さの要因でもあった。 |
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薄い褐色の肌に短く切り揃えられた黒髪。基本的にしっかり者だが、妙な所が抜けている。 元々城内のジェイムズの世話係の一人だったが、レイヴンに引き抜かれて秘書となる。 デオドガンに住んでいた一人の女性に恋をしたバーンライト貴族の男との間に生まれた一人娘。 才能はあるも日影続きであったが、今回を期に才能を開花させる。 |
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